その時間が美味しい料理を生み出す #147
青森駅前に「天じゅん」というお気に入りのお店があります。
ここは、東京の割烹料理店で修業を積んだ人が青森で開いたお店。
青森の旬の食材を、美味しい天ぷらにした天丼屋さんです。
さらに、最初はそのままで素材と天ぷらを楽しむ。
そして、途中でお願いするとバナーで炙って
「炙り天丼」
にしてくれて、これがまた絶品!
香ばしさが一段と増します。
思い出しただけで、また食べたくなってきてしまいました。
■食べる時間と準備の時間
この天丼を提供するために、日々、鮮度のいい食材を手に入れる。
それは季節によって、白子だったり、アスパラガスだったり、ホタテだったり。
そして、その食材を開店前から下ごしらえをし、オーダーが入ってから、ごま油で揚げる。
僕らが食べるのは10分ほどだけど、提供するまでにはとても時間がかかっています。
でも、だからこそ、美味しいのですね。
■先日参加したセミナー
先日、開催の都度参加しているセミナーへ行ってきました。
僕のセミナーのロールモデルにしているセミナーです。
講義の内容も、場づくりもとても素晴らしいのですね。
でも、一方で、参加してみて、場の雰囲気やテキストなど、がっかりするようなセミナーもあります。
その差は何か?
それは、やはり
「準備」
にあります。
どれだけ、事前に準備をしたか。
それが、料理と同じように、提供した時のクオリティを左右します。
何気なくやっちゃダメなんですね。
■事前準備が結果を左右する
例えばセミナーも、事前に受講生を想定する。
そして、その人たちが求めていること、顕在化していないけど、潜在的に必要なことを考慮する。
さらに、前のめりになって聴きたくなる工夫をする。
さらに、目からうろこを落として帰るだけじゃなく、行動変容にもつながるきっかけを考慮した構成にする。
こうした準備が大事。
また、講座の構成、時間配分を行い、イメージを持つ。
当日に向け体調やのどの調子を整える。
セミナー直前にリマインドの案内をする。
さらに、当日も、最初の10分の場づくりが大事で、ここに力を注ぐ。
ここまでできたら、あとは、構成したプログラムに沿って進めながら、受講生の状況に合わせて、微調整をしていけばいいですね。
セミナーがうまくいくかどうかは、準備段階で既に決まっています。
もちろん、、セミナー以外のビジネスでも同じです。
あなたのビジネスで
「事前に出来る準備」
「やっておいた方が良さそうなコト」
は何ですか?
【経営のレシピ】
良い食材の調達、下ごしらえ。
その時間が美味しい料理を生み出す。
事前の準備、実施までの配慮。
その時間が、良いビジネスを生み出す。
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