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躍心JAPAN団長 胸の内を語る

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子供達の主体性が育まれる土壌づくりをテーマにして、ミニバスケを使ったワークショップを運営する任意団体「躍心JAPAN」関連マガジン。子供達を変えたければ、まずは我々大人から!
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#躍心JAPAN

原石の光を奪う大人達

コドモ達は国の宝。 しかし、どんな宝の原石でも、磨くどころか…心まで削り取られ過ぎては、自ら放つ光も輝きも失う。 スポーツ強豪校でのパワハラが、後を絶たない。 「体育会系なんて、そんなものだろう」という割り切り感も、体だけではなく、心に傷を負う「原石」を送り込む現状打破にはならず残念な話だ。 このコラムの結論は、これは学校だけの問題ではなく、体育会系独特の問題でもなく、システム経済を中心とした社会全体の問題であるということだ。 1.宝石が石ころに…学生スポーツの目的は、

大人は試され…子供は輝くスコアシート「躍心JAPAN独自スコア」

■大きく頷ける小さな輝きを拾う「子供の主体性が自然と育まれる土壌をつくる」…これを運営目的にして、ミニバスケを使った任意団体で、「躍心JAPAN」というものがあります。 親子参加型のワークショップを行う「躍心JAPANフェスティバル」では、午前中は、親も入り混じって、声を出したくなるワークや、自分にできることから挑んでみたくなるワークを行い、スポーツの目的とあり方を確認し合います。 午後には、チームに分かれてミニバスケの試合もするのですが、そこで使われるのが「躍心JAPA

「やればできる」と軽々しく言う大人達

世間一般に「やればできる」は、勇気付けの言葉として肯定的だ。 ところが、励ましたい気持ちが強い人には水を差すような私見ながら、二つのポイントを理解していないと、危険な言葉になりかねないと感じている。 ■ポイント1(やる前)「やればできる…You can do it !」…確かにそうかもしれない。 この言葉を冷静に解釈すると、「やり続ける」からこそ「できる可能性」は高まるということになる。 もっと踏み込んで紐解くと、「できる保証」は誰にもしてもらえないけど、「できるまでやり

調子に乗ればイイ♪…調子を掴めばイイ♪~「真面目」の本当の意味

■まず…そんなライオンはいない「獅子は我が子を千尋(せんじん)の谷に落とす」 この故事からイメージされている…「獅子は自分の子を深い谷に投げ落として、這い上がってくる者のみ育てる」というのは「俗信」であって、とんでもない誤解です。 そもそも、ここで言う「獅子」は、中国の霊獣を指すらしく、ライオンのことではないですし、実際の野生のライオンは、「我が子を深い谷に落とすのか」というと、母親は非常に子煩悩で、父親は見た目によらず意気地がないから、そんなことは出来ないとのこと。

誰も幸せにならない応援歌に替わる文化を築く

「ナ~イスファ~ルぅ~、ナイスファール…お~ナイスファ~ルぅ~!!」 相手チームがファールを犯した際、この応援歌をあたりまえのようにミニバスケの子供達に謳わせていることに、ボクらはずっと違和感があります。 バスケ経験者にしてみれば、「味方チームが、勝敗のポイントどころで、相手の流れを止めたり、必死なプレーでファールをしてでも止めないといけない場面への賞賛として、ナイスファール!と鼓舞することはある」と必ず反論されます。 このコラムは、「味方チームが」ではなく、「相手チーム選

学生競技経験は、その後の歩み方で輝く

■noteにも再掲する意味小学生、中学生、高校生、大学生…どのステージでも、学生スポーツは、必ずどこかの段階で競技生活を終える「引退」を迎える。 世間一般では、華やかな舞台で選手としてどれだけの戦績を残してきたかに注目されがち。 しかし、学生スポーツの「醍醐味」は、競技生活で培ってきたことを「次にどう活かすか」という点にある。 仮にプロに進んだとしても、競技生活の時間よりも、引退してから社会生活を過ごす時間のほうが、遥かに長い。 そうだとしたら…学生スポーツで、ココロ

3つの感謝

子供達の主体性が育まれる「土壌(環境)」をどうつくっていくか…それをテーマにして、ミニバスケを使った親子向けワークショップを運営している任意団体の躍心JAPAN。 躍心JAPANが提唱しているものは、「子供達よりも、まずは我々大人から変って行こう」というメッセージ性があります。 この任意団体が発足するキッカケとなった一つ、今から15年ほど前の2007年辺りに、ボクが呟いていた「3つの感謝の気持ちを育む」というものがありました。 感謝の気持ちが強くなると、誰でも不思議と素直に

仕事と作業の違い

あたりまえが難しい 子供達の主体性が育まれる土壌づくりをテーマに、ミニバスケを使ったワークショップ 「躍心JAPANフェスティバル」を運営している時に、参加者全員で「仕事と作業の違い」について確認し合うことがある。 (このワークショップは、ミニバスケを使って行われる親子参加のイベントで、いわゆるバスケットボールクリニックではない)  この話は、子供達に向けてのメッセージと思われがちだが、ここで参加する親御さんだけでなく、運営する躍心JAPAN団員達の多くが…「子供達の意