ネズミとツボ押し棒でお直しし倒した話
こんにちは
2月の休日が絶望的になくてちょっとしょんぼりしてる仔蓮です。
最近新しいダーニングのムック本を買いました。
またもや野口光先生監修のブツでございます。
中身はこんな感じ
これを1つ買ってハサミと固定用のゴムさえあればすぐにダーニングできるというとってもお得なムック本です。
まあ直したいものによっては付属の糸は使えないので何とも言えないですが、付属の糸を持って手芸屋に行けば「あぁこういう糸を買えばいいのか」と見本の様に使えると思います。
これを購入する少し前におかんから「これ直して~」と言われて服を何着か渡されたので、せっかくなのでこのネズミとツボ押し棒を使って【直し終わるまで他の作れま5(ファイブ)】を決行します。
※大体寝る前の数時間でやるので無理はしません。
1品目:チュニック
おかんのチュニックからスタートです
古着屋で300円程度で買ったそうです。安い…
「ハンガーが突き刺ささって穴開いちゃった」と言われて渡されたのですが、そんな穴よりもやばい箇所が。
なんだよこれは
これ後側なんですけど、袖と身頃の境目がうっすうすのすっけすけになってしまっています。おそらく以前使用されていた時の摩擦のせいかと思われますが…生地の繊維が全てちぎれるのは時間の問題ですね。穴よりもこっちを重点的に直していかねば。
使う糸はアヴリルの福箱に入っていたタッサシルクの黒色
チェック柄なので多少色が違くてもなんとかなるでしょう
まず穴をベーシックな直し方でふさぎます
1本どりだし、絹糸だしで糸すべりが激悪でしたが出来上がってみるとみっちりしていい感じになりました
次は問題の縫い目の境目です。
(黒いところをよく見せようとすると手が輝きすぎてまぶしいね。すみません)
作業中におかんに気にしてた穴よりこっちの方がやばいことを伝えると、
「え!あらま~通りで安いと思ったわ…全然気づかなかった~よく見なくちゃダメね」とのことでした。普通すぎる返答。
先にやる方はベーシック風味に直しますが、元々の布の織り糸のように針を通します
もう片方はブランケットステッチでもみくちゃにふさぎました。マウスが使いづらいところはスティックを当てながらやります。
完了!おわり~
2品目:カーディガン
続いておかんのカーディガンです
袖口に穴が開いてます。どうしてこんなことに…
糸はムック本に入っていた何とも言えないグレーの糸を使います。
ブランケットステッチをして~
修繕おわり~
もう片方は別に穴とか開いてないけどそれっぽくステッチします。
袖口だけなのも寂しいので、第1ボタンだけブランケットステッチで囲みました。お花みたいになった…ボタン全部囲んでもいいと思ったけどくどそうだからやめました。
3品目:靴下
おかんのばっかやってたけど私の私物もお直しします。お気に入りで結構履いてたら足の裏がすっけすけになってしまったのでハニカムダーニングで隠し&補強していきます。
糸はムック本の糸とマッシュルームの方についていた糸を使います。
靴下と似たような色とトーンの糸を選んだつもりです。
直したいところをなみ縫いで囲ってからひたすら円状にブランケットステッチをします。出来上がりの柄が蜂の巣のように見えるからハニカムダーニングというらしい。
色替えがまだ慣れないな…
直りました。
もう片方も一気にやろうと思ったんですけど、眠くって…
明日やることにします。
*****
昨日は3色使ったけど今日は赤一色でハニカムダーニングをします
中心の刺し終わりはチェーンステッチで終わらせました。
履いてみたー
可愛い!
踏みしめてみると思ったより縫ったところは気にならない感じ。
これで穴が開く恐怖からしばらく解放されたわ…
4品目:靴下(おかんの)
私の靴下を見て思い出したのか、おかんが追加でスキー用の靴下を持ってきました。
「爪先に穴あるから塞いでー」だってさ
確かに指が当たるであろう箇所が薄くなっていましたが、マウスをはめてみると前回の私の靴下と同じような爪先と甲の編み方が変わる境目あたりもだいぶ擦り切れてたがわかったので、そこも直します。
指の形めっちゃわかるのおもろいな
ハニカムとか、ベーシックなやつとか、ゴマシオとか色々組み合わせました。スキー用品ってカラフルなイメージがあるから、明るい色を組み合わせて直したよ
おかんもこれには大満足してくれました
(背景汚い…)
5品目:セーター
最後はおかんから受け継いで現在私の物になってるセーターです。
おかんが若かりし頃に一目惚れして買ったメイドインジャパンの、そこそこ良いやつだそうです。
良いんだけどね、シミがね…
日焼けのようなシミが…いつまで経っても落ちないから隠すことにしました。
ただ、このセーターはざっくりな編み地の為、ダーニングが上手くいかず…
なのでメリヤス刺繍みたいに編み目の上にちょうど刺繍糸が重なるように糸を通していきます。
実はシミの隠し方を模索してる内に別の箇所に気になるとこを発見してしまった為メリヤス刺繍にしたのもあります。
なんか糸の中に黒い繊維が入り込んでてカビみたいに見えて「うわー!何これ知らないんだけど言ってよぉー!!」ってなりました。
直しました。
色が違うのはもう、味です。味の域です。
いろいろやってみて思ったこと。
ハニカムダーニングが一番楽にごまかせる。
広範囲をザクザク隠せるのが良い。
本当にちっこい穴とかならスタンダードな四角いダーニングの方がいいけど、今回の直す箇所は大きめなものが多くてハニカムをめちゃくちゃ使いました。直したいとこの外周をまず並縫いするから、どのタイミングで色を変えようかなーと想像しやすくなるのも良かったです。
あとはざっくりした編み地の修繕方法は要検討する必要があるとも感じました…修行が足りない。まぁいつでもやり直しは効くので、楽に考えていこうと思います。
これでひとまずお直しは終了です。
このムック本は買って正解でした!
ダーニングって楽しいね〜
次回からは作るぞー
(ダーニング第1弾の記事もお読みいただければ嬉しいです!)
ではでは