見出し画像

孫とじぃじの奮闘記【8】

昨年の8月1日の10:27に
3人目の孫が生まれた

3532gの元気な男の子

コロナの影響で面会できず
母子ともに退院して
我が家に帰って来る時が
初対面となった

孫を初めて この腕に抱く時
毎回 思うことがある

『生きているんだ』

限りなく無垢で無防備な
暖かく躍動する生命の息吹に
幾度も たじろぎ圧倒される

そして この子の将来に対し
祈りと責任と覚悟が
私の脳裏を駆け巡るのだ

今では つかまり立ちも
容易となり 表情も豊か
離乳食も毎回
早くよこせと言わんばかりに
吠えては御機嫌に食べている
言葉なら生まれる前から
理解しているだろう

私は常に考える
何を話し 何を伝えるか

『人として』
『男として』

男女平等を謳われる
こんな時代だからこそ
『人として』『男として』
家族や友を守れる心技体が
必要となるから

流されず 踊らされず
自らで吟味した断固たる決意で
道を選べるように

私は考える
3人の子供 3人の孫
彼らに伝えきれるだろうか

不安と自信と戸惑いに苛まれる

何も難しい事じゃない
できることから始めればよい
そう 骨身を削りながら

激動の時代が待ち受ける
彼らの生命の重さに比べれば
この私の生命など
種をかかえた綿毛も同じ

いつしか彼らの心の片隅に
ひとつでも根付くよう
今日も迷わず種をまこう

この記事が参加している募集

子どもの成長記録

育児日記

よろしければサポートお願いいたします。いただいたサポートは、よりよい記事を編み出すために活用させていただきます。