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平(たいら)の宣時朝臣、老いの後、昔語りに・・という書き出しで、註に、北条時頼の逸話とあ…
先日,215段で、宣時朝臣の老いの語りが、ほっこりしていい感じだったので、コメント紹介して…
ここでいうよろずの事、とは、生きていく上で、ひとが、頼みにすること全般を指しているのは…
203,204,205段と、古いしきたりや、取り決めが、時のながれと共に、忘れられたり、簡略化さ…
196段から201段までは、日本ばかりでなく中国伝来の故事来歴、宮廷や寺社での儀式の取り決め…
前号㉟で、久我家の貴人が、木造りの仏像を、下着姿のまま田圃の水で洗い清めていた、という…
195段、当時洛南にあった、高位の貴族久我家の荘園でのできごと、当主の元従一位内大臣は、1240年生まれ、1288年に退職し1308年世を去られた、と伝えられているから、法師とはちょうど一世代ずれている。実際に目撃した話ではなく、ある人の語りという形式である。 繩手通りに面した田のなかで、下着に裾の広い袴を着た姿で,木造の地蔵を田の水に押し浸し、ていねいに洗っておられた方がいた、そこえ、公卿の用人たち2,3人が狩衣姿で駆けてきて「ああ、ここにおいでになった」と叫んで、連れ
陰影礼讃の続きは、さほど事もない普段の夜、みやこの、宮廷あたりに、さりげなく出入りする…
物のはえなし」という人、とつづく。そして兼好法師はそういう人を「いとくちをし」とこきお…
誰しも経験していることと思うけれども、わが法師も同じ,”あらぬいそぎ、まず出できて、ま…
188段、いよいよ最終回、約4ページに及ぶ訓戒は、いちおう社会的な立身出世談議と云えないこ…
人は生きていくうえで、抱いた夢を実現し、事を成し遂げるには、いかなる心がけ必要かを諄々…
ある親が、子どもを法師にしたのはいいが、”学問して因果律のことも知り、説経などをして世を渡るたつきとせよ”と教えさとした。 子はその教えの通り説経師になろうと、まず馬の稽古をした、というのも、車も馬も持たない身で、導師として呼ばれ馬を迎えによこされたとき、下手な乗り方をして落馬したらみっともない、また、仏事のあと、酒などすすめられても、無下に能のないのも施主は興ざめであろうと、近ごろ流行している早歌というものを習った。 こうして、この二つの技と芸がようやくできるようにな