教室ではお母さま向けのメンタルワークをすることがあります。

昨年、比較的コロナが落ち着いていた時期に、教室でメンタルのワークをしました。「イライラしない私を目指して」というタイトル通り、自分を客観的に振り返り自己分析をしてもらいました。

おそらく、おかあさまたちにとって自分自身を客観的に見つめることは日々の生活の中にはあまりない経験だったと思います。

いくつもの気づきや発見があったと思われます。

みなさん、めちゃくちゃ真剣でした。

子育てをする上で、自分の怒りポイントを知っておくことや、自分が「嫌悪」を抱く光景やタイミングを知っておくことはとても大切です。それをわきまえておくだけでも子に対する無用な叱咤を避けることができます。

なぜなら、子どもに接する中で、感情に任せて怖い顔で怒鳴りつける、ということはなるべく避けたいものです。

子どもは、お母さんのその姿から、

「気に入らないことがあったら感情的に怒りをまき散らしても良い」ということを学んでしまいます。

子どもにとって「家庭」という場所は、自分らしく居られ、のびのびと安心できる唯一の砦でなければいけません。

お母さんの顔色を常に気にしてビクビクする場所であってはいけないのです。

このことは、子が小さいうちは何も問題がないように過ぎていくことが多いと思われます。母の方が身体も大きくて声も大きくて、知恵もありますから。けどね、わが子が思春期を迎えた時に、大事な事に気づかされることになります。

それから修復するには時間も手間も気持ちも、かかります。

子育てというのは、やっぱり、「自分育て」なのです。

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