三上康一@経営革新計画の策定支援をするガソスタ出身の中小企業診断士

埼玉県川越市の株式会社ロードサイド経営研究所代表取締役。ガソリンスタンド運営会社に… もっとみる

三上康一@経営革新計画の策定支援をするガソスタ出身の中小企業診断士

埼玉県川越市の株式会社ロードサイド経営研究所代表取締役。ガソリンスタンド運営会社に21年間勤務しつつ中小企業診断士の資格を取得、その後2009年に経営コンサルタントとして創業。経営革新計画の作成支援は200件を超える。https://www.roadsidekeiei.jp/

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【2023年12月12日締切】持続化補助金<第14回>「賃金引上げ枠」提出書類のまとめ

 小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)の「賃金引上げ枠」は、文字通り賃金を上昇させることによって、補助上限額が「通常枠」の4倍である200万円まで引上げられることになっています。また、黒字事業者の場合の補助率は「通常枠」と同様に3分の2ですが、赤字事業者の場合のそれは4分の3に引上げられます。  この「賃金引上げ枠」の制度については、以下の記事で解説をしたわけですが、実際に申請をする場合には「賃金引上げ枠」ならではの提出書類があり、この書類で右往左往してしまう事業者が散

    • 持続化補助金<第14回>機械装置等費のポイント【2023年12月12日締切】

       現在、様々な補助金制度がありますが、それらには目的がありますので、それに合致した経費の使い道が求められています。よって、ある補助金では対象となった経費が、別の補助金では対象外となる場合もあります。  小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)も対象となる経費が定められており、2023年9月12日に下記サイトで公開された第14回の公募要領には、その詳細な解説があります。 【商工会議所管轄地域で事業を営んでいる方向け】 【商工会管轄地域で事業を営んでいる方向け】  そこで

      • 【2023年12月12日締切り】持続化補助金<第14回>創業枠の詳細と申請のポイント

         創業者が増えるということは、その業界の競争が激しくなり、それに対応できない事業者は廃業していくことになります。これにより黒字事業者が増加すれば、国の税収増加を通じて、様々な施策を打つことが可能になると言えます。  そこで、創業者を増加させるために小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)では、通常枠とは別に創業枠を設けています。  創業枠の補助率は通常枠と同じ3分の2ですが、補助上限額は通常枠の50万円に対して200万円となっています。ただし、一定の条件を満たさないと当枠

        • 【2023年12月12日締切り】持続化補助金<第14回>賃金引上げ枠をわかりやすく解説!

           小規模事業者持続化補助金<通常枠>は、販路開拓などに要する費用の3分の2、上限50万円を補助する制度ですが、これとは別に4つの特別枠が設けられています。  そのひとつである「賃金引上げ枠」は、文字通り賃金を引上げることによって、補助上限額が200万円まで引き上げられることになっています。  よって、現時点で従業員を雇用していたり、今後雇用を予定していたりする小規模事業者が、相応の費用を使って販路開拓などをしたい場合は、活用の余地があります。  今回の記事では2023年

        【2023年12月12日締切】持続化補助金<第14回>「賃金引上げ枠」提出書類のまとめ

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        • 小規模事業者持続化補助金制度の解説
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        • ガソリンスタンドの現場から
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        • 小規模事業者持続化補助金の計画書作成事例
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        • 経営革新計画の策定事例
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        • 小規模事業者持続化補助金計画書の書き方
          三上康一@経営革新計画の策定支援をするガソスタ出身の中小企業診断士

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          【2023年12月12日締切】小規模事業者持続化補助金<第14回>の補助対象者をわかりやすく解説!

