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あふれ感想 創作/習作/漫画/舞台FA など

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    自探索者とシナリオの感想たち

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【ヤゼル】HO天才たち

    • 【FRaTRlCiDE】Lead・D・Alloys【FA】

      • 【VOID】無代 正宗(むだい まさむね)

        ※CoCTRPGシナリオ【VOID】のHO1秘匿内容に触れています。 拝啓 ヒトではない魂へ バックストーリー/真容姿 右目はシアン。髪と左目は黒。 鉄仮面。表情に乏しく、声にも感情をあまり感じさせない。特に右半分がぎこちない。 /火傷痕、右半身の義肢、義体。普段は化粧で隠している。 イデオロギー/信念 希望を探している。 誰もが生きることに希望を持てる世界を護る。そのことを、自らの希望としているつもりだ。 /克己  刀は扱えるようになった。唯一今の自分の得た、世界に抗う

        • 『冬霞の巴里』その2

          またしても長文を書くことになるとは思っておりませんでした。 幸いにも何度か観劇させていただき、たくさんの感想にも触れて、本作品の時間的な、また人物的な奥行きと、作品世界の広がりが進行していく様を見られて、何重にも楽しむことができました。能動的にいろんな感想や解釈や考察を追いかけつつ、公演を見届けられて、とても新鮮で貴重な時間でした。 物語の余白そのものが、作品のテーマとも通じるために、自分だけでは発想しないような「人が他者を、物語をどのように切り取るか」という断片を集めること

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          3本

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          Fantasmagorie 『冬霞の巴里』2022.3.25

          冬霞の巴里 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ初日 おめでとうございます。永久輝せあさん主演の復讐譚でギリシア悲劇『オレステイア』がモチーフということで、絶対好き!と喜び勇んで観劇してまいりました。 最高でした。(結論) というわけでお礼と応援に長文感想をしたためておきます。メモをまとめ直したような形でまとまりがないです。 ※作品をご覧になった後で、お読みになることを推奨します。よろしくお願いします。 はじめに モチーフとなったギリシア悲劇『オレステイア三部作』を一読し

          Fantasmagorie 『冬霞の巴里』2022.3.25

          ミュージカル『ヴェラキッカ』2022.1.16

          あのバルコニーからノラの眺めた荘園は、ノラ自身は見ることの叶わなかった、幻の園だ。 私たちが見せた、ノラがそう望むなら、ノラの望んだことをしてやりたいと思うのは他ならぬ私たちだ。 それは、「愛されたいという望み」に「愛してやりたい」と返すこと。「愛せ」と命じられながら、まぼろしの愛にまどろみながら、ヴェラキッカの一族は「もういないその人」を想う気持ちにノラを重ね、確かに愛していた。 ノラ・ヴェラキッカ 愛の容れ物 感想と言うよりこの舞台をこういうふうに解釈しました、とい

          ミュージカル『ヴェラキッカ』2022.1.16

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          ゲーテは謎の女の声が聴こえているということに着想して。 ナポレオンと彼女、ルイと彼女のように、ゲーテと彼女の応酬もあったのではないか、 そしてそれは、ナポレオンの没するより、ルイが不幸の記憶を辿るより前に、 またさらに、ゲーテが『若きウェルテルの悩み』を書いた時だと考えられないか、 といった要素を詰め込んでいます。説明が本当に下手なので結局文字に起こしました。 「人類の不幸」たる謎の女は、『ウェルテル』の劇中にも姿があるし、ルイに「ウェルテルのように自由」と話すことから、勿

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          ミュージカル・ゴシック 『ポーの一族』 2021.1.11

           ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』再演。おめでとうございます。どうにか幕が上がったことへの言祝ぎと、この物語の世界を再び届けてくださったことへの代え難い感謝をこめて、「舞台」ポーの一族という作品についての感想を記します。  初日の感想に宝塚初演時を重ね合わせて取り留めもなく書きました。私が私に証明するために書いていますので、舞台の解釈が偏っているかもしれません。お読みいただく場合はその点大目に見ていただけますようお願いします。 はじめに  宝塚の演目に初めて触れたのが

          ミュージカル・ゴシック 『ポーの一族』 2021.1.11