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【宮崎県焼酎 ‘’渡邉酒造場” 蔵元情報】

2016/3/18

“風土で醸す“=“テロワールを大事にした焼酎造り”に情熱をかける
宮崎県「渡邉酒造場」渡邉幸一郎社長のお話伺いました。

県産の原料使用、栽培から醸造・蒸留までこだわり、“テロワール”を意識しているという幸一郎さん、
「お酒造りは微生物の神秘的な営み。モニターでコントロールした毎年同じ安定した味わいではなく、土地を感じる焼酎を造りたい」という思いがあるそうです。

芋は土づくりから始め、仕込みは土を落としすぎないことで土に含まれる天然の酵母も取り込む、蔵の温度管理には外の空気を取り込むなどのこだわりです。

海外へ勉強に行くと、ワイン生産者とのテロワールへの意識に共通の思いが感じられたそうです。
今後は海外で、それぞれの国の料理に合わせた食中酒として世界中で飲まれるお酒にしたいと仰せられていました。

正直、栽培から醸造、蒸留まで全てを手作業で行うことは本当に大変だそうで年間生産量4万本が精一杯。
ですが、毎年の天候に合わせ、全力を尽くした最高の焼酎を目指している。

情熱、愛情に溢れる焼酎造りの幸一郎さんは最後にこんな言葉を…
「食べ物は身体の栄養。お酒は心の栄養。心安らぎ豊かに、明日また頑張ろう、飲む人がそう思えるような、疲れたときにホッと出来るようなお酒造りをしたい」

思いが熱すぎて時々目を潤ませながらお話される姿、感動してしまいました。
純粋に焼酎を愛しているんだなと。
思いが詰まったお酒造りの先にある味わい、
造り手の方にお会いすると感じる人柄や思いにたくさん感動します。


「お酒は心の栄養」
テクニカルに味わいを分析して話すのではなく、ボトルに詰まったたくさんの思い、背景、これを伝えたいなぁと思いました。

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