持続化補助金に採択された新聞店の事例から学ぶ計画書の書き方④
これまで3回にわたって、小規模事業者持続化補助金に採択された新聞店が、採択される計画書をどのように作成したのかを述べてきました。この3回で書き方を解説したのは<経営計画>内の「1.企業概要」「2.顧客ニーズと市場の動向」「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」です。
今回見ていく「4.経営方針・目標と今後のプラン」は、下図公募要領内「書面審査」の下線部分にあるように、これまで解説してきた「2.顧客ニーズと市場の動向」「3.自社や自社や自社の提供する商品・サービスの強み」を踏まえる必要があります。そこで、同店が具体的にどのような記載をしていったのかを見ていきます。
なお、今回の記事は「2.顧客ニーズと市場の動向」をどのように記載したのかを述べた持続化補助金に採択された新聞店の事例から学ぶ計画書の書き方②、「3.自社や自社や自社の提供する商品・サービスの強み」をどのように記載したのかを述べた持続化補助金に採択された新聞店の事例から学ぶ計画書の書き方③も参考にしていただくとより理解が深まるでしょう。
1.持続化補助金に採択された新聞店の事例から学ぶ計画書の書き方④
持続化補助金に採択された新聞店の事例から学ぶ計画書の書き方【経営方針・目標と今後のプラン】編(1)「顧客ニーズ」を踏まえる
同店は、新規事業を立ち上げ、その告知のためのチラシと顧客管理ソフトを当補助金で導入する予定でした。よって、当該新規事業をどのように進めていくのかを「4.経営方針・目標と今後のプラン」の「今後のプラン」として記載しました。
その新規事業の内容は「2.顧客ニーズと市場の動向」欄に記載した6つの「顧客ニーズ」の2つに対応するものでしたが、予め記載した顧客ニーズと新規事業の内容について、それらの関連を意識しながら記載したことが採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。
持続化補助金に採択された新聞店の事例から学ぶ計画書の書き方【経営方針・目標と今後のプラン】編(2)「市場の動向」を踏まえる
同店は、新規事業の内容として地域に居住する高齢者をターゲットとして事業展開する旨を記載していました。
これは「2.顧客ニーズと市場の動向」欄に「市場の動向」として、地域内の人口動向を示し、75歳以上の人口割合が増加していることを統計データとして盛り込んだことを踏まえたものでした。
このように、予め記載した市場の動向と新規事業の内容について、それらの関連を意識しながら記載したことが採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。
持続化補助金に採択された新聞店の事例から学ぶ計画書の書き方【経営方針・目標と今後のプラン】編(3)「強み」を踏まえる
同店が記載した新規事業の内容は「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」に記載した強みのうち、数千件の顧客データを保有していること、顧客との関係性が構築されていること、経営者の新規事業立ち上げ意欲が高いことを活用するものでした。
このように、予め記載した強みと新規事業の内容について、それらの関連を意識しながら記載したことが採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。
今回の記事では、持続化補助金の採択でチラシの作成やシステム導入を行った新聞店がどのようにして<経営計画>「4.経営方針・目標と今後のプラン」を記載したのか、そのポイントとして(1)「顧客ニーズ」を踏まえる、(2)「市場の動向」を踏まえる、(3)「強み」を踏まえる、を述べました。次回はも今回と同じ「経営方針・目標と今後のプラン」の記載ポイントを見ていきます。
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