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株式会社ロボカルはじめます。     (長文・1.4万字)

株式会社ロボカル 代表取締役社長の芦川(アシカワ)です。

働き手が不足してきている日本、世界。
ロボットをつかい労働生産人口減少という大きな社会課題に真正面に向き合い解決していきます。そんなロボットを日本に限らず世界中の多くの産業・会社・現場に導入し、豊かな社会をつくりたいと思って設立した会社です。  


代表の芦川とは誰? 

【有名企業の子供たちと出会った中学】
まずは自己紹介からはじめます。
1987年東京生まれ。中学受験で慶應義塾中等部に入りました。中学では日本や世界を代表する企業のご子息ご息女その親御さんが近くにいたことはかなり刺激を受けました。いつかこんな世界を代表する企業をつくってみたいと中学生の時から野望がありました。中学はバスケ部、高校は帰宅部、大学はゼミ・サークル・部活に入らず仕事に専念し5年かかりましたが無事卒業できました。

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写真:高校の文化祭実行委員。後夜祭のメンバーと

【人生で一番濃かった学生ベンチャーの3年間】
慶應義塾大学在学中に東京大学・東京工業大学の仲間たちとITベンチャーの(株)ミログの創業に参画。創業3ヶ月でVC大手ジャフコ社から1億円調達。累計数億円調達、従業員50名まで拡大するが法人を清算するというジェットコースターなベンチャーをやっていました。人生で一番濃く楽しく充実していた3年間。2008年当時mixi/DeNA/グリー等のインターネットサービスにはCGM(Consumer Generated Media)という掲示板クチコミサイトが流行っていましたが各CGMサイトでは隠語を使った出会い、殺人予告、麻薬密売などの犯罪が起こりえる場所となっており投稿内容の監視にかかるコストが運営会社の悩みでした。そこでミログ社では大学の研究室とコラボし投稿文章から怒り喜び憎しみなどの感情を抽出する自然言語処理技術という機械学習を用いて投稿監視フィルターを開発提供。その後もビックデータを活用した情報処理技術など展開。大学生ながら時代の最先端をいくIT企業と一緒に仕事できたことは素晴らしい経験と自信に繋がりました!

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写真上:東工大内にあったオフィスにてミーティング 
写真下:榎本・社長の城口洋平・山口・芦川 

【マレーシア 🇲🇾 マハティール元首相との交流】
自分の人生に強く影響を与えてくれた方がいます。マレーシア元首相マハティール・ビン・モハマド氏です。高校時代に参加した経団連主催の日本の次世代リーダー養成塾の加藤暁子事務局長に頂いたご縁です。日本からの学びを国策としたルックイースト政策でマレーシアを発展させた人物です。
一国の首相でありながらも世界平和のために何ができるか、何をするのか。を真剣に考え告げていた姿は本当にかっこよかった。建前で発言されているのではなく心から世界を平和にしていきたいというメッセージは印象に残りました。高い志と視座で進べき道を示し、叶えたい夢の大きさがいかに大切であるか。というリーダーシップを学びました。お会いした方の中で一番尊敬しているリーダーです。2008,2009年と来日された際の滞在全てに同行させて頂きました。広島平和記念式典の出席やデパートでのお買い物までご一緒させて頂きとても貴重な経験でした🙇‍♂️🙇‍♂️

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写真上:広島平和記念式典 原爆ドーム前にて
写真下:マハティール御一行のプライベートジェット

