次世代の者達へ

ありふれているのに
いつも慌ただしい
そんな繰り返しの日々に
身を投じているから
心が真っ白な瞬間は
なかなか訪れない

いちいち騒がしい群衆に
身を投じていたって
自分の居場所なんて
なかなか見当たらない

誰もが孤独にさいなまれ
誰もが自分を見失う

素肌や頭の中に
まとわりついて
こびりついて離れない
固定観念や先入観

そんなもの取り払って
なりふりかまわず
生きれるような時代も
今となっては遠い昔

見えないものに怯えて
見えてるものしか信じれない

いつしか歩む足を止められ
思考が停止したことすら
気付かないまま繰り返す日々

ならば与えられた惰性は
昨日に置き去りにし
凝り固まった思考と精神に
ひとかけらの休息を

さすれば　いずれ見えてくる

正義と事実は誰かが決めるもの
正解と真実は自分で見つけるもの

抗うのではなく
流されないこと

右脳と左脳が
ちぎれるくらい思考し
その身体と心を
焼き尽くすくらい体験せよ

まだ間に合う
始めたら始まり

選ばされるな　選べ