友だちをたくさん連れて戻ってくるんだよ #140

先日、経営塾生とメッセージでやり取りをしていて、そういえば、最近、このことについて伝えていなかったなと反省しました。

起業した人にとっては、とても大事なことです。

■塾生と話していたこと

彼女が主催するセミナーについて、相談に乗っていたのだけど、話の流れ的に
「お金」
の話になったのです。

どうしても安く設定しちゃう。
本当は、ちゃんとした価格を設定したいのだけど、お客さんに申し訳ないという気持ちが先に立ってしまうということでした。

そこで僕は彼女に

ビジネスにおいてお金は循環させるもの。
また、お金という体力があって悪いことはない。
だから、しっかりと稼いで自分の夢のために、さらに、お客さんのために使ってね

ということを伝えました。

彼女にとってはこの
「お金は循環させるもの」
という視点が今までなかったので、すごく新鮮に感じたとのことでした。

■継続するための体力

起業したら「継続」することを考えなければなりません。

だって、例えひとりでもあなたのサービスが必要としたお客さんができたのであれば、そのサービスがなくなったら困りますよね。

そして、継続するためには
「お金」
という体力が必要になります。

だから、まずは、最低限、継続していくために稼ぐ。

■さらに入ったら送り出す

さらに、利益が出始めたら、もちろん、将来のために貯めておくことも大事だけど
「世に送り出す」
ことも大事。

自分の事業に必要なモノを買ったり、未来に向けて投資をしたり。

だから
「お金の使い方」
も考える。

僕が企画・運営に関わっているプロジェクトでは、いろんな人を呼んでのイベントが月1回あります。

例えば、そこで出す飲み物やお菓子。

普通にコンビニやスーパーで買うのもいいけど、そのプロジェクトメンバーがコンビニ経営もしているので、そこから買う。

そうすることで、普通の「商行為」として、そのメンバーの売上に貢献できる。
また、事業計画を見て、1年後、2年後を見越して、先行投資しておいた方がいいものにお金を使う。

これが生きたお金の使い方であり、循環です。

■かつて僕も教わりました

実は、これは僕も昔、ある経営者から教わったことです。

かりやさん、お金は手元に置いておいちゃいかん。
『お友だちをたくさん連れて戻ってくるんだよ～』
と言って送り出すんだよ。

そうするとな、本当に、友だちをたくさん連れて戻って来てくれる。
そしたら『おお、よく返って来たな』と感謝してあげて、また送りだすんだ。

と。

これを聴いた時に、僕自身も、お金に対する視点や考え方が変わりました。

起業したら、それまでの消費者としてのとらえ方、視点から、経営者としてのとらえ方、視点に変えていく。
ぜひ、今日の記事は何度も読み返して、意識に定着させてくださいね。

【経営のレシピ】

継続させるために「お金」という体力は大事。

また、お金は滞留させずに、
『お友だちをたくさん連れて戻ってくるんだよ～』
と送りだし循環させる。