【優秀すぎる仲間たち】
中学から慶應ネットワークで生きてきたので大学からは今まで出会ったことのない人たちと交流していこうと積極的に動きました。頭がイイ仲間集めをしたかったので意図的に東大生と仲良くしました(笑)とあるキッカケで鈴木寛氏(元・文部科学副大臣)が東京大学で開催していた「すずかんゼミ」に潜入することができました。が、東大生の会話のレベルが難しすぎて本当に何話しているかわからなかった記憶があります😂 本当に頭がイイ彼らはアホな慶應生にマウントを一切とることなく優しく接してくれて受け入れてくれました😁 東大コネクションのお陰でハーバード・MIT・ブラウン・イェール・バブソンなどのアメリカエリート学生たちとも交流を持てました。彼らが面白かったのは”テストの成績が良い=頭がイイ”という評価ではなかったこと。スポーツや社会活動も評価対象となる。あとはめちゃくちゃ勉強する。激しすぎる飲み会をしても翌日はちゃんと朝から授業に出ていて日本の大学生とハングリーさが違うのを肌みを持って感じました(笑)大学院でアメリカに渡る人は多いと思いますが学部生のエネルギッシュな彼らと接せれたのも刺激になり目線が上がり続けました。そんなこんなしていた大学2年時、「すずかんゼミ」で出会った城口洋平・高畠裕二らが立ち上げた(株)ミログに創業期から参画。なーんにもない所から事業・組織を作る楽しさを優秀な仲間たちと共につくった3年間は本当に楽しかった!会社は道半ばで畳むことになってしまったけれど一緒に切磋琢磨した当時の仲間たちは今も各方面の最前線で活躍しており刺激もらってます。社長であった城口洋平はENECHANGE株式会社を創業しマザーズ に上場し時価総額1千億円も達成(ちなみに上場審査と並行してイギリス・ケンブリッジ大学工学部博士課程もやり遂げてしまうモンスター東大生(笑)。他もITベンチャー創業・上場企業役員・グローバルトップのコンサルファーム→金融機関・PEファンド・世界的ヴァイオリニスト・某企業に50億円でEXITして再チャレンジしている者など強者揃い。彼らが与えてくれる影響は強く(彼らには負けたくないという気持ちを常に持ててる)感謝してます!みんなありがとう!!!

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【利益が出るこんな事業をつくりました】
慶應義塾大学&ミログ社を卒業し(株)ハッピーズを創業しました。事業内容決めずに創業した会社だったので今思うと恥ずかしい社名にしてしまいました・・。2022年4月からは12期目を迎える会社です。事業は紆余曲折を経て「インターネットメディア事業」をやっています。事業内容はニッチな事業ですが全国5,000院の整形外科&接骨院に自賠責患者(交通事故の被害者)の送客に特化したバーティカルメディア「交通事故病院」を運営してます。WEBで集客し自社のコールセンターでクロージング。交通事故は一生に一回あうかあわないかのイベントなので当事者は情報がない中で意思決定しないといけません。結婚式選び・マイホーム購入の類は事前準備できる一方、交通事故は突発的事象なので情報弱者になりがちです。そこで当社コールセンターが交通事故にあった当事者に丁寧に寄り添うことで信頼関係を築き治療先への送客へと繋げます。ユーザー自身が意思決定しにくい商材特性を活かしてあえてアナログのコールセンターでクロージングすることがポイントです。整形外科・接骨院側の視点からすると当社はLTV(Life Time Value顧客生涯価値)が一番高い商材を完全成果報酬で集客してくれる都合のイイ媒体です。特に”交通事故にあったら接骨院に行くことを知らない層”を集客代行をしてくれているので貴重な会社です。整形外科・接骨院各社様とはwin-winの良好なお付き合いをさせて頂いてます。地味に地道にやってきた成果として年間1.5万人の送客数・5,000院を超える提携院数・営業利益3億円を超えるビジネスとなり国内No.1プラットフォームになりました。2021年にはマザーズ上場企業の(株)リグアと業務提携を結ぶことができ堅いビジネス基盤が構築できました。今も足元の数値は毎月過去最高記録を更新し続けているので社長を任せた平直也以下メンバーの頑張りのお陰です。

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【自分の会社が国内No.1のWEBメディアプラットフォームになれた理由】

ハッピーズを創業する際に3つのテーマを決めていました。
①リスクが低いビジネス
②人と違うビジネス
③小さな市場でもNo.1になれるビジネス(=ニッチトップ)

