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[アート展示告知・第三回目]Bloom of Youth 2/SUKO

秋を追い越して、冬が足早とやってきた11月。
第三回目となる、ロバート下北沢での壁のアート展示を開催いたします!

ロバート下北沢ではお馴染みとなった「yosemic」のメンバーであるmariさんが活動するアーティストグループ「SUKO」による展示になります。

すこ。。。と、なんとも口に出したくなる名前のグループ。メンバーは4人いて、みなさんは大学の同期だそうです。

日常の何気ない瞬間や風景を切り取る写真作品を制作するmariさん。
大胆な色彩センスをもちいて超現実的世界を構築するコラージュ作品を制作するNoki.さん。
グラフィックの可能性を探るように作品を制作するriaさん。
女性の体や心を切り口にイラスト作品を制作するsophiiさん。

ひとりひとり作風も技法も違う4人がおこなう今回の展示のテーマは、「Bloom of Youth/咲き誇る若さ」。
いましか見れない、いましか感じられない、4人が作品にぶつけたエネルギーを、存分に味わってほしいです。

どうしてグループを結成するに至ったのか?
はたしてどんな人物たちなのか?
今回も展示前にSUKOのみなさんのことをよく知るための、テキストインタビューをおこないました!

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Q. SUKO結成のきっかけはなんですか?この4人になった理由も教えてください!

mari あんまり覚えていないです…(笑)。 常に表現をしていたい気持ちはあれど、仕事ではない場所でひとりでコンスタントに作品を作るのは大変だから、みんなでやろうと大学の同期で結成した、という経緯な気がします。
sophii 好きな作品を好きなように好きなだけ。自分の最大限の個性を発信する場を、尊敬するメンバーのみんなと作りたかったことを覚えています。そしてあわよくば沢山の人が作品を見て、何か感じてもらえたらなと思います。
ria 私もうる覚えですが、何も気にする事なく自分たちがピュアな状態でアウトプット出来る場所が欲しいと思ったからですかね!(笑) 
Noki. もともと自分ひとりで作品を作っては、たまにどこかでこっそり人に見せてという生活をしていて、そろそろちゃんと本腰入れて発信しなきゃ‼︎と思っていたときに、似たような価値観を持ち、今まで触れてきたカルチャーが比較的にリンクしているメンバー同士でなんかやろうってなりました。

Q.>Noki.さん:普段どのように作品の着想を得ていますか?

Noki. 「さぁ!!0からなんか作るぞ!!」とやる気満々でPCの前に座っても、大抵思いつかないことが多いです。
歩いている時、友達と話している時、カフェでだらだらしている時、音楽を聞いている時と、作品によってアプローチは違いますが、人生のふとした瞬間に思いつくことが多いです!
本を読んだり、考え事をしたりして得た、哲学や思想をメッセージとして伝えたいと常に思っています。そこに映画や音楽、またはサブカルチャーなどの情報が混じり合った時に、作品っぽい着想が湧いてきたりします。それがふとした瞬間だったり。。。
そのために、部屋の中に好きな物だけを詰め込んで小宇宙を作っていた、10代の頃のあの感覚を忘れずに、日々過ごしています。

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Q.>mariさん:特に写真を撮りたいと思う瞬間はどんなときですか?

mari わりとカメラを持っていないときが多いです(笑)。
もちろん美しい建造物や風景も撮りたい対象ですが、私の場合は、なんでもない日常の中でふと、いま撮りたい!と思うことが多いです。平凡な日常をなるべく自然なまま切り取ることで、あとで写真を見返したときにその一枚の中に物語性を感じます。
カメラを始めてからしばらくは毎日一眼レフをちゃんと持ち歩いていたのですが、何しろ重たいので持ち運ぶことが段々億劫になってきて、、、。
でも撮りたい瞬間がいつやってくるか自分でも本当にわからないので、なるべくいつでもカメラを持ち歩いていたいという気持ちはあり、段々小さいサイズのカメラを使うようになり、今はハーフサイズのフィルムカメラを使うことに落ち着いています。ものすごくコンパクトでちゃんと持ち歩く気になり、そうなると撮りたいときに撮れることが増えました。重たい一眼を持ち出した日は、せっかく持ち出したのだから良い写真を撮らなきゃと思ってしまう傾向にあるのですが、今のカメラではそう感じることもなくなり、気楽に純粋に写真を楽しめているなと思います。

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Q.>riaさん:グラッフィックのおもしろさを教えてください!

ria 正直、まだグラフィックの良さや面白さについて「これです!」と答えられるわけではないです。私自身もまだ、試行錯誤中の段階で、、、。
強いていうなら、「グラフィック=情報/伝達」だと私は考えています。
意識して生活してみると、私たちはありとあらゆる場所でグラフィックを目にしている事に気がつきます。そして、毎日の些細な一つ一つの選択でさえ、グラフィックに左右されている事に気づく時があります。
例えば、コンビニで同じ商品が売られていたとします。購買意欲のそそられる写真付きのAの商品か、Bの無地のパッケージに包まれた中身の想像がつかない商品だったら、少なくとも写真や説明のついた商品Aが選ばれやすいと思います。
中身が不明確だからこそ、見た目や雰囲気、文字などの外部的要員を利用し私たちは中身を想像します。
このように、日常生活の何気ない選択場面にグラフィックは欠かせない表現方法だと考えているので、意識しながら生活してみるととてもおもしろいと思います。
今回の作品に関しては、「見た目」的な切り口で言うと、作品を見た時のファーストインプレッションやインパクトを大事にしてもらいたくて、、、。
それがどんな答えでも、言葉にできなくても良いので、見てもらった人にグラフィック的なアプローチで何か思ってもらえたり、感じ取ってくれたらいいなと思います。