           小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)は、文字通り小規模事業者を対象としていますが、何をもって「小規模」というのでしょうか。また、この定義を満たしたとしても、当補助金に応募できない場合が細かく設定されており、これを認識せずに申請の準備をしても徒労に終わってしまいます。  そこで今回の記事では、2023年9月12日に下記サイトで公開された、持続化補助金第14回の公募要領に基づき、当補助金を活用できる方、すなわち補助対象者について主だったポイントについて解説をしていきます。

          【2023年12月12日締切】小規模事業者持続化補助金<第14回>の補助対象者をわかりやすく解説!

          ガソリンスタンドで他人に振り回されないための3つのコツ

          ※当記事は2020年12月7日にメルマガで配信した記事に加筆修正をしたものです。弊社LINEのおともだちに登録されると、このような経営に関する記事が原則週1回ペースで配信されます。 1.ガソリンスタンドで他人に振り回されないための3つのコツ ネットで「弱い人ほど人を許せない。強い人ほど気にしない。」という言葉を見かけました。私は、この言葉は、ガソリンスタンドで働く人たちにも意識して欲しい言葉だと思いました。  私は、経営コンサルタントになる前に、21年間ガソリンスタンドで

          ガソリンスタンドで他人に振り回されないための3つのコツ

          【2023年12月12日締切り】持続化補助金<第14回>スケジュールまとめ

           補助金はその回によって公募内容や、補助金を使って行う事業、報告の締切が設けられています。これを無視してしまうと、完成度の高い計画書を作ったにもかかわらず採択されなかったり、補助金が交付されなかったりします。  そこで今回の記事では、2023年9月12日に下記サイトで公開された、小規模事業者持続化補助金第14回の公募要領に基づき、当補助金のスケジュールについて解説をしていきます。 【商工会議所管轄地域で事業を営んでいる方向け】 【商工会管轄地域で事業を営んでいる方向け】

          【2023年12月12日締切り】持続化補助金<第14回>スケジュールまとめ

          【2023年12月12日締切り】第14回持続化補助金インボイス特例のポイント

           小規模事業者持続化補助金第14回の公募要領が2023年9月12日に下記サイトより公表されました。 【商工会議所管轄地域で事業を営んでいる方向け】 【商工会管轄地域で事業を営んでいる方向け】  第14回の公募要領を拝見すると、これまでの持続化補助金制度からいくつか変更点がありますが、それも含めてこの公募要領の理解が深まるように、解説していきます。今回は、公募要領に基づき「インボイス特例」というルールについて説明します。 1.【2023年12月12日締切り】第14回持続

          【2023年12月12日締切り】第14回持続化補助金インボイス特例のポイント

          ガソリンスタンドが自分の枠組みを超えるコツ

          1.ガソリンスタンドが自分の枠組みを超えるコツ  ガソリンスタンドの経営者として、日々様々な問題に直面していると思います。そのとき、どのように問題解決をしていますか?自分の経験や知識に基づいて、自分の枠組みの中で物事を考えることが多いのではないでしょうか?  しかし、自分の枠組みだけで物事を考えることには、限界があります。時代や環境の変化に対応できない場合や、新しい発想や解決策が必要な場合には、他人の枠組みを活用することが重要です。  私も先日、他人の枠組みを活用すること

          【2023年12月12日締切り】持続化補助金<第14回>公募要領のポイント[事業概要編]

           小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)第14回の公募要領が2023年9月12日に下記サイトより公表されました。 【商工会議所管轄地域で事業を営んでいる方向け】 【商工会管轄地域で事業を営んでいる方向け】  第14回の公募要領を拝見すると、これまでのものといくつか変更点がありますが、それも含めてこの公募要領の理解が深まるように、何回かに分けて解説していきます。初回の今回は、当補助金制度の概要を見ていきます。 1.【2023年12月12日締切り】持続化補助金<第14回

          【2023年12月12日締切り】持続化補助金<第14回>公募要領のポイント[事業概要編]

