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「I love you」をどう訳しますか?

先日阿部広太郎さんのイベントで「I love you」をどう訳すかというワークを見た。

そのまま訳すのならもちろん「あなたを愛しています」になると思うのだが、

そもそもこの「愛している」とはなんなのか。

その背景にはどんな心情があるのか。

その心情を表しながら訳してみようというものだった。


夏目漱石は「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したらしい。

大好きな人と同じものを見て共感し合うという意味で、この訳し方をしたようだ。

※本当の話かは怪しいという意見もあり。


あなたならこれをどう訳しますか?

これは正解不正解はなく、個人の価値観による。

さまざまな回答があるから面白いのだ。


ではわたしならなんと訳すか考えた。

わたしの訳は

「あなたはわたしの灯火です」

にした。


どうだろう?

わたしにとっての愛する人を考えた時、パッと思い浮かんだのは夫と子どもたちだ。

今のわたしは家族なしにしたら語れない。


では夫と子どもたちのことが、わたしにとってどんな存在か考えた。

わたしが仕事で悩むとき、辛い出来事があって心がちょっとざわつくとき、悲しくて泣きたいとき。

決して心が前向きではない時に、彼らの存在が心にあるだけで何度救われてきたことか。

わたしの心をそっと明るく照らしてくれた。


わたしの愛する彼らの存在が、わたしの心にいつもあって、どんな時も心をそっと抱きしめてくれる。

決して強い光ではなく、けれど暖かな、優しい光でわたしの心をそっと灯してくれる。


そんなふうに「I love you」を見て考えた。


あなたはこれをどう訳しますか?

ぜひ時間のある時に考えてみて欲しい。


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