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あたたかな愛を未来へ繋げたい

夫とは7年付き合った。
結婚のタイミングとは本当にわからないものだ。これほど長く付き合って結婚するならもっと早めに結婚してしまいたかったと思う。そしたら、コロナがやってくる前に結婚式もできてたくさん旅行もできて子どもももっと早くに・・・
でも、結局のところ何も変わらない未来が待っているということも知っている。自分の人生は何かに定められているのかもしれない。

そんな考えが巡っているのも、今私は自宅で養生中だからだろう。
現在、妊娠6ヶ月で週数的には22週を過ぎた頃。先日の健診で子宮頸管が短いということで”切迫早産疑い”の診断がおりた。今まで妊婦になってから健康に順調だった。仕事も休むことなく行くことができていたし、朝の満員電車に揺られてもお腹の子は一緒に頑張ってくれていた。
ここへきて仕事を3週間弱休むことになった。子のことを考えれば当然のことだが、なかなか選択できずにいた。仕事をセーブしながらでも通勤しようとしていた。仕事に行かないことは思った以上に心へダメージがあるようだ。行ったら行ったでストレスなのに。不思議。

仕事を休むように背中を押してくれたのは夫だった。
夫はいつも私やこの子のことを第一に考えてくれる。今までは自分が少し踏ん張れば乗り越えられてきた。完全に考えが独りよがりだった。今は何よりもこの子のことを考えて日々を過ごさなければならないのに。。
母親としての自覚が欠如していた。子ができた時から夫はあれこれ家事をやったり、お腹に話しかけたり父性がすごい。本当は夫が妊娠してるんじゃないんだろうかと思うほど。
行く時も帰ってきた時も、ハグもキスもしてくれる。ひとりでいることが苦手な私に会社の昼休みに連絡もくれる。毎日、毎日たくさんの愛をくれる夫のためにも、無事に新しい家族を迎えるためにも、私自身が堕ちてる場合じゃない。

未だかつてない休日の嵐で最初の2日は何もしないで過ごした。突然の休みにどうしていいかわからなかったからだ。ゆっくり一人で過ごしてみルト発見の嵐だ。お腹を蹴る凄さ。こんなに沢山動いていたんだね。仕事してる時は気づかなかった。あとは、自分自身と向き合うということ。

今日も、ほとんど何もしてないけど、夫が仕事から帰ってくるのを首を長くして待つ。きっと、帰ってきたらすぐにぎゅっとしてくれる。人のことをこんなにも大切にできる人が自分の夫だなんて前世で私は一体どんな徳を積んだというのだろうか。

妊娠は思った以上に簡単なものではない。体調不良がついてまわり、イライラも涙も自分でコントロールが難しくなる。”おはなし”でみてきた妊婦のようなニコニコハッピーなんてことはない。そして、生きる人間がお腹の中でうごめいている。全ては全てはわからないこと。そして奇跡の連続であること。次回の健診までによくなってますように・・・

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