タイムマネジメント力を高めたい人のためのガイド #156
難しそうに思えることも
「要素を分解」
するとやりやすくなります。
クライアントと話していると、みんな
「大きな塊のまま」
考えるから
「どうしていいかわからない」
状態になってしまうのですね。
■タイムマネジメントを分解してみる
タイムマネジメントに関する悩みの代表的なものは
1.気がつくと期限が来ていて終わらない
2.やるコトが多すぎて溢れている
3.計画は立てるけどその通りに進められない
などです。
でも、これをそのまま考えても、改善方法は出てこない。
「頑張る!」
という根性論になっちゃう。
そして、根性論で解決出来たらいいけど、解決できないから悩むのですよね。
そこで、タイムマネジメントに関係している要素を分解してみると
「タスクの全体量をコントロールする」
「優先順位を決める」
「時間見積り」
「時間を決める」
になります。
では、それぞれについてもう少し見ていきましょう。
1.タスクの全体量をコントロールする
時間は有限です。
だから、こなせる
「タスク量」
も有限なのです。
まずは、ここが大事。
タイムマネジメントがうまく行かない人は、まず、ここのコントロールが出来ていない。
部屋の中の荷物や洋服と同じです。
欲しいものを買い続けて行ったらどうなりますか?
部屋の中がものや洋服であふれちゃう。
その時に、どうしますか?
物を減らしますね。
捨てたり、メルカリで売ったり、誰かにあげたり。
だから、
「新たなタスク」
が増えたら、減らさないとダメなんです。
つまり
「やること」
を決めたら
「やめること」
も決めるのです。
2.タスクの優先順位
そのためには、タスクを
1.優先度が高いもの
2.自分がやらないとダメな重要なモノ
で整理して優先順位をつけておくのです。
そして、新たにタスクを増やす時は
1.優先度が低いものをやめる
2.自分がやらなくていいものはアウトソースして人に任せる
など優先順位が低いものから、タスクを減らすのです。
この優先順位をつけていない、そして、「やめる(減らす)」ことをしないから溢れていきます。
3.時間見積り
そして、ひとつのタスクがどれくらいかかるかの時間見積りをする。
これをしていない人も多い。
正確には
「わからない」
ことが多い。
特に初めてやるコトは。
でも、その時でもまずは
「大体これくらいかかるだろう」
と予想を立て、実際にやってみるのです。
すると
「予想通り」
「予想より早く終わった」
「予想より時間がかかった」
のどれかに分かれます。
そうしたら、次にやる時はより
「精緻な時間見積り」
ができるようになりますね。
4.時間を決める
例えば、ブログを見たり、フェイスブックを見たりする時。
時間を決めておくのです。
10分だけ見るとか。
そうしないと、ずるずる時間が過ぎていきます。
タイマーを使う人もいます。
10分たったらアラームが鳴るようにしておいて、なったらやめる。
ずるずるやらない。
ぜひ、この4つのポイントを意識してみてください。
少しずつ、タイムマネジメントができるようになります。
【経営のレシピ】
タイムマネジメントをうまくできるようにするガイド
1.タスクを増やしたら、タスクを減らす
2.そのためにタスクに優先順位をつけておく
3.タスクの時間見積りの精度を上げていく
4.時間を決めて行動する
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