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外資系企業で「クビになる人」の特徴

おはようございます。

今日は、私がGAFAで学んだ仕事の進め方を1つご紹介してみます。

といっても、私自身は社会人になって比較的すぐにGAFAに転職し、長く時間を過ごしており、GAFAの働き方が私にとってはスタンダードで何が特別かは正直断言できません。

ただ、GAFAに入社してもすぐにいなくなってしまう人が結構な数います。解雇だったり、会社にあわずに辞めてしまう人ですね。

その人たちの働き方をみていて、最初は「なんでそんな働き方するのだろう?」と思っていたのですが、入ってはいなくなる人をみていて結構な割合で共通点がある。

今日はそんなGAFAからいなくなる人との対比でGAFAの働き方を1つご紹介で書いてみます✍️


インパクトに集中する

GAFAで働いていた際に学んだこと、それはクオーターや半期に「1つでいいから大きなインパクトを出すことに集中する」です。

上司からはよく「君のヘッドライン(新聞の見出し)を作れ。それだけでいい」と言われていました。

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人間の脳は基本的に選択肢を絞るのが苦手です。それもあって、仕事でもできる限り多くのことに手をつけて会社へ貢献しようとします。

人事評価の際に、「あれもやりました、これもやりました。さらに〇〇のプロジェクトも手伝いました。」と言えると安心しますよね。

逆に、人事評価の際に言える可能性があることは1つ、となると人は不安を感じます。私もそうです。

しかし、1日8時間 × 3ヶ月で480時間程度しか時間をもっていません。

その中で、1人の人ができることは本当に限られており、大きな仕事をそう何個もできる時間はありません。

だからGAFAでは1人の社員に、大きなインパクトに集中するようマネージメントするのです。

まあまあのことをいくつやられて大きなことを成せないより、全社員が1つずつ大きなことをやってくれれば会社としてはうれしいのです。

また、個人としても、「〇〇やってたんだよね」といつまでも話せるような大きな仕事を、会社を辞めるまでにいくつもできることになるわけです。


色々なことにクビを突っ込もうとする日系某社出身者

それに対して、日系某社出身者に多いのですが、非常に多くのことにクビを突っ込もうとします。

「〇〇さんがストレスをかかえていて大変そう。」

「〇〇のイベント、手伝います。」

おそらく、その方が悪いのではなく、そういう姿勢が評価される会社にいたんだろうな、と推察します。

この辺りの、「何が評価されるのか」という基準の違いが、ミスマッチとして合わないケースは多いように感じました。

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また、最近日系のスタートアップに関わることが私も増えたのですが、

「しみ出すように働く」

という言葉をよく聞き、他の人間の責任範囲やオフィス周りのことから何から色々なこと手を出すことをよしとする文化が、比較的広まっていることを感じています。

ある意味で、社員が採用した責任範囲に関係なくなんでもやってくれるので経営者としてはありがたいのかもしれません。

ただ、本当に本来成果を出すべき業務で大きなことができているのか、経営者の方は考えてみた方がいいかもしれません。

もちろん、社員3名の会社で、「オレはコレしかやらん」と言われると困るので一概には言えませんが、「コレ」の内容がしっかりしているのであればおそらく問題ないのは?と私なんかは思ってしまいます。

また、「スタートアップは方向性が定まっていないから、責任範囲を明確に区切れないんだよ」という話も聞きますが、区切る期間を短くして1度立てた計画は集中してやりきるようマネージメントしてみることで解決もできるかもしれません。


全ての評価が「5分」で決まる

組織の成熟度合いによってもかわりますが、私が所属していたチームの1つはグローバルで新規事業を動かしているチームだったこともあり、社員の評価もチーム全員をグローバル全体で話して決められていました。

そして、社員の評価・ボーナス・次の給与が決めるために使われる時間は各社員なんと「5分」程度でした。

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上司からはよく言われていた「君のヘッドライン(新聞の見出し)を作れ。それだけでいい」という意味も、評価する側に関わるようになって意味が初めて理解できたのですが、「こいつは何をやったのか」端的にアピールできないといい評価をとれないんですよね。

オフィスのイベントをサポートしていた、なんてのはもっての他なわけです。

このあたりは、少し私がいたチームが極端な面もあり、例えば日本オフィスだけで評定を決めている場合などは、もう少し色々話されるかもしれませんが、結局その後海外の上層部の承認を経て最終的な評価は決まるので本質的なところは同じだと思います。

ましてや、みなさんが海外オフィスへの異動を狙っているのであれば「〇〇をやったあいつだ」と記憶してもらっていることは非常に重要です。

みなさんがGAFAのような米国のテック企業で働くことがあったら、「自分はどんなヘッドラインをその期に掲げたいのか」考えて集中してみてください😎

GAFA海外オフィス勤務のブログ

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