見出し画像

「故郷」の再構築 -在宅期間を通じて-

.
地元の人ならご存知の通り私の住む街はあまりにも都会とはかけ離れた、高校生に入ってからは揶揄される程の田舎町なのですが、写真を撮る様になってから都会とは異なる空間を見せてくれて改めてこの街に生まれて良かったなと思う様になってきた。

世間一般に「散歩」の価値が見出されている今、完全に田舎町で育ってきた本来の生命力が活かされている気がする。東京で写真を撮る事が「全」の様に感じてやってきたけれど、一度この機会に立ち止まってみても良いのかもしれない。

生まれた地とはどういう性質を持っていて、どんな空間だったのか。

とはいえ、幼少の頃=「地元という空間に最も意識が有った頃」と比べられるものにはならないと思う。そもそも地元に属していた昔を思い出せる程、濃い記憶があまりない。
でも、かつてを思い出しながらカメラを持って散歩をするというのは純粋に楽しいし興味深い。
昔と今では目線も興味も違うから、改めて自分自身の原体験に沿って歩いてみるのも良いかもしれない。
今こそ都を棄てて街に出るべきなのかも。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?