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ドローン空撮

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各地(日本&海外)でドローン空撮をしています。成果をまとめて『ドローン空撮で見えてくる日本の地理と地形』(実業之日本社)も出版しています。
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【おかげさまで重版出来】『ドローン空撮で見えてくる日本の地理と地形』

今年(2021年)3月に発売になりました『ドローン空撮で見えてくる日本の地理と地形』が、好評…

roadexplorer
2年前
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空撮:地形:河川:天井川の三俣川(京都府南丹市、亀岡市)

大堰川(桂川)の支流、三俣川は天井川で知られている。山地から亀岡盆地の平地に出ても河床が…

roadexplorer
1か月前
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空撮:地形:河川:安曇川の河口(滋賀県高島市)

比良山地から流れ出て琵琶湖に注いでいる安曇川、その河口は複雑な形状をしている。川の水流に…

roadexplorer
2か月前
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空撮:姉川下流と高時川の濁水(2024年2月)

姉川の河口をドローンで空撮してみたら、驚くような光景が広がっていた。川がコーヒー牛乳のよ…

roadexplorer
2か月前
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空撮:黒川流域の洪水対策を見てきた

立野ダムだけではない洪水対策令和5年(2024年)2月4日、白川と黒川の合流点付近に建設が進…

roadexplorer
2か月前
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空撮:競馬場跡

日本各地に廃止になった競馬場跡がたくさん残されている。その数、ざっと100以上。 廃止の経緯…

roadexplorer
2か月前
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空撮:鉄道:廃線跡:山野線・大川ループと途中立ち寄り

山野線は鹿児島本線・水俣駅と肥薩線・栗野駅の間、55.7kmを結んでいたローカル線で、昭和12年(1937年)12月に全線が開通、昭和63年(1988年)2月に廃止となった。北薩の山地を越えるルートで、33‰の急勾配が続くのに加えて、高度を稼ぐのにループ線があることでも知られていた。 廃線後、線路こそ剝がされてしまったが、山間部の土木構造物はそのまま残されている。白眉であるループ線もほぼそのまま残っていて、一度見に行きたいと思っていた。 今回、鹿児島に行く用事があったので、そ

空撮:過去に撮影していた石川県各地

連日、能登半島大震災(2024.01.01)の被害が報じられているが、聞き覚えのある地名がいくつも…

roadexplorer
3か月前
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空撮:土木:テクスチャーに魂を持ってかれそうになった

カッコイイ! カッコ良すぎる! 土木の魅力と言うのは、巨大構造物の迫力だったり、自然に対す…

roadexplorer
3か月前
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ドローン空撮大賞2023

2023年にtwitter(現X)に投稿した空撮写真の中から、大賞、優秀賞、特別賞(若干数)を選出し…

roadexplorer
3か月前
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空撮:地形:農業土木:天空の溜め池~千代田湖(山梨県甲府市)

地形マニアにとってたまらない場所を、甲府の裏山に見つけた。この場所を見つけてからと言うも…

roadexplorer
4か月前
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空撮:地学:河川:白い川と黒い川

穂高川(乳川)と烏川の合流点付近(長野県安曇野市) 合流点の手前、隣り合う川どうしで河原…

roadexplorer
4か月前
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空撮:本郷古墳(栃木県小山市)

栃木県小山市に本郷古墳という小さな古墳がある。全長50m。前方後円墳ということは一応確認さ…

roadexplorer
6か月前
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空撮:地学:亀岡断層(京都府亀岡市)

亀岡盆地東縁の山麓をたどっていくと直線が浮かび上がってくるが、これが亀岡断層である。亀岡断層の活動によって、亀岡盆地と京都盆地を隔てている山地が隆起したと考えられている。大堰川(保津川、桂川)はその山地を貫通して流れている先行河川である。 亀岡盆地東縁のリニアメント(直線的な地形)は地上からでもはっきりと観察できる。 亀岡断層は1本だけでなく、亀岡盆地東縁に見られる断層から分岐して、盆地の中にも低位の断層が走っている。布の皺が1本だけでなく何本も寄るように、地殻の運動によ