見出し画像

"履歴書"に投資すべき理由【外資転職を目指す方へ】

おはようございます。

今朝は、最近よく聞かれる質問の1つ「どのようなキャリア形成をすべきか?」について、私の経験を交えてお答えします👋

優秀な人が安い給与で働く日本のスタートアップ

最近、日本のスタートアップ企業界隈と接点を持ったり、そこで働く人と一緒に働くことが増えてきたのですが、そこで残念だなと感じたことがありました。

「 非常に優秀な人が、安い給与で働いている」ということです。

「この人、外資系のあの企業のあのポジションに入れば、年収500万円くらいはすぐ上がるのにな」という方が結構います。

これは、日本のスタートアップ領域における待遇水準が低いことが1つ原因です。(スタートアップ領域に限らず日系企業の待遇水準自体が外資系企業と比較して低いかもしれません。)

画像1

もちろん、例外もあり、また特に最近は資金調達額も増えているので徐々に状況が変わってきている兆しもあります。

例えば、最近PayPalに買収されたPaidyは、マネージャー層(役員より下で外部から採用した社員)を年収2,500万円くらいでリクルーティングしており、例えばAmazonの管理職と比べても、ストックオプションを除けばそこまで変わらない待遇です。

ただ、このように年収2,000万円台をマネージャー層に当たり前のように払えているスタートアップは日本ではまだまだ少ないでしょう。

「外資系企業=実力が全て」ではない

では、私が「優秀だな」と感じた方が、すぐに人気の外資系企業に転職して年収を大きく伸ばせるかというと、(その方が名が通った企業で働いた経験が過去にない場合)簡単にはいかないでしょう。

基本的に、外資系企業で採用戦略を立てる場合、理想的な候補者プロフィールをまず固めていきます。

そのプロフィールには、「出身企業はこういった企業で」と具体的に働いていた企業の名前などをいくつか並べます。

名称未設定

そしてそれをリクルーターに渡して、ダイレクトリクルーティングやヘッドハンティング会社への依頼を進めてもらうのですが、この時点で「出身企業」というフィルータをかけて候補者の洗い出しが行われることになります。

すなわち、これまで働いた企業の履歴が、フィルターに引っかからないと声さえかけてもらえないし、応募しても面接まで進むことができないわけです。

「外資系企業=実力が全て」、とよく言われますが、全くそんなことはないわけです。この辺りは学歴と新卒採用の候補者にフィルターをかけることと似ているかもしれません。

ちなみに、私はGAFA x 戦略コンサルティングファームの経歴をのせた途端、LinkedIn上でいただくヘッダハンターからのメッセージの数も、ポジションの質も格段に向上しました。

後悔しないための"履歴書"と"経験"への投資

GAFAが大企業化した今、正直なところ多様な経験を積んで実力を磨く場として、そこまで外資系の大型テック企業はおすすめできません。

詳しくは👉GAFAに転職したら2年で次に行く【成長には必須】

日本の急成長中のスタートアップ本社で幅広い経験を積んだ方が、よほど貴重な経験を得られるかと思います。

画像3

しかし、十分なストックオプションでももらっていない限り、まだまだ今の給与水準の日系企業キャリアだけで、体力のあるの20代、30代にしっかりとした資産を築き切るのはなかなかハードルが高い。

そこでぜひ、ヘッドハンターから声がかかりやすくなる"履歴書"への投資もバランス良く行っていただくと、結果的には実力も得られる待遇もバランスよく伸ばしていけることになっていきGoodだと思います。

キャリアで後悔しないために

最後にちょっと個人的なことですが、実は最近新しい家族ができました。

自分の挑戦や楽しさのためだけに家族に貧しい思いをさせてはダメだなと思いをめぐらせていたため、今日はちょっと「守り」の内容の記事になったかもしれません。

もちろん人の人生は、それぞれの人もの。考え方や選択もその人次第です。

名称未設定

ただ、キャリアについては、歳をとればとるほど巻き返しが難しくなるのも事実かと思います。

ぜひ後悔がないよう一緒に今日も頑張っていきましょう✨

GAFA海外オフィス勤務のブログ

私と同じような志をもっている方に、少しでも役に立てればと思い、私がGAFAやユニコーン企業、外資系戦略コンサルティングファームの経験談や転職のアドバイスを「ピボット転職」というメディアに、期間限定でまとめています。(ブログはいずれ削除すると思います。)

Google, Apple, Facebook, Amazonといった企業への転職を目指している方向けに、ハイレベルで質が高い内容に絞って、書いているので興味がある方はのぞいてみてください👀

画像5


人が新しい人生を切り開くことにつながるコンテンツを発信しています。