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新生活が始まるあなたに気をつけてほしい心と体の変化

私自身この数年のあいだに2度の適応障害を経験しました。

それは環境の変化によるものです。


◇適応障害とは

適応障害は、ある特定の状況や出来事(転勤、配転、新しい人間関係など)が、その人にとっての主観的な苦悩(とてもつらく耐えがたく感じ)を生み、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。 たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。


適応障害は、原因(ストレス要因)がはっきりしていればそこから離れることができれば症状は改善します。

ストレス要因をなくすことができない場合にはカウンセリングを通じて本人の適応力を高めていくといった治療がなされます。


1度目の適応障害


わたしの1度目の適応障害の要因は会社の直属の上司でした。

モラハラが酷く、専務に何度も相談をして注意はしていたようでしたが改善はなされず結局わたしが別部署に異動したことですっかり症状はよくなりました。


新社会人であれば、学生や子供という立場を失い、

異動した社会人であれば、これまでの責任や人との関わりを失います。


この時期、新生活喪失体験の両方に適応しなくてはならないのです。

何かを手放したことに寂しさや悲しみを感じる一方で、

何か新しいことに期待と不安を抱きつつ、とても慌ただしく過ごしているうちに、

次第に「ストレス」をため込み、疲弊していく人も少なくありません。


2度目の適応障害


私が2度目の適応障害になったのは

結婚・住宅の購入・両家での交流会・引っ越しなど

入籍を期に環境がガラリと変化しそれにこころがついていけなかったことが要因でした。

なんでもないようなことでイライラしたり、悲しくなったり情緒不安定でしたが

当時はマリッジブルーなのかな・・・?とそこまで重要視していませんでした。


そんなことよりやらなきゃいけないことは山ほどあるし、

仕事も忙しい時期だし、と放置してしまった結果、状態は悪化していきました。


適応障害はストレスが慢性的に持続する場合、症状も持続します。

また、適応障害はその後に発症するより深刻な病気の前段階ということもあり得るのです。


まさに私自身が適応障害を経て双極性障害となり、壮絶な経験をしました。

現在も治療中です。

 


こんな症状を感じたら・・・

・気分の落ち込み
・イライラする
・不安になる
・緊張感が続く
・意欲の低下
・食欲不振
・睡眠障害
・めまい、動悸
・発汗

それはこころと体があなたにSOSをしているサインです。

早めの医療機関の受診が大切です。


あるいは適応できていない要因を遠ざけることができるのであればそれが最速の改善法です。

かと言って合わないからとそのたびに環境を変えるのはむずかしいですよね。

その場合は適度に休みをとったり、自分の好きなことでリフレッシュしたりと

なるべくストレスを溜めないような生活が理想的ですね。


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