近藤 祐爾 | RKデザイン

グラフィックデザインなどの実務経験を活かし、アドビで20年以上にわたり、のべ2,000…

近藤 祐爾 | RKデザイン

グラフィックデザインなどの実務経験を活かし、アドビで20年以上にわたり、のべ2,000回以上、のべ40,000人以上のユーザーに対して研修・セミナー・説明会などを実施してきました。デザインに関する幅広く深い知識と実務経験等に裏付けされたユーザー目線での説明・解説に定評があります。

最近の記事

ウィズコロナのためのデザイン:マスクのデザイン

「マスクのデザイン」とお題目を掲げたときにどう反応するかで、デザインについてどう認識しているか、という理解というかスタンスみたいなものがある程度見えてくるのではないかと思います。 マスクの外観(見た目)についての「デザイン」 まず、ほとんどの人が「デザイン」と聞くと見た目の話だと認識すると思います。外観に着目してデザインする、視覚的な効果、表層的な観点、ファッションとしての側面に着目する。これはとてもわかりやすいので、今後いろんな会話や議論があるのではないかと思います。 ア

    • ウィズコロナのためのデザイン:見える化のデザイン

      「見える化」は、すべてデザインです。 ウイルスの見える化とは、いったいどこが危険でどこが安全かを知りたいということにほかなりません。今自分のいる場所はグリーンゾーンなのかどうかを把握しておきたいということですね。安全保障は人間の基本欲求のひとつなので自然なことです。 すでに世界中でCOVID-19に対応したダッシュボードが開発され提供されています。公衆衛生学でもナンバーワンのジョンズ・ホプキンス大学もいち早くダッシュボードを開発し、公開しました。ジョンズ・ホプキンス大学のダッ

      • ウィズコロナのためのデザイン:広報のデザイン

        コミュニケーションの仕事に従事していない他分野の専門家(今なら新型コロナウイルス感染症対策専門家会議あるいは厚生労働省官僚や内閣官房)がよくしてしまう間違いのひとつに、正しい内容のメッセージを発信すればそれは伝わる、と考えてしまうことがあります。 発信したメッセージが意図通りに伝わることは、まずありません。広報や広告関連の仕事をしていれば、このことは常識の範疇です。 伝えることに成功したとすれば、それはきちんと伝わるような工夫がされていたか、あるいは単に運がよかった(把握して

        • ウィズコロナのためのデザイン:働き方改革、社会的行動変容、ダンスの準備

          ウィズコロナのデザイン・チートシート:働き方改革、社会的行動変容、ダンスの準備 とりあえず思いついたワイヤーフレームをアップします。 現状の日本の課題は、不安がなかなか解消されないという点にあります。はたして日本はうまくやっているのかそうではないのかがはっきりしないと多くの人が思っています。 行動変容についても同じことが言えます。COVID-19の危機に面していて、もはやこれまでと同じでいいと考えている人はほとんどいなくなったと思います。行動変容は必要だと受け止めています

        ウィズコロナのためのデザイン:マスクのデザイン

          ウィズコロナのためのデザイン:個人でできる対策のデザイン

          ウィズコロナのデザイン・チートシート:個人の対策編 好むと好まざるとに関わらず、新型コロナウイルス感染症:COVID-19とつきあっていく=ウィズコロナの時期を生き延びていくためのさまざまなデザインが必要とされています。 COVID-19問題は、現在進行形の現象です。「新型」と呼ばれるくらいですから、謎の多い、まだまだ解明されていないことの多い問題であることは百も承知で、それでもアジャイルでデザインをスタートしないといけない切迫感を感じます。 現在のところ、収束の緒(いとぐ

          ウィズコロナのためのデザイン:個人でできる対策のデザイン

          デザインの試み

          勝手にデザイン提案をしたくなるような状況に遭遇することが結構あるなあと思っています。そこで、これは改善した方がいいと思うような事柄に対して、頼まれてもいないのに、試みにデザインをしてみるという企画を立ててみました。 問題が見つかった際に、SNSやニュース記事を中心にさまざまなかたちで批判批評を耳にすることはありますが、具体的な改善提案を提示し実行しない限り、状況は改善されません。実行をはばむ障壁やボトルネックや落とし穴も続々と報告されるかもしれません。ひとつずつでも障壁を取り