①リスクが低いビジネスとは一概にお伝えしにくいのですがベンチャーである赤字を掘り続けてJカーブの成長曲線を描くビジネスはやめようと思っていました。20代前半の知識経験不足の自分がそんな大成功しないと思ってました。まずはしっかり稼いで大きなビジネスをやる基盤を作ろうと。20代は基礎訓練・30代でビジネス/仲間/軍資金集め、40代で人生をかける本当の勝負に挑戦する時間軸を昔から考えています。そんな中「WEBメディアを軸とした送客手数料モデルのビジネス」にいきつきました。7-8年前はWEBメディアビジネスの全盛期で類似上場企業のPERも異常に高かったです。バーンレートも低く広告費+人件費+サイト運営費ぐらい。一度回り出すとキャッシュをうみやすいモデルです。
②人と違うビジネスをやる観点ではかなり失敗しました。キャッシュのない創業当時から人がやらないビジネスを中途半端にやってしまったため苦しい時期が続きました。(そこにニーズが無いから誰もやってなかっただけ)
人と同じビジネスをしてある程度キャッシュを稼いでから人と違ったビジネスをやるべきでした。非常に反省。
③ニッチトップに関しても②と同じ理由で狙いすぎた感がありました。しかし、交通事故ビジネスは市場規模も大きくスタート当時からかなりの競合がひしめき合っていましたが無謀にもチャレンジを続けきったのでNo.1のポジショニングになれたと思います。自賠責保険支払い総件数をTAMとした場合102万件、接骨院への通院可能件数をSAMとした場合85万件、接骨院への自賠責保険支払い件数をSOMとした場合22万件とSMAにおける当社シェア率も1%台とまだまだ成長余地があるので非常に楽しみな領域です。

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【外苑前に美容院を作ってみたら】
少し余談ですが2021年2月に外苑前駅に美容院をつくりました。一般的な美容院ではなくビル1フロアを借りてそこに1部屋2-3鏡・1シャンプー台を予め設置した美容院を4室作りました。ここ数年日本で流行っているシェアサロンとは異なり長期契約で部屋を借りてもらうビジネスです。アメリカではかなりの店舗数があるビジネスモデルで不動産業に近い概念です。美容師さんはお店を作ることなく(店舗契約・スタッフ雇用・備品準備など一切不要)スグに開業できるのが特徴です。自分は元々美容院が大好きで月2回のペースで髪を切ってました。(一番最初のビジネスはアメリカで日本人が髪を切る美容院チェーンを作ろうかと真剣に考えたくらい!)コロナの影響で原宿,青山,表参道の大型美容院が潰れていくのを目にし何かできないかなと考え「We Workの美容院」を作ろうと思い業界知識や店舗ビジネス経験がなかったのですがとりあえずやってみました。結果、スグ4室埋まり1年目から単月黒字にはなったものの内装に投資しすぎたため長期回収になってしまいました。。当然のことですがスモールスタートして回収早くするべきだった。。初めての箱モノビジネスで勉強になることだらけでしたが自分にはあまり合わない領域であることが一番の収穫でした(笑)

休暇を数年過ごしてみて

【市場規模ってやっぱり大事】
実はこの2-3年間結構暇な時間が増えていました。 WEBメディアのビジネスは一度仕組み化して回るようになるとやることがなくなります。というのは嘘で、(株)ハッピーズ社長の平直也(新卒から当社に入社している真面目な努力家)を筆頭にメンバー皆が頑張ってくれているお陰で!感謝感謝🙇‍♂️  

お付き合いがある先輩の中では、オイシックス・ラ・大地(株)創業社長の高島宏平氏には大変可愛がって頂いております。自分にとって憧れのベンチャー社長だったので(少年がプロ野球選手に憧れる感じ)幸せな時間を過ごさせて頂いております🙇‍♂️  (オイシックスのような大きな事業をやりたいと昔から思ってました!!)2021年はアメリカに2ヶ月間の長期滞在が出来ました。今まで何度となくアメリカに渡っていましたが今回は「規模の違い」を痛感しました。ビジネスで成功されている方々は桁違いにスゴイ成功を収められている・・・(日本でチョット暇になっていた自分が恥ずかしくなりました。。)そんなのんびり過ごした数年を経て1つキーワードが見えてきました。それは『市場規模・マーケットサイズ』。今までは市場が小さくてもニッチ領域でトップになることを意識し続けていましたがやはり大きな市場で圧倒的No.1になることの大切さに気付きました。小さいビジネスで売上100億円の会社をつくり身の回りが幸せになるのではなく、取り組まなくてはいけない社会課題が大きいぶん難易度は上がりますが数兆円規模のビジネスをつくりより多くの影響を与えられる会社でなくてはいけないと。米国市場におけるベンチャー企業のバリュエーションも日本と桁違い。とにかく大きなビジネスに挑戦してみた と思えたアメリカツアーでした。

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写真:ホワイトハウス内で報道官が話する場所 映画によく出てくる実在の場所!


