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採点に左右されるな

タイトル通りの内容ですが
勉強の話ではありません

私はアマチュアですが
6人編成のアカペラグループに
所属しており 主に
リードボーカルを担当しています

もうひとつ付け加えます

私は中学2年まで
誰もが腰を抜かすほどの
『音痴』でした
しかし 誰にも教わらず
自分と向き合うことで
高校1年の頃には
すでに上手いと言われていました

そんな音痴出身の私が
言うのだから一理あると思います

では本題です

近年 カラオケなどの採点機能も
進化しており細やかな部分まで
拾ってくれるようになりました
こぞって採点機能を使用する場合
目的は高得点を取る事だと思います

それはそれでいい

しかしながら
『本当に歌が上手くなりたい』
『歌でお金が稼ぎたい』
そんな人にとっては採点機能は
弊害になる事があります

忘れないでください

音楽の起源は『祈り』
そこに必要なのは
『音程』よりも『魂』

さて まずですが
勘違いしてはいけないのは
『高得点=歌が上手い』
『音程通り歌える=歌が上手い』
ではないと言うこと

これだけで歌が上手いんなら
そこいらの人は大体
プロシンガーになれます

『歌が上手い』
この大前提として
いかに聴き手の魂や感情を
揺さぶれるかが最重要です

感情を込めて歌うという事と
感情が伝わるように歌うのは
微妙に違うんです

どれだけ曲の世界観を
理解していたとしても

感情を込める歌い方は
どうしても自分の内側で
自己完結しやすく
他者からすれば感情が表に
出ていないように
見えてしまいがちです

つまり ある程度の仕上がりで
満足してしまいやすく
想いを伝える工夫が
おろそかになりやすいんです
実際 私もそうでした

そこで気付いたのは

『なぜ音程が外れている
 曲でも感動するのか?』

答えは簡単
歌い手の想いが
聴き手に伝わっているから

そこには何か
心を込めるという
漠然としたものではなく

『このフレーズの時
 自分の声質ならば
 こう響かせるのでは?』

『こういう曲調なら
 自分の歌い方ならば
 どちらのジャマもしない』

などいった色々と
見えないものが見えてくる
気付き出したら
もうどうにも止まらない

自分が気になる箇所は
全て課題と化していきます
あとは『聴く→歌う→録音』
そして誰かに聴いてもらうの
繰り返し 繰り返し

これで変わります

もともと歌がある程度
歌えている人達には
わかりにくいと思います

音程通り歌えるようになってから
伝わるように練習しても
身に付いてしまった
『音程通り歌うクセのない癖』は
なかなか剥がれないものです

大事なのは
歌いたい歌い方を身に付け
どうすれば想いが伝わるか
自分の声や歌い方と向き合い
その後に音程の練習をすること

時間は掛かりますが
遠回りではありません

音痴だった私が
音楽イベントでオリジナル曲を
1人アカペラで披露した時
観客の何人もの方々が
涙して下さいました

今では音程通りだけではなく
曲のコードから外れず自由に
歌えるようになれました
その上 想いを乗せて
魂を震わせることが
できるようになりました

私はアマチュアですが
魂で歌うタイプのボーカリスト
魂を揺さぶる自信と自負があります

僕より上手く歌える人は
数えきれない程いるでしょう
しかし伝わるように歌える人は
どれだけいるでしょう?

音痴の方々 挑戦してください
諦めるのは早すぎます

まだまだ私も満足していません
今は下手でもいい
数年後に笑っていた人達を
超えていれば良いんです

もう一度いいます

音楽の起源は『祈り』
そこに必要なのは
『音程』よりも『魂』

これからも魂をたぎらせ
歌い続けたいと思います

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