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Speaking学習には○○が効果的/ IELTS 5.5 ⇒ 8.0を達成した学習法【2】
【はじめに】
本投稿ではBritish Council公認のIELTSエキスパートである筆者が、IELTSのSpeakingで8.0を取得するために行った学習法を紹介します。
さっそくですが、タイトルの○○に入るのは「要約」
簡単に言うと「読んだり聞いたりした内容を要約して話す」という学習法です。
言語学習は1つの技能に集中して学習するよりも、技能をまたいで学習を行う方が高い効果が期待できるためオススメです。
そして何より、自分が「読んだこと/聴いたことがない内容」について話す/書くというのは英語に限らず基本的に不可能なので、話せるトピックの拡大にも効果的です。
【やり方】
以下、大まかな流れです。
音源を聴く or 文章を読む
録音をして要約を話す (Take 1)
録音を聞いてエラーをピックアップする
修正して再度要約を話す (Take 2)
1つずつポイントを見ていきましょう。
① 音源を聴く or 文章を読む
ここで「音源を聴く」のか「文章を読むのか」はどちらでも構いません。
それよりも大事なのはマテリアルの選定における以下の2点。
適切なレベルと長さを選ぶ
対策したい(興味のある)トピックを選ぶ
まずレベルと長さについて、これは内容を要約するという最も大事な過程が後に控えているので、極端に難しいものや長いものを選んで時間をかけすぎないようにしたいです。
なので、IELTSのパッセージやBBCなどのニュースサイトのように難易度が高いものではなく、自分が難なく理解できるもの(目安として5分以内で終わるもの)を選びましょう。
次にトピックについては、SpeakingやWritingでアイディアや表現が出にくいもの or 自分の興味があるものを選ぶといいと思います。
前者に関しては、アイディアやそのトピックに必要な表現をインプットする意図で、後者に関しては単純にモチベーションの問題です。
もっとも避けたいのは興味も目的もない内容をひたすらこなすことです。(単調になってしまうと学習効果が激減してしまうため)
記事の最後にいくつかオススメのウェブサイトを貼っておきますので、参考にしてみてください。
② 録音をして要約を話す (Take 1)
ここでも大事なポイントは2つ。
ゆっくりでも、エラーをしてもいいので、とにかく最後まで走り切ること
可能な限りReadingやListeningで出てきた単語や表現を使うこと
録音はこれ以降のアクションのためにやりますが、時間がない時はここまでやるだけでも良いと思います。
③ 録音を聞いてエラーをピックアップする
録音を聞いて修正が必要な部分を特定しましょう。
文法や表現のエラー、使い方が曖昧な単語の用法などを調べること。
あとは録音を聴いていて発音が怪しいと思ったり、詰まってしまったりした部分もカバーできるとさらに良しです。
④ 修正して再度要約を話す (Take 2)
前段のステップで修正した内容を活かして再度話しましょう。
余裕があればこれも録音して自分が満足のいく要約スピーチになるまで「修正⇒録音」を繰り返しても良いと思います。
あとは、上級者であればインプットで出てきた表現を積極的にパラフレーズして話してみるのもオススメです。
これで一連の流れは終了。
【おすすめのマテリアル】
最後におすすめのウェブサイトをいくつか紹介しておきます。
- Reading
・News in Levels
・Breaking News English
⇒ 2つとも普通のニュースサイトですが、同じ内容の記事が異なるレベルで書かれているので、最適なレベル感の記事が見つけられます。
・Wikipedia (Simple English)
⇒ 通常のWikipediaよりもボリュームとレベルを抑えたバージョン。いつも通り検索ボックスに興味のあるワードを入力すると記事にアクセスできます。
- Listening
・BBC 6 Minute English
⇒ IELTS学習者の定番。イギリス英語の練習にもピッタリ。スクリプトもダウンロードできます。
・British Council Learn English
⇒ CEFRでレベル分けされたマテリアルが魅力。Readingに使える文章もあります。
・Voice of America
⇒ アメリカ英語を練習したい方はこちら。
【おわりに】
日本で普通に生活していたら英語を話す機会なんて「ほぼゼロ」なので、上記のような練習を取り入れつつ、毎日意識的に英語を声に出す時間を設けましょう。
「学習の時間がとれない」という方も、この学習法であれば複数技能を一度にカバーすることが出来るので一石二鳥です。
1日15分-30分くらい、これをやるだけで3ヶ月後には大きな差がついていると思います。
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ではまた。
古谷 理太
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