縁もゆかりもないロボット事業なんでやるの?

いろいろあるのですが主観的意見で下記の5つ。

① 大きな社会課題に取り組める
労働生産人口減少という日本世界が抱える大きな課題。働き手の代替に最適な手段のひとつであるロボット。10-20年後にはさらに深刻な課題になっている働き手不足の社会においてやりがいが大きな課題の大きさである

② どんな業種業態にでも適応できる
人が働いている仕事であればロボットで代替出来ます。鰻焼き・危険薬品運び・ネジ回し・重いもの運び・眼鏡製造etc 基本的にはなんでもOK。こんだけ全ての業種業態を横串しであらゆる労働をロボットに置き換えられるって凄くないですか!?対象市場が想像もつかないくらい大きくてワクワクさせてくれる

③ グローバルに挑める
産業用ロボットメーカー(ファナック・安川電機・ABB・川崎重工・KUKA)は既にグローバルへの輸出台数が国内販売数を上回っています。ということは、国内以上にロボット設備導入に関するニーズがグローバルに存在するということ。それを解決している企業はないのでいち早くロボカルをグローバル展開したいと思っています。

④ 成長市場である
2019年産業用ロボットの市場は1兆174億円(出典:富士経済研究所)。2021年産業用ロボットの年間受注額は1超円を超えました。前年比30%増というこのご時世にも関わらず右肩成長の市場です。ロボットを広義に捉えた「産業用制御およびファクトリーオートメーションの世界市場 (~2026年)」でみると予測期間中8.2%のCAGRで推移し、2021年の1331億ドルから2026年には1978億ドル(20兆円超え)の規模に成長すると予測されています。by MarketsandMarkets やっぱり伸びているど真ん中の市場で勝負したい

⑤ 一緒にやる仲間が優秀  
誰とやるかは本当に大切。業界を知り尽くした日比野学・矢部秀一がこのスタートの段階から参画してくれるのは貴重なチャンス。ライフネット生命が出口さん岩瀬さんコンビで成功されたように業界知り尽くしている日比野とインターネットに精通している芦川コンビでスピード感もってやってます。

【ご縁とタイミングとワクワク】
5つの理由を書きましたが、結局一番の理由は大きな課題があり解決する挑戦にワクワクするから!です。ワクワクする挑戦があるというシンプルな結論に至るまで色々な事業検討しました。2020年度には産業廃棄物業界の効率化を目的としたSaaS開発を自社でやり開発費3-4千万円ムダにした過去もあります。ロボット業界をまったく知らない頃に後輩の矢部秀一の相談を受けたのがきっかけで業界に興味を持ちました。彼は川崎重工(株)にて産業用ロボット事業に10年従事しており業界の遅れている部分を説明してくれました。百聞は一見に如かずということで名古屋のロボット工場(Sier)の現場に足を運び話を聞かせてもらいました。想像以上にアナログな現場でした。発注者とロボット工場(Sier)に情報格差が大きく存在している業界(勝手にロボット=最先端技術と思い込んでおり)情報格差の是正をWEBで埋める作業は(株)ハッピーズでNo.1をとった経験から得意分野であったのでとりあえず産業用ロボットのWEBサイトを作ってからマーケットの反応をみることにしました。そんな頃、時間もあったので名古屋のSierロボット企業をまわってヒアリングしているタイミングで創業メンバー・現取締役の日比野学に再会し「ロボカル社を作ってこんなことをする予定です。」と雑談していました。結果、その週末にはロボカル社にジョインすること決まっていました(当時は上場企業の子会社社長という立場。お子様もいて自分より10歳も歳上。自分しかいない名も無きベンチャー企業の創業によく参加するなと思いました(笑)一緒に仕事はじめるまで業界無知の社長(私)から顧問料だけ搾取していく詐欺かなと真剣に思ってました(笑)。ということで話が急展開を迎え、WEBサイトでマーケット調査してからのんびりやろうと思っていたけどそんな余裕はなくなり2021年11月頃からロボカル社を本格的に立ち上げ始動した経緯にいたります。 

