見出し画像

興味本位で受けた3年生の整形外科講義

3年生『筋骨格系疾患 Musculoskeletal Diseases』ユニット。

本当は単位認定されているので全く受けなくていい授業なのですが、授業表を見てみると、

なんと、ヨーロッパの整形外科名医の講師陣を呼んでのレクチャー。

なんておもしろそう!!

ライブ配信しか聞けないということで、早速授業を聴きました!

1時限目は🇬🇧イギリス最大の外傷センター『リーズ外傷センター Leeds Traumatic Centre』(リーズ教育病院外傷・整形外科 Leeds Teaching Hospital NHS Trust, Department of Trauma and Orthopedics)の二コラオス・カナカリス先生 Prof. Nikolaos Kanakaris (🇬🇷ギリシャ人の先生)。

ヨーロッパでも外傷外科のかなりの名医のようです。

画像1

過去と現在のイギリスの外傷搬送システム・管理・地域連携の問題点と彼の経験を踏まえた上での多発性外傷の講義。『Polytrauma Management』

画像8

どうやら、2010年までのイギリスの酷い外傷救急搬送システムと地域連携を立て直すため、彼が中心となり、地域連携搬送・管理システムを構築したようです。非常におもしろく、日本の医療システムにも非常に参考になるような内容でした。

カナカリス先生。『Trauma and Orthopaedic Classifications 外傷・整形外科分類』という本の執筆者です。

画像2

2時限目は🇨🇭スイス、バーゼル大学外傷科 ピエトロ・レガッツァー二先生 Prof. Pietro Regazzani の『外傷外科手術の質的管理 Quality Management of Traumatic Surgery』

画像3

整形外科疾患などの講義ではなく、『病院内他職種連携の重要さ、外科医のオペ室内などでの他職種に対する態度の改善点、外科症例報告の緻密で正確な記録の少なさ』などの問題点を熱く語ってらっしゃいました。非常に難しく、おもしろいレクチャーでした。

画像10

画像11

画像9

画像4

3時限目は今年100周年を迎える🇪🇸スペイン、バルセロナの最先端病院の整形外科医 フェルナンド・マルケス・ロペス先生 Dr. Fernando Marques Lopez の『人工関節周囲骨折』

画像5

バルセロナ・ビーチ脇にある最新の病院。

“Parc de Salut Mar“🇪🇸🏥

イタリアに行ったら絶対に遊びに行きたい病院を偶然にも見つけました!!

画像6

これは人工関節周囲骨折の分類・診断・治療・リハビリの臨床講義でした。これも日本ではあまりしっかりと勉強した事がなかったので、非常におもしろかったです。

画像15

画像14

画像12

画像13


画像7

以上を踏まえて、イタリアの当病院・大学は、やはり北米の繋がりは、少なからず小さいものの、

ヨーロッパの繋がりと連携は本当に強いものだと認識しました。

🇪🇺EUであることは本当に強いんですね!

BREXITしたイギリスは本当にもったいない

🇪🇺ヨーロッパの臨床医学

ちっともアメリカにも日本にも、

劣らず負けていません!!!

東京にいながら、非常に素晴らしく、実りある一日でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?