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詩のような、そうでないような

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散文を思いつくまま、つらつらと書いてます。
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#恋

《詩》望み

《詩》望み

私の本当に欲しいもの。

すぐそこに言葉があるのに、喉の奥に引っ込んでしまう。

言おうとすると
喉に見えない詰め物をされてるみたいに
息が苦しい。

”あなたに名前を呼ばれたい“
”ずっとそばにいたいです“

字で打つのはこうも容易いのに。

どうして言わせてくれないのだろう。
私ならいくらでも言葉を用意できるのに、、

この詰め物は
呪いのように喉にまとわりついて
離れてくれない。

ヒュウ、

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《詩》好きの曲がり角

《詩》好きの曲がり角

好きを通り抜け、裏道に入り
気づけば嫌いへ出ていた

無関心へはまだ辿り着きそうにないけど

すぐそこに好きが見える
君がそこかしこに目に付く

違う人に君を見出したり
君を基準に物を見て

いつしか君が呪いになってて
甘い痛みも苦痛に変わってた

また好きに寄り道する事もあるかな…

でももう、終わりにする

好きから先に進まないから。