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【ものづくりの現場で起きている深刻な課題】

ロボット導入を希望する企業(以下、「発注者」)にも足を運び社長さん達にヒアリングさせて頂く機会がありました。業種によって異なりつつも往々にしてみなさん口を揃えていたことは「人」に関する問題。働き手(職人)が本当に集まらないと。IT業界でも人材不足と言われていますがビジネスの継続可否レベルで死活問題だなと肌身を持って実感したものづくり現場でした。「働き手が集まらない」「人材採用難」「品質安定しない」「生産性あげたい」「単純作業、危険作業をさせたくない」「労働者の高齢化」「世代交代」深刻な悩みがあります。

why now?

足を動かしてみてわかったことは上記の通りです。ただロボットの事業を「今」やる必要性はあるのか?時代の変曲点であるのか?についても客観的事実からコメントします。 

【政府によるロボット政策の推進】
令和元年7月9日 経済産業省 ロボット政策室が発表した「経済産業省におけるロボット政策」の資料を引用させて頂きながらマクロ概念で市場を捉えてみます。
平成26年5月6日 OECD閣僚理事会 安倍内閣総理大臣 基調演説にて総理自らの言葉で「サービス部門の生産性の低さは、世界共通の課題。ロボット技術のさらなる進歩と普及は、こうした課題を一挙に解決する、大きな切り札となるはずです。ものづくりの現場でも、ロボットは、製造ラインの生産性を劇的に引き上げる「可能性」を秘めています。ロボットによる「新たな産業革命」を起こす。そのためのマスタープランを 早急につくり、成長戦略に盛り込んでまいります。」と日本としてロボット産業を推し進めていく旨の発言をされています。

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資料にあるように日本の御家芸である”自動車・電機・エレクトロニクス産業”には産業用ロボットが広く使われてきました。しかし他分野での活用が進んでいません。現在募集を終えてしましましたが「ロボット導入実証事業」という補助金では、ものづくり分野やサービス分野におけるロボット未活用領域へのロボット導入の実証を行う事業者に対し、当該実証事業に要する費用(ロボットシステムの設備費用、SIerによるシステムインテグレーション費用 等)の一部を補助するとされ、補助率が大企業1/2、中小企業2/3、補助上限額:5,000万円と大型の補助金制度がありました。しかし、こういった補助金制度はほとんどの中小企業は知る機会がありません。政府の後押しがある今このタイミングだからこそ多くの中小企業に向けてロボット設備導入のメリット/素晴らしさを発信し、最適な導入を実現していけるタイミングであると考えています。

【10年後の日本を考えたら今から始めるべきだよね】
今やるべきか?をまとめると、どうしても今やらなくてはいけないと思ってません。ただ、10-20年後、今より深刻に人手不足の問題が露呈されているならば今から準備して10年後の来るべき危機に万全の体制で備えたいと思います。また、ものづくり業界は「世代交代」が起こっているタイミングであるので若い世代がロボットを受け入れやすい環境がこの5-10年で加速したそうです(日比野談)
「ロボット導入するならとりあえずロボカルに相談だよね」そんな未来を描いているので、今から一生懸命準備したいと思っています。


産業用ロボット業界の課題はこうだよ

外の人間からきた自分だから見えてきた業界の課題が2つありました。

1. 発注者側に情報がない 
2. 導入に関するコストが高すぎる(発注者・Sierともに)

発注者・ロボット工場(Sier)それぞれの視点から言及してみます。

《発注者に生じる課題》
1ー1. 情報収集が難しい
1ー2 . ロボット工場(Sier)の選定が難しい

《ロボット工場( Sier)が抱える課題》
2ー1. 営業にムダなコストがのってしまう=提供価格が高くなる
2ー2. 受注不確かな案件にも関わらずトライにかかる試作品購入・技術工数が発生

