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#11 人生で初ステージへの道のり「いよいよ人生で初ステージへ」

いつも読んでいただきありがとうございます。
何度かに渡って私が人生で初めてバンドを組み、初ステージを踏むまでの記憶を書いてきましたが今回が最終回です。
前回はロックが好きな連中で放課後に集まり、バンドを組んで文化祭のステージに立ちたいというところまでを書きました。

バンドを組みたいという意見は出していたのですが、なかなか楽器を演奏できる人はいませんでした。
そこで、先生たちの間でも生徒たちがバンドをやりたいと言うのを耳にしたらしく先生たちもバンドをやりたいということになりました(笑)
THE BLUE HEARTSSEX PISTOLSが大好きでドラムも叩ける森山先生
RED HOT CHILI PEPPERS
が好きでベースを弾ける加茂先生
音楽とか詳しくないけど歌いたくてらたまらない機械科の春名先生
そして、ギターは何と私を含めて2人。
ギターは同じ学年の成富、そして私。
成富くんはフェンダーのストラトキャスター、私はエピフォンのレスポールタイプ。
以上のメンバー編成です。
週に一度か二度、放課後にスタジオに入って音を合わせるのですがバンドで音を合わせる事自体初めての私にはとても衝撃的な体験となりました。生の演奏がこんなにも楽しいのかと。
そしてギターを弾く時間はこんなにも無敵な気分で最高の気分になるんだと。

リハーサルの度に先生たちと楽しい時間が過ぎて行くのですが、昔から私は年上の友達やお兄ちゃん達と遊ぶ事が多かったのですが、私は年上の方たちと遊ぶのが更に好きになりました。

何度かリハーサルをこなし、いよいよ文化祭本番当日です。
会場は体育館でした。我が母校は全国生徒約2.000人でして、会場となる体育館には約1.200人が入ってたみたいです。
初ライブでこんなに人が入ってるとは思いませんでした。
アンプはボリュームをフルで、ギターを掻き鳴らしました。ステージに上がったときにあまりの緊張で上を向いたか下を向いたか覚えていませんが、ギターを掻き鳴らした瞬間に自分は無敵であり全員が自分を注目してるんだと思いました。
メンバー全員で「よし行こう!」とアイコンタクトをとり、ドラムの森山先生がジャングルビートを叩き、全員楽器を掻き鳴らしました。
一曲目はTHE BLUE HEARTSの「終わらない歌」必死に演奏しました。
演奏が終わって鳴り止まない拍手。これにはびっくりしました。
続けて同じくTHE BLUE HEARTSの「人にやさしく」を。
もう最高の気分としか言えず、他に何も言葉が出てきませんでした。
ここで幕は降りました。私達のステージはあっという間に終わりましたが、自分にとってはとても濃い時間であり長く感じました。
このステージをキッカケに私のステージでの演奏に火がつき、バンド人生が始まったのです。

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