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定年を前に定年後のことを考える

今年56歳になります.会社では制度として役職定年とか定年,定年延長が気になる一方で,会社の一意で人生の最終段を決められたくないとの思いが強くあり,会社から退場を迫られる前に,自分にはどのような選択肢があり.自分からどのような行動を起こすか考える今日この頃であります.
そのため定年後の本をたくさん読みました.その中でも退職後に避けたいなぁと思う実例は,

  • 行く場所がなく,毎朝近所の公立図書館に行くが,同様の境遇の人と新聞の取り合いをしている.さらにそれを図書館の人に注意される.

  • マクドナルドで昼寝をして,店員に起こされ追い出される.

  • 元の職場に行き,過去の自慢話をして煙たがれる.

少し前にはよくお勧めとして上がっていた,地域デビューは無理して実行すると会社の上司のように振る舞ったり,ヘタをすると奥さんが築いてきた地域の人間関係をも破壊して奥さんにも(さらに)嫌われる可能性があり,「無理して地域デビューする必要はない」という論調の本が多いように思います.
退職後は夫婦水入らずで旅行をするというのも,奥さんはそもそも行きたがらないし,退職金で気が大きくなってるので慣れない投資とともに贅沢な旅行を戒める本も多いですね.

じゃあどうすれば良いか.これが難しくて成功した実例を挙げている本は多いのですが,若い頃と違ってそれなりに齢を重ねてくると,それぞれの人生のパターンは千差万別で,例えば結婚している/してない,子供の年齢や人数,親の介護あり/なしなど本当に色々な事情があり,成功例に当てはまる例はほとんどないですね.
具体例はあまり参考にならないものの,何を大事にすれば良いのかは共通しているように感じます.それが以下.ただし「健康」と「お金」は自明なので除きます.

  • キャッシュフロー

    • いくら貯金があっても,年金だけではやっていけないし,物価高もある中,貯金が目減りしていくのは辛い.残りが減っていくということは,自分の残りの人生を計算して使っていくということで,気分が滅入りそう.

  • 誰かに必要とされている

    • 自分の存在が誰かにとって大切であることは重要です.孫におこずかいをあげるのも孫に必要とされているという実感が欲しいからではないかな.

  • 友人

    • 多くなくてもいいし,しょちゅう会わなくてもいいけど,会いたい時に会ってくれる,気を使わなくても話せる相手.男性の場合,社会人になってからだと友人はなかなかできず,必然的に学生時代の付き合いになりがちですね.

いかがでしょうか?
これらを基本に自分なりに道を探していきたいと思っています.

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