1ー1)情報収集が難しい
ロボットを導入したい!と思っても、どこの誰に相談していいかワカラナイのが現状です。試しにGoogleで「ロボット設備 導入」と検索してみてください。みごとに難しい専門サイト/支援制度補助金情報/技術紹介記事などしか出てきません。(実際に自分も最初本当に困りました。全体像が書いてあるサイトが少なすぎてどこから手をつけていいかワカラナイ・・)発注者がまず知りたい情報としては3つの情報でしょう。
①ロボット導入の全体像
②自社に導入した場合のイメージ(流れ・費用・納期・メリット) 
③自社が作りたいと思うものを実現してくれる最適なロボット工場(Sier) 
このように基礎的な情報が足りない業界なので、発注者が直感的にロボットの良さをわかるようなWEBサイトを作っていきます!

1ー2)ロボット工場(Sier)の選定が難しい(業者選定・費用の妥当性・実績・評判・与信・コミュニケーション・サポート体制)
導入に際する全体像がイメージできてからが本当の苦労です。どこのロボット工場(Sier)に発注したらいいかの情報がどこにもありません。専門商社もありますがそこの会社に辿り着くのも大変。Google検索やお付き合いのある関連メーカーづたいに何社かと面談しながら業者を選定します。相見積もりが取れるように数社の業者選定した後も問題は続出。提出された見積書費用の妥当性がワカラナイ。業者の過去実績や評判はインターネットにどこにも書いてないのでどこと付き合っていいワカラナイ。そもそも依頼内容が業者の得意分野かどうか判断つかない。規模が小さい工場に限っては与信調査もしなくてはならない。営業担当がしっかりと対応してくれない。ロボット工場(Sier)は大手でも売上30億円の規模なので組織だって営業している会社はありません。キーエンスのような出来る営業マンは当然いません(涙)

というように、「ロボット設備を導入したい!」と思っても、とてつもなくムダなお金・時間・労力がかかってしまうい導入が進みにくいことが現状の業界構造がうんでいる課題です。
※ロボカルが考えている発注者の規模は売上10-300億円程度の中小企業です。大企業は既にお付き合いがある商社・メーカーと直接ロボット設備導入をしているで上記課題はさほど気になりません。

次の2つはロボット工場(Sier)が抱えている課題です。
2ー1)営業にムダなコストがのってしまう(案件獲得・見積作成・コンペ対応)
前述の通りロボット工場(Sier)は最大手でも売上30億円程度の規模なので組織だって営業している会社はありません。なので”営業”も一苦労です。案件獲得のために日々全国を飛び回らなくてはいけません。東京本社でも発注先が北海道であれば北海道の現場に赴きヒアリング・現場調査・提案書&見積書作成・コンペに勝つべく接待等の”営業”etcをする日々。ロボット発注は1案件の規模が大きいため(数千万円〜数億円)営業した案件全てを受注できるわけではありません。無駄な見積作業(失注)を減らしたいことがロボット工場(Sier)の本音です。

2ー2)受注不確かな案件にも関わらず技術工数が発生(トライにかかる試作品購入・ロボットで実現可能性判断に伴う技術検証)
産業用ロボットを本格導入する際には必ずトライアル(ロボットで想定している動きを再現できるのかどうか)を行います。ロボット工場(Sier)が過去に同じような案件を受けていれば技術検証の実施ハードルは下がりますが、過去受けたことないロボットをつくる場合はそうはいきません。案件を受注していないにもかかわらず試作品をつくり技術検証を行う必要があります。そこには購入費用・技術職人の工数がかかり失注リスクがある中での出費も辛いものです。

ロボカルが提供する価値はコレ!

上記のようにロボット導入には ①発注者側に情報がない導入に関するコストが高すぎる(発注者・Sierともに)ことです。。ロボット設備を導入したい思っている中小企業にとっては①②は高いハードル。ロボカルはより多くの事業者様にロボット設備を導入してもらうために2つを行います。

①WEBメディアでの情報発信
  ーロボット導入に関する知識提供
  ー導入イメージ
  ー導入事例者のインタビュー動画 

②発注者の成し遂げたいことを実現する(=ロボット作ります)
  ー最適な業者選定
  ー発注者のフロント業務はロボカル技術部門が専任対応
  ー最適な経済条件のご提案

