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カンタンな話をわざわざ難しくする人たち
※本エントリは、囲碁界における「元院問題」をある程度見たこと聞いたこと読んだことがあるよという人向けです。
ご無沙汰しております、碁バンジェリストの羅王です。日本棋院認定試験ではなぜか五段、東洋囲碁ではいつまで経っても2段です。突然ですが、皆さんの周りにこういう人はいらっしゃるでしょうか。
1.箇条書きで書けば2-3行で済む話を、20行ぐらいのメッセージで送ってきて、主語が途中で入れ替わったり
一体、囲碁の民は「囲碁アート問題」の何に怒っているのか?に関する一考察
囲碁界の皆様、碁無沙汰しております、碁バンジェリスト(100年以内には商標登録しますので取らないで!)の羅王です。しばらく266kmマラソンネタばかりで囲碁ネタからは離れておりましたが、久々に業界で燃え広がってる大火事が発生しましたので、考察してみたいと思います。ファクトの追跡および矛盾点の指摘においては歴代最強の大将軍クラスの、山本いちろう隊長/ヨッピー両氏の超劣化版のような文体になるかもしれま
もっとみるみちのく津軽ジャーニーラン266km完走記 その17 祝勝会事件簿
ポルナレフ的事件その1
な、何を言ってるか分からねぇと思うが、い、今起きたことをありのまま話すぜ。
まず、祝勝会がまともだったのは最初の5分だけだった。注文を済ませ、飲み物が到着し、提督である俺がスピーチして乾杯。3人の完走を祝い、1人のリベンジを誓う。さぁ、266kmと51時間を振り返っての思い出話だ!・・・と思った瞬間、
「大体マッキーの敗因はですねぇ、あれだけ言ったのに前泊してギリギ
みちのく津軽ジャーニーラン266km完走記 その16 言い訳はいいから早くしてください(255.1km黒石駅前多目的広場~266.4kmGOAL地点)
Into Darkness
255.1km黒石駅前多目的広場に着いた。ただいま17時10分、スタートから48時間10分が経過。残りの距離は11km、制限時間の20時まであと2時間50分。いける!間違いなくいける!もうぜーったい大丈夫!
最後のエイドとなるここ黒石駅前多目的広場では、黒石名物の「つゆ焼きそば」がふるまわれる。この地域の人以外には想像しづらいかもしれないけれど、名前の通り焼きそばが
みちのく津軽ジャーニーラン266km完走記 その15 もう疲れたよ、パトラッシュ (245.6kmスポーツプラザ藤崎~255.1km黒石駅前多目的広場)
エンディ is Back
245.6kmスポーツプラザ藤崎には、15:30に着いた。スタートから46時間半。制限時間まであと4時間30分、残り21km。残存兵力、なし。HP,MPともほぼゼロ。計算上、十分にゴールできるペースでここまで来ている。しかし、もう何も頑張れない。ウォーキングデッドと化した俺は、それでもやれることだけはやろうと、歩みを進めた。限界だろうがゾンビだろうが、決められたペースさ
みちのく津軽ジャーニーラン266km完走記 その14 ヒロポン in Trouble(215.5km金木町観光物産館~245.6kmスポーツプラザ藤崎)
ヒロポン in Trouble
215.5km金木町観光物産館を出た。背中には、「いってらっしゃい!」のエイドの人たちの声。それは「おめでとう!」と同義の声に聞こえた。ありがとう!行ってくる!ラムネソフトを食べながら、もはや勝ち確となったレースの残りへと思いを馳せる。ここから先は後半戦最大の難所、245.6kmスポーツプラザ藤崎へ延々と続く30.1kmの田園地帯である。3年前はこの区間で、暑さと
みちのく津軽ジャーニーラン266km完走記 その13 「提督」と呼ばれたくて・・・(181.7kmふるさと体験館~215.5km金木町観光物産館)
3度目の勝利宣言、そして山中に堕つ
181.7kmふるさと体験館に着いた。スタートから32時間15分、今は夜中1時15分。予定よりは15分ほど少し遅れたが、悪くないペースだ。けど、眠すぎて頭がおかしくなりそうだ。ここまで連れてきてくれたヒロポン、センキュー。普段もカッコいいけど、ここまでのラスト5kmは本当にかっこよかった。このエイドは鰊御殿以上に至れり尽くせりであり、食事のメニューはシチュー、
みちのく津軽ジャーニーラン266km完走記 その12 ボラギノールしてるかい?(161.9km道の駅たいらだて~181.7kmふるさと体験館)
さらばマッキー、また逢うその日まで
さあ、あと20kmもすれば、がっつり睡眠のとれるエイドだ。この頃になると、カラダは1にも2にも睡眠を欲するようになり、眠気との闘いが本格化してきていた。眠い、とにかく眠い。さっき寝たばっかりだけどまだ眠い。ううう、眠ぃよぉぉぉぉ!道の駅の自販機で缶コーヒーを買い込み、最後の粘りを生むためのカフェインを手に入れる。181.7kmふるさと体験館まであと約20km、
