カサンドラ症候群から見たアスペルガー症候群①


私の周囲は何故か昔からアスペルガー症候群の障害持ちが多く、そして標的にされやすく、行くところ行くところでその依存性の高さに毎回疲弊してきました。
近年メディアや研究が進んだ影響で発達障害がより注目され日本でも多く書籍やウェブサイトなどに取り上げられるようになりましたが、
アスペルガーと自閉症の境目などどうしても未だ誤解して挙げられている事が多く、中でもアスペルガー症候群については障害の当事者が自分の障害を説明するに辺り正直"自己弁明"にばかり偏った障害自体の詳細よりも自分達の擁護についてばかり挙げられた書籍などが多く、
カサンドラ症候群を発症し逃げ場が無く死にかけた身としてはこれ以上誤解で取り扱い故意に被害者が増えて欲しくないという思いからこのノートを付けようと思いました。

私自身は発達障害の専門家でもなんでも無く医療の知識も全くありませんが、カサンドラ症候群により数回自殺未遂を図った当事者として自分なりの推測と研究を書き残していきたいと思います。

[前置き]
これらの記事はアスペルガー症候群や発達障害の方々の人権を侵す為の目的で書かれたものではありません。たまにアスペルガーについての指摘を書くと当事者や当事者の家族の方から人権否定だというような書き込みやコメントが来る事が多いですが、こちらはあくまで受けた被害自体を提示していく為の物でその障害自体を批判する為のものではありません。

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まず、私の周囲の加害者は診断を受けアスペルガー症候群と判明した訳ではありませんが、20年以上近く職場や同じコミュニティで過ごし、教育関係勤務者である母とも推測をしてきて全くもって憶測では無い事が言えます。
というのも、これはアスペルガー症候群の人と暮らしてきて苦悩があった人達なら同意すると思うのですが、多くのアスペルガー症候群の人達は自分に障害があるとはまず絶対に認めたがりません。これは不思議なのですが、彼らの脳内は思うに障害の特性故目の前の物事は常に完全に白か黒で無ければいけなく、端的に言うと自分以外の人間も同じようにそれ、つまり自分より優れてるか劣ってるかでしか判断出来ないところがあります。まず障害者を優劣で判断するという思考自体、差別なのであり健全な理性が付いていれば不適切であるというのは分かるのですが、彼らにはそれが出来ません。それが障害と言われる所以なのかなと思います。仮にその劣の方に自分が入った場合どうなるのかという点も、障害の特性ゆえに一切想像が出来ませんので考えてはいません。

カサンドラ症候群はその白黒に区切らなければ生きていけない彼らの拘りの特性や、障害故に相手の気持ちを理解出来ない、一般で言うならば倫理観の抜けた価値観と共に過ごさなければいけない事を強制された為起きる症状らしいですが、特に被害者が同じ家庭内で女性や子供の場合、責任感が強い故に標的になり余計に悪循環から抜け出せなくなるパターンが多いです。

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ここからは主にアスペルガーのカサンドラを引き起こす特性というのが具体的になんなのか書き起こして行こうと思います。まずは私がアスペルガー当事者と同じ場所に居たことで起きた事から。   

①情緒が常に不安定。1分先には別の人。

これは今もそうなのですが、自閉傾向、アスペルガーの傾向としてパニックが起きやすいため少しの変化により憤怒したり情緒不安定になります。アスペルガーの場合性質は自閉症のそれなのですが言語能力だけあるので、当事者の家族はその支離滅裂な文句に彼らの気の済むまで付き合わされる事になります。酷い方に行くとこれに手が出たりDV、家庭内レイプといった(この事については書き起こすのもおぞましいので後ほどまた書こうと思います)警察の介入が必要なレベルになる事が多いらしいです。うちも例外ではありませんでした。経緯の分からないパニック、ヒステリー、私が女子だろうと関係無く殴られた事もありました。
そして多くの場合、そこに特に憤る経緯や理由はありません。何度も受けて感じましたが、単純に不定期に起こる発作のような物です。つまり次の日には忘れています。


②基本的に自分の世界には自分だけ

一般的に自閉傾向の強い人ほど、他人との境界線が曖昧で自己や他人の認知能力が乏しいと言われているらしいです。私を加害してきた相手もそういった所があり、よく壁に腕や足をぶつけたり(発達障害ではよくあると言われますよね)力加減が分からない故によく物を落としたり壊す、そういう物理的な要因が勿論思考の特性にも出ており、思った事をそのまま口走ってしまう、(最近太ったね、など) 相手の私物や体が気になって許可も得ずに触ってしまう(ここまで読んでアレ?と思った人は勘がいいです。)物などをふざけて振り回した際距離感が分からずにぶつけてしまう、など挙げ出したらキリが無いです。(ここに書いた全てはとりあえず全部やられた事です。) これらは注意しても本人に全く計算能力と悪気が無いので、指摘したこっちが悪者になり大抵は逆恨みされます。(エンドレス)

③収集癖、自分以外をコントロールしたがるが欲望をコントロール出来ない。

基本的にお金が貯まりません。か、明らかにお金の必要な場面でケチな場合が多いです。例えそれが自分の家族の大事な局面の治療代であっても。お金は基本的に数字を"収集"してるような感覚なのだと思います。その使い方の研究については全く興味がありません。そのため浪費、またはギャンブラー癖のある人が多いです。一般的に何かに強烈な執着、依存から抜けられない性質の人が多いので、ギャンブルや嗜好品に入れ込めば家庭は簡単に崩壊します。それが家族の中の誰かであれば虐待、DVへと繋がります。自分でも恐ろしい人種と過ごしたな、と思いますが彼らはその特質から"形態"に拘る故、結婚や家庭といった一般の人が求める人間のシステムを確立する為ならなんでもします。
その為仮に離れたとしても離婚後、ストーカーや恐喝といった事も起こりやすいです。そうだとしても、彼らには何の悪意もありません。ただ自分の性質に障害故に抗えず、忠実に生きているだけなのです。

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ここまで書きましたがアスペルガー症候群と言っても同じ人間ですので勿論色んな方がいます。ここまで取り上げたのは主に自分の周囲のアスペルガー当事者から受けた事や自分の周りで同じような被害に遭ったカサンドラ症候群の方から聞いたものでしたが、彼らの特性が暴走した場合の多くはやはり特に男性だと私達にはどうする事も出来ません。アメリカやイギリスでは暗に男性のアスペルガー症候群をお断りする診療所やカウンセラーが居るそうです。女性の場合一対一で対峙するにはかなりの覚悟がいる場合が多いそうです。  

長文ご覧頂きありがとうございます。

②に続く







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