          持続化補助金4回採択の絵画教室が教える、補助事業の効果の書き方

          1. 持続化補助金4回採択の絵画教室が教える、補助事業の効果の書き方 持続化補助金で4回目の採択を得た絵画教室家カフェスキル青山・八潮の計画書をもとに、ここまで5回にわたって、採択を引き寄せる計画書の書き方をご紹介してきました。最終回の今回は、当事業所が補助事業計画「4.補助事業の効果」をどのように記載したのか、そのポイントを見ていきます。  家カフェスキル青山・八潮は、全国25ヶ所以上のカルチャーセンターで実施する対面教室や、オンライン教室を用いて絵画のスキルを提供してい

          持続化補助金4回採択の絵画教室が教える、補助事業の効果の書き方

          戦術と戦略の違いと、戦略志向のリーダーの重要性

          1. 戦術と戦略の違いと、戦略志向のリーダーの重要性■戦略と戦術  戦術とは、個人のスキルや技術によって、目標を達成するための具体的な方法です。一方、戦略とは、組織全体で目標を達成するための方針や計画です。  経営戦略、事業戦略、人事戦略、マーケティング戦略など、企業を経営していると様々な「戦略」を立てる必要があります。ですが経営コンサルタントとして様々な企業を見ていると、その企業が立案した「戦略」が「戦術」になっているケースは頻繁に見かけます。  私は、セミナーでこれ

          持続化補助金4回採択の絵画教室が教える、採択を引き寄せる販路開拓の書き方

          1. 持続化補助金4回採択の絵画教室が教える、採択を引き寄せる販路開拓の書き方  今回の記事では、持続化補助金で4回目の採択を得た絵画教室家カフェスキル青山・八潮の計画書をもとに、採択を引き寄せる計画書の書き方を公開します。  この教室は、全国25ヶ所以上のカルチャーセンターで実施する対面教室や、オンライン教室を用いて絵画のスキルを提供しています。  代表の齋藤洋子氏は、もともと絵画を専門的に学んだことはありませんでしたが、自身の子どもに絵を教えてみたところ、コンクールで

          持続化補助金4回採択の絵画教室が教える、採択を引き寄せる販路開拓の書き方

          4回も持続化補助金に採択された絵画教室の経営計画とは?

          1. 4回も持続化補助金に採択された絵画教室の経営計画とは?  家カフェスキル青山・八潮は、絵画教室の運営を主たる事業としていますが、今回、持続化補助金に採択され、これで当補助金の採択回数は通算4回目となりました。2,3回の採択は耳にすることが多いのですが、4回以上となるとレアケースと言えます。  当記事では、この絵画教室の計画書を参考に、どのように計画書を記載すれば、4回目の採択を得ることが出来るのか、計画書の記載ポイントについて解説します。 ■持続化補助金とは  販

          4回も持続化補助金に採択された絵画教室の経営計画とは?

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          弊社の専門性をより多くの方に知ったいただくべく、LINEの友だち登録者を募集しており、期間限定で30分間の無料コンサルティングを提供します。 これを受けたからといって顧問契約を結ばなければならないなど、有料サービスに強制シフトすることはありませんので、以下をお読みいただき、お気軽にご利用ください。 1.期間弊社のキャパシティを超えた時点で打ち切りとなります。 2.対象者LINEで友だち登録してくださった方であれば、業種・性別・地域を問いません。コンサルタントを生業として

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          持続化補助金の採択ポイントは「自社の強み」にあり!絵画教室の事例から学ぶ

          1. 持続化補助金の採択ポイントは「自社の強み」にあり!絵画教室の事例から学ぶ  当記事では、持続化補助金に採択された絵画教室の計画書を参考に、経営計画の「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」の記載ポイントについて解説します。 ■持続化補助金とは  販路開拓などに要する費用を補助する小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)には通常枠の他に特別枠があります。通常枠は、補助対象費用の3分の2、上限50万円を補助しますが、これに対して特別枠はある条件を満たすと補助率や

          持続化補助金の採択ポイントは「自社の強み」にあり!絵画教室の事例から学ぶ