みちのく津軽ジャーニーラン266km完走記 その11 選手生命・・・終わりだ・・・(125.9km龍飛地区コミュニティセンター~161.9km道の駅たいらだて)
リーダーとは
125.9kmまでは、紆余曲折あれどタイム上はプラン通りの戦いが出来ていた。うまくいかなかったこととしては、龍飛地区コミュニティセンターでの睡眠がもう30分ほど欲しかったということぐらい。それ以外に関して言えば、プランを立てておいてなんだが、こんなにうまくいくとは思わなかった。ここまでで1時間のビハインドを背負ってしまっていては、疲れ果てたカラダにも関わらず今後のどこかで無理をせね
みちのく津軽ジャーニーラン266km完走記 その10 ダークサイドに堕ちかけて(95.5km鰊御殿~125.9km龍飛地区コミュニティセンター)
心のふるさと、鰊御殿
95.5km鰊御殿に着いた。予定していた(それでもなかなかにストレッチな目標だった)15時間からさらに30分巻き、14時間半での到着。朝7時半。完璧だ。あまりにも完璧すぎる。ここではスポーツエイド専属カメラウーマン(?)のShizu Koshikawa女史がレンズを構えていてくれて、俺たちの到着を激写してくれた。疲労は感じさせながらも自然体で鰊御殿に向かう俺、自分のカメラ映
みちのく津軽ジャーニーラン266km完走記 その9 この漢、底が知れん! (49.5km日本海拠点館~95.5km鰊御殿 後編)
制約と誓約
過去2度出場した「短い方」において、いずれもこの55km地点から67.6km亀ヶ岡遺跡、そして95.5km鰊御殿までの道のりで完全にダレてペースを見失ってしまった底辺ランナーの俺。しかし、今回は「長い方」でチームメイトをゴールさせるというミッションがある。こんなところでダレるわけにはいかない。俺は次なるカードである「ヒロポンのよもやま話その1 恋バナ」を切った。極限状態においては、ど
みちのく津軽ジャーニーラン266km完走記 その8 疲れた時こそリズミカル!(49.5km日本海拠点館~95.5km鰊御殿 前編)
一口大のサイコロステーキ
49.5km日本海拠点館まで、頑張ってスタートから7時間で着きたかった俺たち。しかし、ペースを着実に刻めたのが良かったのか、予定より20分速く6時間40分で着くことが出来た。勝った。勝ってしまった。俺は横にいたエンディに微笑みかけた。エンディも、普段は無表情なのに微笑んでいた。多分。
補給に関しては、エイドがある日本海拠点館ではなく、その1km手前のローソンでしっかり
みちのく津軽ジャーニーラン266km完走記 その7 てめえらの血はなに色だ! (22.4km嶽温泉~49.5km日本海拠点館)
「他意のない族」
22.4km嶽温泉には、予定の3時間より少し早い、2時間55分で到着することができた。そしてここからが本番である。序盤(の前半)の最大の目標は、49.5km日本海拠点館まで7時間で到達することだ。そうすれば、95.5km鰊御殿に15時間で到着という目標も、現実味を帯びてくる。可能な限り速く、しかし可能な限り疲れないように・・・。嶽温泉では一瞬4人が揃ったが、「傲慢」かつ「他意の
みちのく津軽ジャーニーラン266km完走記 その6 チームで動かないチームメイト(スタート~22.4km嶽温泉)
俺たちは、7月16日17時、ついにスタート地点の弘前市さくら野百貨店を後にした。
傲慢な漢たち
ついに、ついにスタートした。いや、何がってブログでやっとレースがスタートした。ここまで長かった。断固たる完走を誓ってダンコたる作戦もみっちり立てた。あとはやるだけだ。引いたと思った風邪も、許容範囲のダルさにしかなっていない。大丈夫だ。さぁ、行こうか。合言葉は、「何があっても125.9km龍飛地区コミ
みちのく津軽ジャーニーラン266km完走記 その5 断固たるゴールをするためのダンコたる作戦
ダンコたる勝利を呼び込む作戦はコレだ
ついにスタートした。読者の皆さん、前置きが長くて済まんかった。幾人からも「まだスタートせんのか?」という問い合わせがあったが、ご存じの通りすべて無視してここまで来てしまった。この完走記を完走するには10話ほどを要するつもりなので、食べかけのカップヌードルカレー味をそっと置いて、気長に付き合ってほしい。長いレースなので、完走記も長くなるのは当然だ。
スポーツ
みちのく津軽ジャーニーラン266km完走記 その4 スタート、回顧と邂逅
出走15分前
ついにレースがスタートする。17時スタートのため、16時半には事前説明会が終了(奇跡!)。16時45分にはスタート地点に集合するようにとのお達しが出ていた。そして参加者皆で記念撮影。
お気づきの通り、この写真に俺たちサムライ魂は写っていない。まだこのA級、S級妖怪が集うレースにおいて、D級妖怪に過ぎない俺たちは写真に写りこむ資格すら与えられていないからだ・・・と言いたいところでそ