DTM初心者はご注意を!便利な機能の落とし穴
こんにちは、ナナモカムイです。
昨日作り始めた2曲目ですが、どうもコード進行がおかしい。U-フレット等のコード進行検索サイトによって、コード進行の表記がバラバラなので、たまに『なんか違う?』と思ってしまう事があります。どれが正解なのかわからないのですが、こういった場合は、別のコード進行を試してみるのがいいと思いました。打ち込みからやり直しで、月曜までDAWが使えないので曲作りは断念。別のコード進行で改めて作曲する事にしました。
・便利な機能のデメリット
コードを打ち込むのに、CUBASEのコードパッドを使っています。いちいち一音ずつ音符を打ち込むのは手間がかかりますよね。この機能を使うとボタンひとつでコードが挿入されるので便利。だけどそれをしていると、コードの構成音を覚えられない。1度、3度、5度と、頭では理解していても、『Bmの構成音は?』と聞かれてもすぐに答えられないのです。パソコンで文字ばかり打ってると漢字が書けなくなる、みたいな話と同じですかね。
・midi素材
VOCALOID5には、メロディー素材というのがあって、素材を組み合わせてメロディーを作ってしまうって機能です。『これってもう作曲じゃないよね』と思ってしまうのは、筆者だけでしょうか。ただまぁ、音の使い方を勉強するのには良いのかもしれないので、練習と考えればありなのかもしれません。この他にも、音源のEzシリーズなんかも、midiのフレーズ素材を組み合わせて編曲ができたりします。極めつけはEzベースの、AIによるフレーズ提案機能!楽曲をAIが聞いて最適なベースラインを提案してくれるらしです。
・素材を使う事による最悪な結末
怖いのが、初心者の方がこれらの便利な機能をや全て素材を使って作曲・編曲して、『はい出来ました!』と、自分の曲として世の中に出してしまう事ですよね。有料素材なので、フレーズ自体プロレベルなものも多いと思うのです。一部ならまだいいですが、全部となると、それらを使わずに作った時のクオリティーの差がものすごいと思うのです。そうなってくると作曲のレベルも上がらないし、楽曲制作ののハードルを上げてしまい、一度それをやっちゃうと、極端な話プロレベルの楽曲の出来じゃないと、2曲目、3曲目と、素材なしでは、世の中に出せなくなる。大げさかもしれませんが、こんな落とし穴もある事を覚えておいて方が良さそうですね。
・ミックスとマスタリングもAIが!
初心者の一番の壁だと思う、ミックスやマスタリングさえもAIがやってくれる時代。そのうち作曲自体、必要なくなる時代がきちゃうかもしれませんね。
素材と違ってこれに関しては、使ってもいいのかもしれない。
これに頼ると、スキルアップ出来なくなるのは確かですが、ミックス、マスタリングができないと、せっかく作った楽曲をどこかに投稿するのも難しいので、勉強しつつ使っていくというのは、選択肢としてはありなのかもしれませんね。
・最後に
色々便利な世の中です。初心者の方が便利なものに頼ってしまうと、スキルアップが難しくなってしまいます。趣味だからいいのか、地道にスキルを磨くのか、個人の判断になりますが、できれば地道に練習して、そんなものを使わずに、プロ並みの楽曲が作れる様になった方がいいと思います。
という訳で、今回はこの辺りにしたいと思います。
この記事が何かのお役にたてれば幸いです。
ではまた。
▼ナナモカムイはこんな事もやっています。
初心者DTM攻略ブログ『初心のつもりで復活したら本当に初心者だった件』
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