『冬霞の巴里』その2
またしても長文を書くことになるとは思っておりませんでした。
幸いにも何度か観劇させていただき、たくさんの感想にも触れて、本作品の時間的な、また人物的な奥行きと、作品世界の広がりが進行していく様を見られて、何重にも楽しむことができました。能動的にいろんな感想や解釈や考察を追いかけつつ、公演を見届けられて、とても新鮮で貴重な時間でした。
物語の余白そのものが、作品のテーマとも通じるために、自分だけでは発想しないような「人が他者を、物語をどのように切り取るか」という断片を集めること