見出し画像

何のためにやるのか?目的から考える。#124

経営者が必ずやっている自問自答があります。

それは
「何のためにそれをやるのか?」
です。

行動にはすべて「目的」が伴います。
でも、多くの人はこの「目的」を忘れて「行動」をしてしまいます。


そうするとその「行動」が「目的」からぶれてしまうのですね。


昨日の投稿

で書いた、サロンを開業することになった彼女のフライヤーのもうひとつの落とし穴はそこでした。


■~だから~する。

ここにみんながおちいるのです。

「サロンをオープンすることになったからフライヤーをつくる」
「起業したからホームページをつくる」
「情報発信したいからブログを始める」
「ブログだけだと弱い気がするからフェイスブックを始める」

など。


そして

「効果的なフライヤーを書くコツを教えてください」
「ホームページをつくってください」
「ブログの書き方を教えてください」
「フェイスブックの使い方を教えてください」

となる。

でもね、大事なコトはそこじゃないんです。


■何のためにするのか?

フライヤーのフィードバックでも、僕は彼女にこう返信しました。

サロンの紹介チラシであればいいのかもしれないけど、今回に関しては配る目的がわからないと何とも言えないかな。

例えば、
「オープン日のXX日からXX間オープニングキャンペーンで、お試しで30分無料とかXXX円で、XXXが受けられることを伝え来店につなげる」
とか
「オープン日から3日間、オープニングパーティをお店で開催するので、まずそこに来てもらい、見込み客との接点をつくる」
など。

つまり、その目的によって、掲載する内容や文章は変わってきます。
それを誰が見て、どんな行動をしてもらいたいのか?


そこがしっかりと設計されていないと、お金をかけてフライヤーをつくって配布しても
「何も起こらない」
コトになってしまうのですね。


■日々練習する

この目的を意識して行動できるようになると、結果が「劇的」に変わります。

でも、考えてみたら当たり前なんです。
だって、それまでは、目的を意識せずに何気なくやっていたのだから。


つい先日もあるプロジェクトに関わることになり、最初のプロジェクトミーティングがありました。

参加して感じたのが
「ミーティングのために集まったミーティング」
でした。

特にアジェンダも事前資料もなく、集まって
「今日は、XXについて話します」
と始まり、時間になったら
「いろいろ議論できてよかったですね。では、次回は、XX日のXX時に」
で終了。

でも、結論からすると何かが決まったわけでもなく、何も進んでいない。
ただ、みんなで集まって楽しく話せたからよかったね!という感じ。
雰囲気は別に悪くないけど、事業としてはこれだとあまりよくない。

そこで、2回目からは
「ちょっと僕にやらせて」
とアジェンダを決め、目的を明確化し、事前資料をつくってミーティングに臨みました。

そして、ミーティングのファシリテーションもすることで
「おおっ!すごい!今日はなんかピリッとして進んだね!」
と一気に、場も活性化し、プロジェクトが具体的に動き出しました。

2時間のミーティングでも何気なくやれば何気なく時間は過ぎるし、目的を意識して組み立てると、それだけで、物事は動き出します。

なお、こうしたことは、誰でもできるようになります。

そのために大事なことは、日々、自分がやることを
「何のためにやるのか?」
を自問自答してみるコト。

これを反復することで、そのうちに、問いかけをしなくても自然に
「目的志向」
で考えられるようになります。

【経営のレシピ】

行動をする時には
「目的」
を意識する。

その目的のために、どうしたらいいか?を考えて行動を組み立てる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?