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持続化補助金「公募要領」から読み解く採択を引き寄せるポイント④

 小規模事業者持続化補助金のルールブックである「公募要領」では「審査の観点」というページで、文字通りどのような観点から審査されるのかを公表しています。これをきちんと読み解き、計画書作成に活かすことが出来れば、採択の可能性は向上することが期待できます。

 ただし、そこに記載された内容は抽象的であり、うまく読み解くことが困難な方もいるはずです。そこで、その内容を読み解きやすくするために、以下に示した前3回の記事に引き続き、そのポイントを解説していきます。
持続化補助金「公募要領」から読み解く採択を引き寄せるポイント③
持続化補助金「公募要領」から読み解く採択を引き寄せるポイント②
持続化補助金「公募要領」から読み解く採択を引き寄せるポイント

1.持続化補助金「公募要領」から読み解く採択を引き寄せるポイント

持続化補助金「公募要領」から読み解く採択を引き寄せるポイント(9)「審査の観点」の変更点を把握する

 下図は、持続化補助金「公募要領」の「審査の観点」に記載のある「Ⅱ.書面審査」の内容です。

令和元年度補正予算・令和3 年度補正予算 小規模事業者持続化補助金<一般型> 公募要領(第5版、第10回受付締切分以降)より引用

 この「Ⅱ.書面審査」に「④積算の透明・適切性」として「補助事業計画に合致した事業実施に必要なものとなっているか。」「事業費の計上・ 積算が正確・明確で、真に必要な金額が計上されているか。」という記載があります。

 これに対して、かつての公募要領(第7回受付締切分以前)における「④積算の透明・適切性」は「事業費の計上・積算が正確・明確で、事業実施に必要なものとなっているか。」という一文のみでした。

 つまり、今回の「④積算の透明・適切性」には「(事業費が)補助事業計画に合致した事業実施に必要なものとなっているか。」という文面が追加され、それまで「(事業費が)事業実施に必要なものとなっているか。」であった文面が「(事業費が)真に必要な金額が計上されているか。」に変わったことになります。

 よって、補助事業計画と補助対象経費の関連性を述べるとともに、これまで以上に補助対象経費の必要性を訴求する必要があるということになります。以降では、これを踏まえて、計画書をどのように記載するべきかを述べていきます。

持続化補助金「公募要領」から読み解く採択を引き寄せるポイント(10)「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」に費用を記載する

 以下に示した小規模事業者持続化補助金のホームページでは、珈琲店、カラオケ店、旅行業、割烹料理店、宿泊業、板金加工、窯業といった7業種の計画書記入例が公表されています。
【商工会議所エリア】

【商工会エリア】

 これら記入例の中の<補助事業計画>を見てみると、全ての記入例において補助事業の費用が「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」に記載されていることが分かります。つまり、補助事業の内容を説明する際に補助対象経費も加えて説明しているということです。

 これによって、説明した補助事業と補助対象経費の関連や必要性が分かりやすくなるため、前述した「④積算の透明・適切性」に記載された内容を満たすことが期待できるでしょう。

 今回は、持続化補助金「公募要領」内「審査の観点」の記載内容を踏まえた採択のポイントとして(9)「審査の観点」の変更点を把握する、(10)「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」に費用を記載する、を述べました。次回も引き続きこのポイントを述べていきます。

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