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双極性障害Ⅰ型の私が双極性障害Ⅱ型のコミックエッセイを読んでみて感じたこと

もともとこのnoteは双極性障害を知りたい
同じ病気の人を知りたいと思って始めた

母も双極性障害Ⅰ型なので
双極性障害の事は幼い頃から身近にあったが
正直、双極性障害の人は母以外は知らない

時代から言うと〝躁鬱〟と言われており
〝鬱〟自体もこんなに社会的に認められていない時代
精神障害者は隠すべきとされていた時代だ

私が働くようになった頃には
鬱はそれなりに社会的認知度を得ていたが
双極性障害はまだまだ。。。。

実際に働いていた時も
〝精神的に辛くなって〟という言葉は
いわゆる〝鬱〟の人に使われていて
そういった話は聞きはしたが
躁鬱の人にの話すら聞いていない、、、、

いや、一人だけ会っていたかな
精神保健士の資格をとったといい
アダルトチルドレンがどうとかも言っていた
ただその人はⅡ型だったように思う

noteをみても圧倒的にⅡ型の人が多い

最初は自分もⅠ型とⅡ型の違いを誤解していた
つまり、Ⅱ型よりⅠ型の方が病状が重いと
勝手に思っていた

が、Ⅱ型の人のnoteを読むと明らかに
自分より酷いと言うか辛いと言うか病的というか
全く別の病気というか。。。
とにかく〝鬱エピソード〟がハード過ぎる

今回、下のnoteの記事を読んで2冊のマンガを
読んでみた

1冊目は

画像1

私は夫の浮気がきっかけで、うつ病を発症し
後に双極性障害Ⅱ型と診断された作者が描いた奮闘記

感想は、、、、、、


最初の感想としては

『え?双極性???ただの鬱じゃない??
 しかもかなりハードな鬱じゃない??』

でした、、、とても同じ病気とは思えない

描かれているのが主に〝鬱エピソード〟で、
その〝鬱エピソード〟がエグい。。。
引きこもり、ベッドから出られない、強い希死念慮
パニック障がい、強迫観念、過呼吸、低体温
OD、自傷行為、幻聴、幻覚

ほぼ自分では経験した事のない〝鬱エピソード〟の
オンパレード、、、

まぁ、、、
多少のというか、ホワっとした、漠然とした
希死念慮は自分も昔からなくはない
〝消えたい〟とか〝帰りたい〟とか
〝死んだ方が楽かも〟程度の希死念慮

しかし

痛いのキライ、刃物怖い(刃物恐怖症だった)ので
自傷行為はあり得ないし

子どもの頃、母が薬で大変だったのを
なんとなく覚えているので
〝薬は怖い〟という刷り込みがあるので
自分が双極性と言われた時も
薬を飲む事が非常にネックになって治療の開始が遅れて
(一生薬と付き合う事になるかもという事実が嫌だった)
結局、入院するハメになったくらいなので
ODもあり得ない

何より子どもの頃から
自分が死んだら親が悲しむ
死を逃げ道にするのはエゴイストのする事
と思う程度には親から愛されていたんだと思う


自分も鬱状態に入ると
確かに動きは鈍くなるし
思考はネガティブになるけど

実はというか
思い返すと鬱のときの方が仕事ができていた
一面もあるように思う
別に、職場に行けば気持ちが切り替わる
という事ではなくて
仕事の資料の空白に〝死〟とか落書きしながら
言われた事とやらなきゃいけない最低限を
コツコツやるという効率の良さw

躁だとアイディアが溢れたり、気持ちが散乱して
優先順位がぐちゃぐちゃになったり
余計な雑談が止まらなくなったり
行動や思考が逸脱して中途半端になりがちなので
運良く高クオリティーなものが出来ればいいけど
無駄が多くなる。。。。全体的には効率が下がる

もしかしたら、Ⅱ型の人が〝軽躁〟であるのと逆に
Ⅰ型の私は〝軽鬱〟なのかも知れない

このマンガでは夫の浮気がが原因というところも
私には、共感できないポイント
もともと、浮気に対して
浮気した方が全面的に悪いという考えはないので
むしろ、旦那さんに共感、同情してしまう

本当にいい関係性が作れていれば浮気はされない気もするし
浮気されても修復して良い関係を再構築できる人もいる
ここまで酷い鬱になったのを全て浮気のせいにされても辛い

実際に、双極性障害は遺伝の要素もあるし
脳の問題と本来の気質の問題と環境の問題
確かに、旦那の浮気はトリガーかも知れない
でも、浮気された人がすべて酷い鬱になるわけでも
まして双極性障害になるわけでもない

そりゃ、自傷行為とか当てつけに思うだろうし
ヒステリーになったりネガティブになったりされれば
ウザくもなるし、家に帰りたくなくなる

まして、奥さんが働いていなければ
『誰が稼いでいると思っているんだ』と思うだろうし
『仕事で疲れているんだから勘弁してくれ』と思うだろう


唯一共感できるのは
『仕事している間ヒマなのに家事もしていない』と
いわれること、、、私も言われる
ヒマだけど、やらなきゃと思うけど
出来ないんだ〜〜〜
そして、そんな自分が嫌の堂々巡りの悪循環なんだ!!
そんなん言われなくてもわかってる!(鬱の時はそんな感じ)

でも、ネグレストは許せない。。。
旦那さんに愛されたいが強過ぎるというか
女>母親
ということが理解できない

自分の場合は
母親になってから双極障害が酷くなった部分はあるけど
それは育児が大変だからではなく
未婚だったこともあって大事な守るべきものがいる
大黒柱になったプレッシャー、経済的プレッシャーだと
最近になって思う。。。子どもを1番に考えるが故の

なので、子どもといる時が一番の至福なのです

そして病気だから
病気でいっぱいいっぱいだから
仕方ないのかも知れないけど、、、
作者が自分を見えてなさ過ぎる
自己中過ぎる(←これが一番嫌)

自分を棚に上げて他人(旦那)に求めてばかりで
自分の思いが通らないと他人(旦那)のせいにして
他人(旦那)を非難する。。。。

自分以外の他人は
自分の力で強引に変えることなどできない
自分の行為に対する反応なワケだから
先ず自分を変えてみるしかない

浮気を許して
自分のは何も悪くないのにって
悲劇のヒロインにならずに自分を省みていれば
と思うが、、、、それができる人間性なら
精神病にならなかったかも、、、、

そして、もう1つ

どこかで旦那さんに同情的なのは
母を看護って程の事していないけど
双極性障害の患者(母)の家族というのを
体験した事があるからかも知れない
ただ、私はかなり小さい時からだし
子供の時の記憶があまりないというのはあるので
何とも言えないのですが
(担当医には乖離ではないかと言われている)

言い換えると
子どもの頃から母は病気というのが当たり前な分
旦那さんよりマシかもしれない
あの頃は良かったと言う比較対象がないのだから
当然受け入れられるし、それ(双極性)が当たり前

知っていても大変なのだから
知らないで付き合うのはもっと大変なのだろう

このマンガでは、ほとんど躁のエピソードが
描かれていなく
もしかしたらそこがⅠ型とⅡ型の違いなのかなとも思う

私のイメージだと

私は、躁ー軽躁ー軽鬱
(波があるので本来の自分はどこかわからない)

Ⅱ型の人は、鬱ー軽鬱(もしくは普通の状態)ー軽躁

なのかなと言う気がした
これも人それぞれなのだろうけど。。。

とりあえず、このコミックは奮闘記というように
かなり主観的で感情的な感じがした
同じ症状のある人なら共感できるかも

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