ディテールについて考えている時
それは調子がよい時だ
それは夢中になっているということだ
調子のよくない時というのは
もっと漠然としたものを見ている
誰がこれを喜ぶのだろうとか
何のために生きているのだろうとか
答えのないようなことばかり考える
そういう時間は虚しくすぎていくが
夢中の時間は高速で流れていく
その時はほとんどのことを忘れている
「書いている」ことがすべてになって
眠たかったことも痛かったことも
苦しかったことも自分のことも
いつの間にかみんな消えている
それはきっとしあわせな時間だ
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