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Q.>sophiiさん:今回の作品テーマが「女性のポートレイトの身体的な特徴を捉える。心と体の自由について」ですが、sophiiさんにとって心と体の自由とはなんですか?

sophii 心が自由であれば、体も自由になる。体が自由であれば、心も自由になると私は考えます。でも人はたくさんのコンプレックス…特に容姿にコンプレックスを抱えることが多いと思います。目の大きさ、鼻の形、顔の輪郭、身長や体格、骨格など…あげるときりがありません。
コンプレックスは性別年齢関係なく誰にでもあるもので、私自身コンプレックスというものに何年も悩まされ、今も悩み続けています。
しかし、それはとても窮屈なことなのではないかと、最近思うようになりました。
近年欧米からアジアへと拡大する「ボディ・ポジティブ」運動。貴方は貴方のままで美しい、「ありのままの自分を受け入れる」考えをメディアでも見かけることが増えました。日本でもその考えが徐々に浸透してきているとは思いますが、美のスタンダードは未だ消えてはくれません。
そしてきっとそう簡単には消えないものです。私たちがおじいちゃんおばあちゃんになるまで残り続けるかもしれません。
それでも自分自身だけでも自分を肯定してあげることで初めて、心も体も自由になるのだと思います。自分を大好きでいることが、自分にとって最高の自由なのだと…。
そう感じ取ってもらえるように、女性のポートレイトを始め、様々な体型や肌、外見を描きたいと感じました。私の絵で少しでもありのままの自分をもっと好きになって頂けたら嬉しいです。

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展示開始は11月13日(土)から。
下北沢に遊びにきたついでに、ぜひふらっとお越しください!



【展示情報】

「Bloom of Youth 2」


今回の展覧会のテーマ、
そしてタイトルにもある
「Bloom of Youth」は、
「咲き誇る若さ」を意味し、
最も充実した時間、
青春の絶頂のことを言います。

若さとは、全ての人間に
平等に分け与えられるものですが、
儚く、振り返ってみれば
一瞬の夢のような時間。

なんでもできるような強さと、
自分が何者なのか分からない
不安定さを抱える私たちは、
いつも孤独で、
なにかを必死に追い求めています。

きっと私たち一人ひとり、
自分だけの咲き誇る
満開のひとときがあると思います。
今回の展示で私たち4人にとっての
「Bloom of Youth」に向き合い、
作品に落とし込みました。


日時:2021年11月13日(土)〜12月10日(金)

   10時〜19時(土日祝は休み)

*13日(土)は土日特別展示日のため、12時〜18時
土日特別展示日:11月13日(土)/11月27日(土)/11月28日(日)/
        12月4日(土)/12月5日(日)
        12時〜18時 *アーティスト在廊予定
会場:ロバート下北沢(下北沢駅東口から徒歩1分)
〒155-0031東京都世田谷区北沢2-30-14重宗ビル3F

料金:観覧無料【会場がコワーキングスペースのため、席をご利用の場合は2時間550円(税込)から】

【Artist profile】
SUKO
すき。という直感を大事にしようというコンセプトのもと、SUKO(すこ)を結成。大学の同期で創作活動しています。
Instagram
SUKO/@suko.dayo
mari/@mar____mk
Noki./@saeekagen23
sophii/@onemu.san
ria/@riafallsasleep

【展示観覧の際のお願い】
・アーティストの展示をご覧になる方は、受付にその旨をお伝えください。
・コワーキングスペースのため、席をご利用の場合は受付で会員登録のうえ、2時間550円(税込)からご利用いただけます。
・ソファスペースでの展示のみ、コワーキングスペース会員様の予約が入っている場合は観覧することができません。こちらから予約状況をご確認のうえ、ご来場ください。
・作業中のお客様もいらっしゃるため、ご配慮いただきながらのご観覧をお願いいたします。

【展示希望アーティスト募集中】
展示をご希望の方は、下記項目への回答とポートフォリオを添付のうえメールにてご連絡ください。
審査のうえ、展示をしていただきたい!と思った方にはこちらからメールを返信いたします。
ーーーーーー
・お名前
・メールアドレス
・展示をしようと思ったきっかけ
・作品を発表しているSNSなどあれば教えてください。

ーーーーーー
連絡先→info@robert.jp


展示について
場所:ロバート下北沢(下北沢駅東口から徒歩1分)
〒155-0031東京都世田谷区北沢2-30-14重宗ビル3F
展示期間:〜1ヶ月間(要相談)
費用:場所代は無料。展示準備などにかかる費用1500円を、基本料金として頂戴いたします。


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