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シニアタイムズ第2話 いくつになっても、感性は育つ。


初孫が生まれて、その温かさに触れた瞬間、新しい感情が芽生えました。
この子のために祖母としてできることはなんでもやろう。
しぼんでしまったと思い込んでいたエネルギーも膨らんできました。
感性というものは年を取るごとに鈍化していくものだと思っていたので、
ちょっとした驚きでした。

平和であることへの願いも一層強くなりました。
命以上に大切なものはない。
この小さき手が教えてくれたように思います。
平和に慣れきった大人たちに、
平和の尊さを教えてくれたのもこの小さき鼓動です。

受け継がれていく命は、受け継がれていくやわらかな心の源。
この年になってから、めざしている「やわらかな毎日」。
その原点のやわらかな心を、
私の中に発見したうれしい瞬間でもありました。

いつまでもやわらかな感性を。
いつか来た道、いつか来る道。
時々、立ち止まりながら、やわらかな光の中へご一緒に。


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