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フランスの皮肉なことわざ
子どもの頃、おばあちゃんの家の和式トイレの壁に、細長いカレン
ダー式のことわざの束がぶらさがっていた。説教臭くて、あまり好き
ではなかった。「今日の仕事は明日までのばすな」の類であった。
お正月のいろはカルタのお蔭で、いろいろなことばを覚えた。花より
団子、年寄りの冷や水、泣きっ面にハチ、など。
これと重なるが、諺もたくさん学んだ。「馬の耳に念仏」「芸は身を助ける」「大は小を兼ねる」「
1960年前後の米国テレビドラマ
小学生の頃は、アメリカのテレビドラマが目白押しで、夜のひと
時は楽しかった。我が家には1950年代前半からテレビがあっ
た。朝は決まった時間に始まり、夜は遅くはやっていなかったよ
うだ。NHKは放映が終わる時か始まる時には、白いハト何羽かの
影が映るので、母によれば、私が不思議そうにテレビの裏側を
覗いていたそうである。
この文章を書くきっかけは、近所の本屋さんの店先で廉価な旧作
のDVDを売っ
欧州での男女のかかわり
皆さんは会社員や学生同士の食事会で、例えば10名前後の参加者
としたらどのような配置で座るだろうか。というのは我が社もかつ
ては、気が付くと長い机の左側に女性、右側に男性という配置にな
りやすかった。だから私は大体席順を前もって考え、男性と女性を
なるべく交互に座るよう配分する。そして、社長の隣には怖いもの
知らず?の女性か、なかなかお話する機会のない人に坐ってもらう。
かつて、アフリカの敬愛す
髪の形と色ーー白髪について
小学校の時、私の髪はオカッパだった。恐らく、戦時中だった母の子供時代と同じで、後ろ側は刈り上げである。私は長い髪にあこがれていたが、許してもらえなかった。高校の頃はさすがに後ろ髪は伸ばしていたが、前から見るとあまり変わらない。
大学になると、同じような形でもパーマはかけてもらった。海外留学に行く前になって、髪を伸ばし始めた。というのは、向こうで美容院に行くと(東洋人の髪に慣れていないから)だめに
カナダ 英語圏とフランス語圏
2010年代前半、カナダのトロントへ出張した。英語圏である。当時から、海外出張前はその国の治安とか、政治情勢が気になっていたが、数少ない安心できそうな国だったし、実際にそうだった。
私は欧米では主としてヨーロッパの国々を訪れていたから、移民の国は珍しかった。夜道を歩いても怖くないし、人々も親切だし、驚いたことにホテル受付の人やタクシーの運転手まで、カナダはいい国だとほめるのである。
ただ、時間