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持続化補助金「公募要領」から読み解く採択を引き寄せるポイント③

 これまで各地で小規模事業者持続化補助金に申請する方を対象としたセミナーに登壇をして、当補助金の制度内容・留意点・採択のポイントなどについて話をしてきました。その内容の中でも、公募要領内にある「審査の観点」に関する解説にはできるだけ時間を割いて説明をしてきました。

 それは「審査の観点」を踏まえて計画書を作成すれば、採択の可能性が高まるためであり、その中でも特に下図に示した「Ⅱ.書面審査」の内容は強く意識する必要があります。

 当記事では、令和元年度補正予算・令和3 年度補正予算の小規模事業者持続化補助金<一般型>における公募要領(第5版)が公表されたことを受け、前回前々回の記事に引き続き、上図「Ⅱ.書面審査」のポイントを述べていきます。

1.持続化補助金「公募要領」から読み解く採択を引き寄せるポイント

持続化補助金「公募要領」から読み解く採択を引き寄せるポイント(6)5W1Hを明確にする

 前述の「Ⅱ.書面審査」には「③補助事業計画の有効性」として「補助事業計画は具体的で、当該小規模事業者にとって実現可能性が高いものとなっているか。」という記載があります。

 つまり、採択を引き寄せるには、補助事業を具体的に示すことが必要なわけですが、弊社ではそのために、補助事業の「いつ(When)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どこで(Where)、どのように(How)」を明確に記載することをお勧めしています。例えば、補助事業としてチラシを作成・折込する場合は以下のような書き方になるでしょう。

 補助事業について、これら5W1Hを明確に説明できれば「具体的」と言うことができ「当該小規模事業者にとって実現可能性が高い」と言えるのではないでしょうか。

持続化補助金「公募要領」から読み解く採択を引き寄せるポイント(7)補助事業の実施も含んだ「今後のプラン」を作成する

 前述の「Ⅱ.書面審査」には「③補助事業計画の有効性」として「地道な販路開拓を目指すものとして、補助事業計画は、経営計画の今後の方針・目標を達成するために必要かつ有効なものか。」という記載があります。

 つまり<補助事業計画>は<経営計画>「4.経営方針・目標と今後のプラン」に記載した「経営方針」「目標」に関連する必要があるという解釈ができます。

 当欄には「経営方針」「目標」の他に「今後のプラン」を記載する必要がありますが、これらは同じ欄に記載するため「経営方針」「目標」を踏まえた「今後のプラン」になりやすいと言えます。

 この「今後のプラン」は、下図のように補助事業も含んだ全体の事業計画であるべきと考えますが、その上で<補助事業計画>において、これら補助事業を詳しく説明することができれば、自ずと「補助事業計画は、経営計画の今後の方針・目標を達成するために必要かつ有効なもの」となるのではないでしょうか。

持続化補助金「公募要領」から読み解く採択を引き寄せるポイント(8)「創意工夫の特徴」を記載する

 前述の「Ⅱ.書面審査」には「③補助事業計画の有効性」として「補助事業計画に小規模事業者ならではの創意工夫の特徴があるか。」という記述があります。

 これは日本初や業界初といったものではなく、自社ならではの創意工夫があれば足りると解釈していますが、補助事業がホームページの立ち上げであれば、<補助事業計画>における5W1Hの説明の中で、下図赤字部分のように記載できます。

 上図のように5W1Hの「なにを」の部分に創意工夫の特徴を盛り込む他に、別途【創意工夫の特徴】という見出しを設けて、その内容を記載しても良いでしょう。

 今回は持続化補助金「公募要領」内「審査の観点」の記載内容を踏まえた採択のポイントとして(6)5W1Hを明確にする、(7)補助事業の実施も含んだ「今後のプラン」を作成する、(8)「創意工夫の特徴」を記載する、を述べました。次回も引き続きこのポイントを述べていきます。

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