見出し画像

幸せの階段

不幸を感じた時、
私たちは階段を一段だけ下りていって、
その時に一番良い音が鳴るのだと思う。
一段だけ上ったとしても
下りる時ほど綺麗な音は出ないだろうし、
駆け上がっても、また転げ落ちても
美しさとは程遠い音が出るんじゃないだろうか。

一段降りると、その時見えていなかったものが見えてくる。
それは、見たくなかったものでもあるのだけれど。

こんな場所が、こんな状況が嫌になって、
それでもまだ見続けていると、
その中にも幸せはあることに気が付く。
暗闇の中に一筋の光。

「創作とは、今から一段不幸に落ちたところにあるのだ」

この言葉も、暗闇から見つけ出した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?