ロボカルでは技術部門の者が発注者様の成し遂げたいことを取りまとめて仕様、スケジュール、予算を策定します。(発注者の生産技術の一部をロボカルが代行するイメージ)
自社では工場を持たないので提携しているロボット工場(Sier)から最適な業者を選定しそちらにロボカルが発注することで、ムダを省き効率的なロボット設備導入を導きます。

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まだ分かりにくいですよね?近いイメージのビジネスモデル2つあります。
印刷のラクスル ネットで集客 → 供給先の工場で印刷 →空間在校の有効活用
「CADDi」を提供するキャディ@製造業 受発注システムによる見積コスト削減 → ビックデータにより最短見積の提出を可能に

まとめると、
①ラクスルモデルでネット集客&供給先工場でロボット開発

②ロボカルのプラットフォームデータを活用して見積コストの削減を実現

国内最高品質のロボット設備を安く・ラクラク・スピード納品をお約束し、発注者にとって最適なロボット導入を実現します!


やる事業はズバリ

(1)ロボカル     
   産業用ロボットの受発注プラットフォーム「ロボカル」の運営 

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どんなミッションを定めたのか

流行の言葉でいうと「ものづくり中小企業にロボットを使ってDXする」です。とにかく、より多くの企業様にロボット導入を推し進めたいと思います。そのためには適切な情報を伝え、導入メリットを理解していただく。そして我々が間にたつことでムダなコストを減らし導入ハードルを下げていきたいと思っています。ということで、ミッションは【日本と世界に「ロボット化」を押し進める】です。この「ロボット化」するというワードがものづくり現場で馴染みある言葉に早くなってもらいたいです。社名のロボカルはこの”ロボット化する”から矢部秀一が考えました!そして、ロボットと共存することで人々の仕事、生活を豊かにしていきたいという壮大な夢としてビジョンは【ロボットで世界を豊かに。】を掲げました。全ての作業がロボットに代替されるとは思ってません。ロボットと人がお互いの得意分野の仕事をしながら豊かな社会を実現していきたいと思います。(このミッション・ビジョンに少しでも共感してくれる方、ロボカルで一緒に働きましょう!)

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競合他社はいるよね?

結論、いません。WEBメディアを情報発信している会社様、発注者の生産代行の一部を担い業者選定〜納品までしている会社様はちらほら見かけますが当該事業を本気でやり抜いている会社様は見受けられません。なぜいないのか?答えとしては「意外に大変な作業」だからです。WEBメディアの構築・発信、ロボット工場(Sier)との提携・案件獲得のための営業。一気通貫でやるのは相当パワーがいるので小さくまとまってビジネス展開されている印象です。(7-8年前に(株)ハッピーズで交通事故メディアをはじめた時もそんな感じでした。SEOが強い会社・営業力が強い会社などいましたが丁寧に丁寧にビジネスをやり続けてたらいつの間にか圧倒的No.1になっていました。だから今いる競合はそんなに気にしていません。ロボカルのビジョン・ミッションに沿ってやるべきことをやるだけだと。そんな状況下だからこそロボカルは全方位にリソースを当ててスピード持って進んでいきます。

ロボカルの経営戦略

産業用ロボットの受発注プラットフォーム「ロボカル」は発注者にとって最適な価格・納期・品質を担保しながら多くのロボット設備導入案件を受注に繋げていきます。受注案件が増えれば増えるほどロボット設備導入に関するビックデータがロボカル上に溜まり見積作成にかかる時間が効率化されるので発注者への提供価格をさらに下げることが可能になります。ミスミ社が提供しているmeviy(メビー)が近いイメージです。robokaru.jp を中心としたWEB集客の強化・全国に営業拠点を設置しオフライン営業の強化をはかりものづくり中小企業のロボット化を推し進めます。通常のロボット工場( Sier)は採算が合わないために力を入れない納品後のアフターサポートも手厚く行います。欠陥・誤作動・部品の欠如等の問題にも迅速に対応出来る組織体制を急ぎます。また併せてロボカルと提携しているロボット工場(Sier)に対して工程管理SaaSツールの提供をはじめます。提携しているからこそロボット工場(Sier)の深いお悩みを理解しています。その課題解決出来るソリューションをSaaSモデルで安定的にサービス提供することでより強い提携関係を構築していきます。ロボット化を推し進めるためにロボカルで受発注を増やしトップラインを上げながら、ロボカルカンリの堅いSaaS事業で事業拡大に集中します。

