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「この状況下」の先にある世界の変化と、今こそ考えた方がいいかもしれない事業の「編集」と「言語化」について


ABOUT USをつくる仕事


どもです。株式会社Rockakuというコピーライターばかりが集まった会社をやっている森田と申します。

コピーライターといっても、世間でイメージされるようなCMやマス広告の仕事ばかりではなく(たまにCMや交通広告もやってますよ)、採用サイトのインタビューコンテンツや、企業のオウンドメディアの企画・編集、経営者の相談役などもやらせていただいています。

僕個人としては特に、スタートアップ企業や拡大したベンチャー企業などの事業を情報として整え、社内外に発信しやすい共通言語へと翻訳するようなお仕事がメインになっています。それに付随して、ブランドメッセージやタグライン、スローガンや理念などを書いたりすることも多いです。

簡単に言うと「ABOUT US」をつくる仕事と言えばいいでしょうか。クライアントである企業やブランドが何者で、誰のために、何のために存在していて、何ができて、何を約束して、どこへ向かっているのか……を、社内外に向けて発信していく「共通言語」をつくる感じです。

主に経営者直轄か、経営企画室、人事、広報といった部署の方からの依頼が多いですね。
ざっくり最近のお仕事の事例をいくつかおいておきます。

あなたのみちを、
あるけるまち。
八王子
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ものづくりの
その先までを
かたちにする

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具現化工場
https://gugenka.rayama.co.jp/about/


クリエーティブを動かす「力」スクリーンショット 2020-04-14 22.00.42


電通クリエーティブフォース
https://www.dcf-d.co.jp/about/


人と暮らしの
間にあるお寺
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勝林寺
https://www.mannen-syourinji.com/

他にもいろいろな仕事をしてきましたが、今回の趣旨は実績自慢ではないので、これくらいにしておきます。こうして並べてみると、数年単位、あるいは10年くらい使い続けるような言葉をつくる仕事が多い傾向にあります。

また、マス媒体というよりも、インナーにいる経営者、スタッフの方による対人コミュニケーションが最大の媒体……となるケースが多いとも言えそうです。

つまり、企業やブランドの運営上、指針になる言葉であり、また、「あなたの会社(ブランド)ってどんな感じ?」という質問に対する答えをつくっている……とも言えそうです。


「会って、話して、見てもらえば魅力が伝わるのに……!」
という課題意識がもうヤバいかも知れない件


さてさて、そんな話を、なぜ、この新型コロナ騒動のさなかに書いているかと言えば、もちろん、いろいろ思うところがあってのことなんですけど……正直、今、広告の仕事はかなり停滞しています。その一方で、こうした企業や事業の根幹に関わる言葉の仕事はほとんど減っていません。「むしろ今だからやるんだ」という意志を持ってご依頼いただいているように感じたりもします。

それはなぜか。

勘が鋭い経営者・起業家の方たちはすでに気づいている。あるいは肌で感じているのかも知れませんが、この「状況」は、おそらく、従来のビジネスのありようを大きく変えてしまう……という可能性が大いにあるからではないでしょうか。

儀礼的にも熱量的にも「対面コミュニケーション」が重んじられてきた多くのビジネスは、ルールチェンジを余儀なくされます。営業のスタイルはますますオンライン主体になるでしょうし、ものの買い方も変わっていくことはあきらかです。

僕は独立以来約13年間にわたって、たくさんの中小企業の経営者・事業責任者の話を聞き、現場を見てきました。その中でもっとも多く目にしてきた課題。それは、「会って、話して、見てもらえば魅力が伝わるのに……!」という状況でした。つまり、商品やサービスの魅力が、リアルな現場コミュニケーションでしか伝えられていないということです。

これに関して、僕らがサイトなどをつくる際に設定してきたコンバージョンは、「会ってもらえる状況に持ち込む」でした。そのために言葉や動画を駆使したコンテンツをつくってきたわけですが、もう、「会ってもらえる状況に持ち込む」というコンバージョンがまかり通らないのが「今」です。そして、おそらく、このルールチェンジは、終息後もある程度主流となるような予感があります。うん、ありますよね?少なからず。


商品=コンテンツ?
営業マン=ライター?
管理職=編集者?


では、これから何が起こるかというと、今まで以上に、商品やサービスはオンライン上のコンテンツとして優れたものにならなくては選ばれない。もっと言えば、見つけてさえもらえない可能性が高まっていくのではないでしょうか。

それに合わせて営業マンにはコンテンツをつくり、発信していくライター的なスキルが必要となり、その上に立つ管理職には編集者のようなスキルが求められたりするようになる……なんて、急にこんなことを言うと「?」ってなりそうですけど、事実、そういうニーズで僕が担当する宣伝会議のウェブライティング講座は、開設10年を過ぎても相変わらず活況です。


雑誌や書籍のように、
企業・事業を「編集」する仕事


この上↑の話は、また、後日まとめて記事にしていくつもりですが、とにもかくにも、企業であれ、ブランドであれ、商品であれ、サービスであれ、「対面コミュニケーション」が半ば封殺されつつある今、コンセプト(つまり、何のために存在しているのか)が明確に言語化されていないブツは、非常に売りにくくなることが予想されます。だって、「これってなんすか?」という問いへの答えがあやふやだったら、コンテンツ化しようがない。コンテンツ化できてなければ発信=営業ができない……ということになるわけです。ちょっと強引な物言いになりますけど。

だから、いろいろ手を打つ前に、あなたの会社や事業を、社内外の人たちが読み解きやすくすること=可読化がチョー重要になる!と思っています。
可読化するということは、つまり「編集」です。

実際に、僕は、ホールディングス化した某事業グループの営業・採用トークの基盤になる通称「アンチョコ」を制作する仕事のために、何人もの子会社や事業責任者とお会いして、インタビューを重ね、その言葉を整理していくプロセスを経験していたりします。これって、雑誌や書籍と同じように、企業・事業を「編集する」という仕事に他ならないじゃないですか。

そして、その「編集」を通じて収集した情報をベースに、コーポレートメッセージや「ABOUT US」を「言語化」していく。そんなスタイルでさまざまなお仕事をしてきました。


だから、「その言葉」をつくるお手伝いがしたい


とまあ、例によって、コピーライターにあるまじきボリュームでつらつらといろいろな話を書いてきましたが、僕は今、勝手な使命感に駆られています(急だな)。それは、この一連の新型コロナ騒動の中にあって、それでも、次に向けた打ち手を考えている企業の人たちのお手伝いがしたいという、わりと強くて暑苦しい想いです。

正直、緊急事態宣言前後の僕は(かなり最近ですけど)、かなりネガティブな気持ちに襲われていました。でも、お仕事の相談をくださった企業の方たちの前向きな想いに、すごく助けられたんですよね。

だから、この先、今とは違った世界をどうよくするか。どう生き抜くかを粛々と考え、準備している人たちといっしょに、言葉の仕事がしたい。

この際、出来高でも、後払いでも、分割払いでもいいです。とりあえず話しをするだけなら無料です。「何をどう頼んだらいいかわからない」なんてことは気にしなくていいです。丁寧に話をうかがい、最適な関わり方をご提案します。

と、非常に一方的な情報発信になってしまいましたが、少しでも気になった方はチョー気軽にお声がけください。サクッと気軽なオンラインMTGからはじめましょう。

▼お問い合わせ
info@rockaku.jp
株式会社Rockaku
代表 森田哲生



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