昨日のこと

僕は焚き火が好きです。
コーヒーも好きです。
最近は公園でコーヒーを淹れます。
豆からごりごりして　キャンプ用の持ち運びできるちっこいガスコンロを使ってお湯を沸かして　コーヒーを淹れます。

昨日、いつものようにコーヒーを作っていると
知らない人から話しかけられました。
「それ、何してるんですか？」「なんか本格的でいいですね！」「私もやりたいです。道具とか教えてください！！」と。
なんだか、興味を持ってくれたみたいだ。しかしながらその人はやや不安そう。
「公園で火って、使っても大丈夫ですか？」と。
僕には何がそんなに不安なのかよくわからないので「うーん。大丈夫ですよー」って言った。それでも、会話の中で何回か同じ話になる。
「隠れてやればわからないですかね？」とかいう言葉が出てきた。どうやら、公園でコンロでお湯を沸かすことはいけないことだと思っているらしい。
（もしかしたらいけないことなのかもしれないけど、僕にはその認識がない）

なんだかよくわからないので適当に、「なんちゃら条例で公園での火気厳禁みたいなのあるみたいですね。でも僕、怒られたこと一回もないですよ。もし怒られたらごめんなさいって言います」と伝えてみた。
少し安心したようで「amazonで早速買おうかな」というようなことを言っていた。

その人はタバコを吸っていた。

その人にとってタバコの火とガスボンベの火は別物らしい。
僕にとってはその違いは特にないのだけれど。

その人はコンビニで売っているカップ焼酎を飲み、
僕はコーヒーを飲んでいた。
そういえば、公園でマスクをつけていないのは僕とその人だけだったかも。