見出し画像

毎日note#65(2021/04/15)ギタリストの人生を変えた4曲


人それぞれに、思い出の一曲や大切な音楽があるものだと思います。
僕の音楽について語らせてください。


今日は「人生を変えた4曲」です。



1. ポルノグラフィティ「メリッサ」


※久々に見たけどサムネ格好よすぎじゃないですか?なんじゃこりゃ。


人生を変えたも何も、ギターを始める直接的なきっかけになった一曲。メリッサを聴いていなかったら、音楽とは無縁な生涯を送ることになった可能性すらあります。

テレビアニメのオープニングで聴いたのがきっかけで、いつしかアニメよりもメリッサのほうが好きになり毎日歌っている中、うっすらと歌手になりたいと夢見るようになりました。

ところがCDを買ってフル尺の音源を聴いた時、ギターソロのパートで恐らく生まれて初めてエレキギターの音色を聴いて。それ以降は完全にギター志向に変わりました。

お陰でプレステ2もFOMAもPSPも知らずに中学時代を過ごしました。




2. Extreme「Warheads」



高校時代に初めて聴いて、ハードロックの世界にどっぷり浸かるキッカケになった一曲。そのことを先輩ギタリストに話したら「良い時期に良い毒を飲んだね」と言われましたが、素晴らしい表現だと思います。

Extremeはいわゆるゴリゴリのハードロックという感じではなくて、リズムのわかりやすさだったりメロディのキャッチーさだったり割とポップな要素も多いので、それまでポルノグラフィティしか知らなかった当時の僕にとっても馴染みやすかったのだと思います。

そこから派生してMETALLICA、Harem Scarem、VAN HALEN、Guns ‘N Roses、Aerosmith、AC/DC、Kula Shaker、Whitesnake、Limp Bizkit、Rage Against the Machine、BOSTON、Nickelback etc… ロックギターの世界へ足を踏み入れました。

お陰で高校一年、初めてのデートの時MDウォークマンで爆音でEnter Sandmanを聴いていたせいで振られました。



3. Stevie Ray Vaughn「Texas Flood」



いまでこそブルースギタリストを名乗っている僕ですが、ブルースと本格的に出会ったのはこの曲がきっかけ。出だしの3音で完全に心を奪われました。
レイヴォーンのブルースも、割とキャッチーでわかりやすい曲が多いように思います。ブルースとロックの中間あたりにいるイメージですかね。もちろん彼が世界的なブルースマンであることは疑いようもない事実ですけど、100%純粋なブルースというよりは、そこにロックとかハードロックの要素も少し入っているという感じです。とにかくわかりやすいです。

令和の今の時代にRobert JohnsonやBlind Lemon Jeffersonを聴いても、あまりにも時代が違いすぎてわかりにくいのは当然のことですが、レイヴォーンのブルースは、そういった先人の偉大なブルースへアクセスする為のパスワード?みたいな感じかな?もちろんレイヴォーンの曲の中にもどっぷりなブルースはいくつもあって、そういう曲を聴いているうちに、だんだんブルースという音楽の形が見えてくるというような、そんな感覚です。


お陰で彼のインスト曲「Lenny」をカヴァーしたら、一時期、信じられないくらいモテました。




4. 相川七瀬「夢見る少女じゃいられない」



昨今の社会情勢もあり最近は難しいですが、J-POPセッションによく出入りしていたことがあります。
ある時、先輩に無茶振りされて弾いたのがこの曲。ステージに上がるまで、一度も聴いたことなかったこの曲を、即興で演奏して成立させて来いという無茶振り。


さらっと言いましたけど、一度も聴いたことないんですよ???
聴いたこともない曲をどうやって弾けと???


しかもいざやってみりゃイントロはギターリフだけだし、きちんとギターソロもあるし、、、ミスったらメンバー全員巻き込む大事故になりかねないという恐ろしい構成じゃないか!今思い出しても冷や汗が出るぜ・・・

ただ、その時確実に一皮むけた感覚は自分の中にあって。わからないならわからないなりに、多少は強引に進めるしかないわけですが、そういう推進力みたいなものがアンサンブルをまとめるうえでは絶対に必要なんですよね。
そういった空気感や雰囲気みたいなものは多かれ少なかれどんなミュージシャンも身にまとっているもので、そのことがその人なりの個性やプレイスタイルに繋がるのだと思います。


無茶振りをしてくれた先輩はよく「セッションは音の殴り合いだ」と仰っていますが、それで言うなら当時の僕はメッタメタのフルボッコでサンドバック状態でした。袋叩きとはこのこと。それでも辛うじて一発二発、ところどころ打ち返せたかな。

セッションの仲間たちは、演奏に対してスポーツの試合のような感想を持ちます。前半はボコボコだったけど後半から盛り返して自分のペースにしたね、とか。ヤッパリ、そういう面が少しはないとやっている意味もないというか。譜面に書いてある通りにただ演奏するのでももちろん素晴らしい音楽だけれど、せっかく生身のミュージシャンが目の前にいるなら、殴って、殴られて、また殴り返して、乱闘したい(もちろん音でね。物理的に殴ったらライブハウス出禁になるよ)。

話が脱線しましたが、そんな「夢見る少女じゃいられない」は、僕にとって大切な曲です。
またセッション行きたいなぁ~~~~~~。。。。。


余談ですが最近、織田哲郎さんご本人の弾いてみたがアップされていて、感動のあまり語彙力が失踪しました。



ジュンペイ


※この記事を気に入って頂けたら、スキやコメント、フォロー頂けると嬉しいです!






おまけ

曲を紹介するシリーズ、不定期に連載してみようかな。今日、これを書いていて楽しかったので。

自分の趣味を紹介する意味でも楽しいですけど、せっかくこういう場なら皆さんと交流できたらより楽しいと思うので、もしもリクエストがあったらコメントに頂けると嬉しいです。「○○におススメの曲教えて」、とかそんな感じで!



この記事が参加している募集

みなさまの支えのおかげで今日を生きております。いつもありがとうございます。