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日本人が英会話が苦手な理由

今年49歳ですが、人生の半分をアメリカで過ごして思いました。
日本人が英会話が苦手な理由はこれら4つ。

  1. 英語をしゃべらない

  2. 理想の英語像がネイティブレベル

  3. 初対面の人との雑談力がない

  4. 英語を学ぶ理由が不明確

でも、これらを克服していく努力をすれば、必ず苦手ではなくなるはず。

アメリカで働くことを夢みる人、海外挑戦をあきらめてしまっている人に読んで欲しいです!! 

1. 「しゃべれない」のではなく、「しゃべらない」

これは根本的な問題ですが、しゃべろうとしない人が多い。
理由は「英語がダメだから」 

僕もアメリカで生活してなかったら、そう言ってるのかもしれませんね。

日本で困った外国人に遭遇したり道を聞かれたとき。。。そんな時に立ち止まって話しを聞いてあげられる人が何人いるでしょうか?

最初から英語がダメで話せないからというのは、言葉を発せられないと言っているようなもの。

これでは、進めません。

聞いた話ですが、中国人でよく外資系ホテルの前に立って待っている人がいる。何をするかというと、外国人の観光客に対して無料で観光案内をさせてくれないかをお願いする。
そうすることによって、その中国人はタダで英語を話せるチャンスをもらえる。

そうやって英語を練習し、学ぼうとする。
このハングリーさは日本人も学ばないといけない。

ただ、日本人の多くは義務教育で英語は学んでいる。
だから、英語が知らないわけではない。
使うのが下手なだけである。

英語はあくまでもコミュニケーションのツール(道具)である。
正解、不正解はないので、まずは「話す」から始めよう。

2. 英語の理想像がネイティブ

英語を話さない理由として、英語はカンペキじゃないとダメだと思っている。海外に行った経験がないから、その英語は通じないと思っている。 

何のために何年も学校で英語を勉強したんですか〜??

理想の英語=バイリンガルの英語

バイリンガルの芸能人がテレビで英語をペラペラ話すシーンを昔から観ていたせいで、それに憧れ、それが話すべく英語だと洗脳されている。

だけど、言葉にカンペキって無い。
あなたの日本語は完璧ですか? 

もう一度。
英語はあくまでもコミュニケーションのツールです。

アメリカに住んでいると、いろんな人種の人が英語を話しているのをよく聞きます。いろんな発音やアクセントがありますが、みんなコミュニケーションをとってます。
「すごい英語だなー」というのもタマにありますよ(笑)。
でも、通じますよね。

しゃべらないより、伝えようと努力する方が価値ある行動ではないかと思う。発音とかネイティブに近いとかどうでもいいです。

私は16歳の時に初めてアメリカ人の英語に触れました。
20年以上アメリカで暮らしてますが、ネイティブのような発音にはなってません。LもRもいまだに聞きとれません。
日本語がネイティブなんで、英語はネイティブのようには今更なれません。

そんなことはどうでもいいです。
なので、私は英語でのコミュ力をあげる努力を常にしています。

みなさんも変な高いハードルは下げましょう。

3. 初対面の人との雑談力がない。

これを読んで頂いている方が英語を話すときは、「赤の他人」の場合が多いのではないでしょうか?

日本人として日本に生まれ、日本のコミュニティーで生活している場合は特定のにそうかと思います。
英語を話す必要がない、そして、英語を話す知り合い近くに存在しない。

英語を話す時は他人と話すことが多いんです。
では、英語を話す以前に、他人との会話が上手い方が英会話もうまいはず

いくら英語が得意な人でも、会話が上手いとは限らない。
アメリカ人でも会話が上手い人もいれば下手な人もいる。

生まれ持った性格も多少はあるが、練習すれば上手くなると思う。
初対面での雑談力にはテクニックがあり、学習と練習で克服できます。
(これは別の機会にまた掲載しますね)

海外旅行で現地の人と話したいという目的があるなら、このテクニックを意識しながら、勉強するべきである。
そうすれば、現地の色々な人との会話に役立つはず。

4. 英語を勉強する目的が不明確

社会にでるなら英語ぐらいできなくては。。。とよく聞く。

「英語」という言葉がひとり歩きして、「英語ができないといけない」とか「英語勉強しなきゃ」ってみんなが思う。

でも、そもそも英語は何のために勉強しているのですか?
そして、『できる』というのはどういう意味ですか?

*あくまでも、私の内容は学校の英語テストの話ではなく、英語の一般教育を終えた社会人にむけた人の話です。

学校や受験での目的はテストでいい点数をとること。
でも、社会に入ったら、そんなテストはない。

もちろんTOEICで良い点数を取りたいという人もいるかと思いますが、その先の目的は何でしょうか?

英語のテストで良い点数を取るのと英会話が得意というのは違う。

英語を使ってどうしたいかという事を考えて勉強することが大事。

受験合格の勉強とアメリカ企業で働くために英語を学ぶというのは全く違う。

将来、通訳になりたいのであれば、これまた英語の仕方は異なる。

サッカーとラグビーでは練習内容が全く違うはず。
基礎トレは多少同じであっても、ボールを使った練習内容は異なる。

海外で仕事をしたい場合は英語で人と話す能力や自分の意見を伝える練習が大事である。
なので、学校で習った単語以外をたくさん覚える必要もないだろう。
でも、通訳や翻訳者になりたいのなら、語彙力は必要である。

私の言いたいことは、単に英語を勉強するのではなく、英語を勉強したその先に何を描いているのかを意識して勉強してほしいということ。

最後に一言。

アメリカに生活しながら、アメリカ企業で15年以上働いてきました。
英語があったからここまでやってこれました。
でも、何がイチバン大事だったかと聞かれれば、「日本人」だったからと答えますね。英語はツールにしか過ぎないんです。「日本人」であるというのは、アメリカ企業では「武器」なんです。僕ら特別なんです。
なので、みなさんも英語というツールを入手して海外で活躍してほしいです。
この投稿で少しでもモチベーションを与えられたらと思います。
頑張ってください! できますよ、絶対!



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