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徒然草とともに

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徒然草をひもといて中世、京の都と、変らぬ人の心を 味わい楽しんでみませんか。
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2022年12月の記事一覧

徒然草とともに 2章 お詫び

 例年にない寒気の訪れに、全国的に早くも雪の便りが予想外の厳しさを増しているようです。徒…

高沢英子
1年前
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日記随想:徒然草とともに 2章 ㉗38段 名利に使われて…

 第38段で、いよいよ兼好法師の兼ねてからの、老荘思想や、法然の唱える浄土仏教を基調とする…

高沢英子
1年前
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日記随想:徒然草とともに 2章 ㉖

 36段に読み進んでいく。かつて付き合っていて、今は疎遠になっているらしい女性とのやりとり…

高沢英子
1年前
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日記随想:徒然草とともに 2章 ㉕

 第33段と第34段、第35段は、博識の法師が筆にまかせて書き留めた、日記風覚書、メモ書きのよ…

高沢英子
1年前
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日記随想:徒然草とともに 2章 ㉔ 

  雪ときたら、次は月、日本人の風流のたしなみの定番みたいなものかもしれないが、続いて第…

高沢英子
1年前
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日記随想:徒然草とともに 2章 ㉓

 寒波襲来で、このところ例年にない寒さが続いている。東京も、夜半は3℃とか4℃などと、12…

高沢英子
1年前
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日記随想:徒然草とともに 2章 ㉒

 29段では、古い文反古を整理したり、破り捨てたり、あるいは懐旧の想いに浸ったり、生きている間にだれしも一度は経験したようなことを読み味わったが、最近は手書きの文より、電話やネットで片付くことも多くなり、さらに増える一方の書類のたぐいはシュュレッダーという便利なものがある程度片づけてくれる時代になっつた。これを喜んでいいのか、残念に思うのか、わけもわからないうちに、歳月はどんどん経つことばかりは今も昔も変わらない。  あれこれ感慨を抱きながら、30段に進むと、結局今も昔もさし

日記随想:徒然草とともに 2章 ㉑

 "静かに思えば、よろづに過ぎにしかたの恋しさのみぞせんかたなき” 第27段から引き続いて草…

高沢英子
1年前
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日記随想:徒然草とともに 2章 ⑳

 第27段は御国ゆづりの節会の記事で、花園天皇が後醍醐帝に譲位され、新たな院に移られての寂…

高沢英子
1年前
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日記随想:徒然草とともに 2章 ⑲

 徒然草草紙読みながらの随想、ようやく26段まですすめてきたが、博覧強記、教養豊かな法師が…

高沢英子
1年前
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日記随想:徒然草とともに 2章 ⑱

 第26段も、いくぶん感傷的な物思いに耽る法師の呟きが続く。和文の特徴として文中に、わたし…

高沢英子
1年前
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