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“貴方が困った時は力になりたい”が不信に変わる理由

『貴方の事を大切に想っている
    貴方が困った時は力になりたい』

ってありがちなセリフだけど、相手にこれを伝えた時、この気持ちに嘘はないと思うし、本心から出る言葉なんだと思う.

ただポイントなのは、
“貴方が困った時”というところ.

“困った時” を判断するのが相手じゃない時、
冒頭のセリフは相手にとって不信に繋がるのかな、と思う.

なぜなら、相手にとっての1大事を、私が1大事って認めなくて、
「そんな些細なこと自分でなんとかしなよ」
という対応をしてしまう可能性があるから.その時相手は、「全然力になってくれないじゃん、勝手な人」と感じる.


はじめて一人暮らしを始めたある日、ゴキブリが出た.今までは誰かが退治してくれてたけど今は自分しかいない.見なかった事にしたいけど放置したら眠れない...葛藤のなか、電話越しに励まされ、泣きながら退治した事を今でも覚えている.

もしも、早々に電話を切られたら、
「こんなに困ってるのに、もう信じられない...酷い...」となっていたかもしれないし、ゴキブリを退治出来なかったかもしれない.(逆に吹っ切れて勇ましく退治できていたかもしれないけど笑)

自分から見たら困った事に見えなくても、相手が困ったと言ったなら、それは困った時なのだ.


“相手が困った時”を自分で決めるって無意識にやっちゃってる気がする.
相手を想ってるつもりで、実は自己中なんだよなぁ.
前書いたのも似たような話https://note.mu/rizu/n/nc7ce7fb02af7


補足
アドラー心理学の“自己中心的な人” “他者に関心を持つ” に関連するお話でした〜


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