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社起大のBさんが、年明けの起業に向けて準備を開始されている。WEB型ビジネスでなく、それなりに投資も伴うコワーキングスペースというリアルビジネスだ。すでに松戸市で契約締結済みとのことだが、僕は過去に130店舗作った成功失敗の経験があるので、何かしらアドバイスが出来るかと思い、出掛けてきた。

その場所は新松戸の1.5等地。長所と短所の共存する物件。長所は最寄り駅近くでは無いもののその街のメインストリートの1つに面していること、短所はセットバックしている(道路からやや離れている)2階であること。

さて、洋の東西を問わず郊外型物件の必勝の原則は以下3点である。

① VISIBILITY(視認性)

② ACCESSIBILITY(アクセスし易さ)

③ PARKING(駐車場の有無)

今回の案件は、①が最大の注視ポイントだった。建物自体が歩道から奥に引っ込んでいる為、通行人のあるいは運転中の人の視界に入りにくい。それらに対する訴求として

・歩道沿いに目立つ袖看板

・歩道まで伸びている直導線階段の装飾による訴求

・建物正面で業態(何屋であるか)の分かるネーミング入りの大型看板

・建物正面でアテンションとしてのフラッグもしくはバナー

これらには投資をかける価値がある。いやかけるべきである。

②は、歩道脇から階段で2階に上がるのだが、直導線なので考えようによっては悪く無い。また家賃が1階よりも割安なのと利用者が通行人から見られずに済むという点で、むしろプラスであろう。コワーキングスペースで仕事しているところは人から見られたくはないから。

③は、駐車場・駐輪場が付設されていないのでややハンデ。街の人々を観察していると基本は自転車と徒歩なのだが、周辺の飲食やコンビニには駐車場付きが多い。これがあるだけで、集客半径が大きく出来る。パッと向かいを見やると大型飲食店の巨大で空いている駐車場が。これは交渉してでも(理想は無料コラボ)使わせてもらわない手はないかと思う。

マーケティング視点で見ると、シニア夫婦とヤングファミリーの混在する不思議な街だった。スーパーを覗いても、品揃えで双方をターゲットにしているのが分かる。Bさん、オープン前日には会員が満杯になっている状態を目指そう。

“GO FOR IT !”

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