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映画【アイスクリームフィーバー】を観た日のこと。感想。

 アイスクリームが少し溶け、やわらかくなった部分をすくって口に入れる。甘さが痺れるように広がって、それは日常をほんの少しだけ忘れさせてくれる。私にとってアイスクリームはひと時の至福の時間です。

こんにちは。ロイ未来です。

映画【アイスクリームフィーバー】を観ました。
きっかけは、無性に映画の予告ムービーに惹かれたからです。
画面に広がるカラフルな色彩の世界観が刺激的でした。

映画を観る前に、原案となった川上未映子さんの短編小説『アイスクリーム熱』を読んでみたら、まあ面白いこと。
原案の小説は、わずか数ページで(数ページでなんであんなにも感情を揺さぶられるんでしょう。川上未映子さんの小説、私は大好きです)
それが、映画の長さになるとどんな話になるんだろう?と興味が湧きました。

そんなわけで、うだるくらい暑さを感じる夏まっただ中、涼も求めて映画館へ。結論。
おもしろかった〜。何がって、ストーリーはもちろんのこと。カラフルな世界観が良すぎたんです。音楽も魅力的でした。
全てがセンス良すぎない?ステキ、ステキ。
全てを写真で一枚一枚切り取りたいくらい絵になる映像が詰まった創造豊かな映画でした。

美術・音楽など文化的側面がずば抜けて良かった映画ですが、それだけでなくちゃんと心に響くストーリーもよかったです。
4人の女性たちの物語。
いろんなキャラクターが出てくるので、誰かしらに自身を投影してしまします。私は彼女たちが内面で抱える繊細さや生きづらさに共感しました。
そして彼女たちやその周りの繋がり。見えないけれども、確かに愛が流れていること。人を繋いでいく優しさ。

小説とは、だいぶ印象が異なるイメージでしたが。小説のテーマとなってる
部分もしっかり残っていました。

何より世界観がすごく良かったのです。ファッション・音楽・美術全て。
昔の文化と現代の文化が融合して、新しい世界観が生み出されている感じ

映画【アイスクリームフィーバー】私は個人的にとても好きな映画でした。今回撮られた千原徹也監督がまた作品を創ったら観に行きたいと思います。

たくさんの刺激をもらって、帰る頃には足取り軽く。
暑さ吹っ飛んだ一日となりました。

あっ!でも映画見終わった後、無性にアイスクリーム食べたくなりました〜。

ロイ未来


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