「お金のむこうに人がいる」大人が読むべき経済?の入門書

田内学さん著「お金のむこうに人がいる」
日経テレ東大学の動画(https://youtu.be/InFIWA1kw0k)で初めて見た田内さんの投資と実体経済のお話に感銘を受け、この人の考えをもっと知りたい!と思い、すぐに書店で購入したこの本。(読み始め、私は”書店で”購入して良かったと思った)

感想、とても面白かった。
読んですぐに私の思考に変化をもたらしてくれる本だった。
正直、まだ一回読んだだけでは理解できなかった部分も数箇所ありました。
でも、国内の場合お金は移動しているだけだということは理解でき、誰が働いて誰が幸せになるのかを考えるようになりました。

そして、これが一番驚くべきことなのですが、
248ページで私は涙した。
実用書を読んでいるのに涙が出るとは…自分でも驚いた。
これこそが、まさに経済は人である、人こそが経済であるという事なのだと思った。
詳しくは本書を読んでもらいたいのだが、
特に現在子育てをしている世代には刺さりまくること間違いない。
これは、田内さんが別の番組で
日本経済の打開策は少子化対策にあるとおっしゃっていたことにつながる。

実用書として、自分と経済は繋がっていると実感させてくれ、
恐らく明日、買い物をするときに店員さんに対しての気持ちを少し変えてくれる本。
そして何より、若者に広く届けたいと思える本でした。
幸い私は子供がいるので、自分の子供には本書の内容を教育に取り入れていこうと思います。

実用書でありながら、小説を読んだ時の読了感を味わったのは初めてでした。
素晴らしい本をありがとうございます。

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