共感したあとの放課後 【エッセイ】
さて私は話し方の本ー話術の本というのですかそういう本をたくさん読んできました。
その本たちの中に共通するキーワードとして、
共感というのがあると思います。
しかし共感というのは技術として書かれています。
話術の本なのでそれはそうなのですが、話し方とは人仲良くするための方法ではなく。人と上手くやる方法が書かれています。
話し方、皆さんがよく言うにはコミュニケーション能力というやつなのでしょうか、それをあなたが身につけて上手くいくのかどうかの疑問符をここでは話したいと思います。
さてこの話しの前提の知識として、
先に出した、共感について説明していきましょう。ついでに言うと聞く力というのもこの共感の中に入っているものです。
共感、つまり心を通わせること。
さて第一に私たちは私たちが知りたいことしか知ろうしないし、聞きたいことしか聞こうとしない確証バイアスというもの持っています。
だから好ましいと思った人の話は聞くし、話したいと思うものです。好ましいと思われることとしてまず言われるのが共感である。
共感をすることにより相手は自分のことを分かってくれる。共感は相手を肯定する姿勢を相手に示すことなので敵を作らないようにする行為です。
さて共感の話しを軽くしましたが、共感をすることはとても良いことなのは間違いないことは確かであります。
しかし実際のところこれを知って、あなたがより良い人生を歩めるかは話が違うことです。
さて現実的な第一前提としてあなたが共感したからと言ってあなたが共感されるかは分かりません。
これが結局一番疑問に思うことです。
人のことを肯定するあなたは大変良い人です。
しかしあなたが肯定されるかは分かりません。
人のモチベーションを上げてくれるのは大変ありがたいですが、あなたのモチベーションを上げてくれるかは分かりません。
あなたは人の話をとても良く聞いてくれますが、あなたの話が人に聞かれるかは分かりません。
こういったことが普通にあることです。
周りの人は悪意があることなどありません。
しかし上手くいかないことというのが出てくることは確かです。
悪気などなくとも人の意見を否定することがあります。
当たり前です。
自分の意見と違えば否定したくなるのは普通のことです。
でもモヤっとします。
そういうこともある。当たり前です。
でもそういうことはあなたの思うよりはたくさんあります。
さて何故共感するのは良いのでしょうか?
これは相手のことを肯定するためだからです。
さて何故共感されるのは良いのでしょうか?
これは自分が肯定されるのが嬉しいからです。
人は自分を肯定されたいと思っています。
それは共感が良いことと思い共感をしているあなたも同じことです。
共感は人と上手くやる方法として書かれています。これは本当のことです。
でも人と上手くやろうとする方法で築く関係はあなたの思っているより大変なものです。
仕事で共感を使うのは、良い武器である。
でも人生は適当なくらいがちょうど良いものだと僕は思った。
みなさんはどう思うだろうか?
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