ロボカルの強み

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目指す組織・チーム

3つのキーワードで上記経営戦略を推し進めます。

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目指すゴール

【ロボット設備導入ならロボカル】と世界中のものづくり現場で言われるポジションを築きたいと思っています。国内はもちろん、早い段階でグローバル展開します。色々なベンチャーがありますがここまで解決すべき社会課題が大きく、明確化されているニーズ、日本に限らず世界を舞台に同じビジネス展開をできる領域はなかなかないと思うので本当にワクワクしてます!!まずは国内にてバリュエーションをつけた状態でIPOしたいと思っているので上場企業の水準を目指したコーポレートガバナンス(経営管理・労務・法務)を初期から構築しながらもスタートアップらしいスピードを重視していきます。

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一にも二にも仲間探し!

長文になりましたが、なぜこの投稿をしたかというと要は、すべて仲間探しのためです!(笑)robokaru.jp もまだ綺麗に仕上げていないのでなかなか事業内容が伝わらないので、自分のバックグラウンド含めてロボカル社について少なからず伝わったかと!募集している職種は全方位。詳しくは募集要項をのぞいてみてください。この投稿を読んで少しでもワクワクしてくれた方、もっと話を芦川・日比野・矢部から直接聞きたい方、お気軽にご連絡ください。まずはカジュアル面談フォームor職種別応募フォームにてお待ちしております!この超アーリーステージにジョインできるのは貴重な機会だと思います。いきなりフルコミットしなくても大丈夫です。副業やらで一緒に働いてみて良し悪し判断してください。スグに大きな会社になると思うので早い段階からジョインして一緒に盛り上げていきましょう!ちょっとした暴露ですがベンチャーはじめて十数年、仲間探しをこれだけ真剣にやっているのは初めてなんです。仕組み化して誰が働いても回るような会社作りたかったので常に仕組みに注力していました。あと一緒に働く仲間を幸せにできる自信がやっとついてきた証拠かもしれません。(今までは自信がなかったから友達にさえ声かけなかったけど今は普通に誘ってます)ロボカルに全てを捧げて成長させるので後悔させません。

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写真:創業メンバー 左から矢部・芦川・日比野


長くなりましたが一番伝えたいこと  

ここまでお読み頂き本当にありがとうございます。長すぎるのでまとめると

① 誰の         →ものづくりをしている全ての中小企業の
② どんな課題を     →働き手不足・人材採用できない
③ どうやって解決?   →産業用ロボットの受発注プラットフォーム    
         「ロボカル」を使って(印刷ラクスルのロボットver.)
④ 既存の代替品は?   →一部の専門商社・メーカー
⑤ 市場規模       →CAGR30%・国内1兆円超え
             グローバルでは20兆円超え(2026年)
⑥ 誰とやるの      →起業11年目でそこそこ戦闘力ついてきた芦川
             ロボット業界の雄である日比野学
             川崎重工の元エース社員の矢部秀一
             しかいません!
⑦ 今やる意味は?    →ロボット化が当たり前になる時代にNo.1
             サービスであるために今からやる
⑧ 目指すゴール     →「ロボット設備導入ならロボカル」と世界中の      
             ものづくり現場で言われているポジショニング 
⑨ その心は?      →ビジョン :ロボットで世界を豊かに。 
         ミッション:日本と世界に「ロボット化」を推し進める  
⑩ 芦川からのメッセージ →創業メンバー大募集!
             少しでもワクワクしたら直接お話します!

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日本、世界の働き手不足という大きすぎる社会課題を一緒に解決しましょう。まずは目の前の小さな課題解決からになりますが、スタートアップとして一生懸命働き、ハードシングスを乗り越え、世の中に影響を与え続けられるサービスと会社を一緒に作っていきましょう!!
日本を代表する世界的スタートアップのはじまりです。 


ここまでお読み頂き、本当にありがとうございます。

みなさま、どうぞよろしくお願いします。 

株式会社ロボカル
代表取締役 
芦川 泰彰 

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